エセ歯周病治療医に警告する！インプラントに偏った治療計画をするなかれ！

今日は（も）かなり怒っています。

エセとしか言いようがない、歯周病治療するＤＲの話を聴いたからです。

そこでは何をするのか知りませんが、完全自費で歯周病治療をするとか言う事で、治療に取り掛かっているそうですが、残す歯とそうでない歯との判定に対して、私は完全に異議があります。

余りにも酷いので、今日書く事にしました。

上顎の臼歯部が歯周病に成っていて、抜歯しなければいけない状態になっている歯がある事には異論はありませんが、その計画が再生療法をすればまだ残せそうな歯まで含んで、臼歯部全部を抜歯して、サイナスリフトをしてインプラントしましょうと言う計画だったそうです。

患者さん側からだけの言い分なので、正確性に欠けるかもしれませんが、歯科用ＣＴも診て、その上での事だと言うので、私は強い義憤を感じました。

異論の1は、残せる歯まで抜歯する計画である事、その２はサイナスリフトと言う難しい手術の適応基準ではない患者さんではないかと言う事、その３は残せる組織に対して余りにも負担を掛ける、組織が退縮してしまう計画ではないかと言う事の３点です。

はっきり申し上げて異常な計画、歯周病治療とは名ばかりで、インプラントに偏っているだと私は感じました。

その程度の腕しかないＤＲがインプラントに手を出す事、サイナスリフトをしたがる事に、私には物凄く違和感があります。

今の現状を象徴するような考え方でしたので、見逃す事が出来ないと考えて、今日義憤で書いています。

今、歯周病治療の浸透が絶対的に足りてない、そのくせインプラントだけはしたがる、それを見事に具体的に見せてくれている、と私は言い切ります。

最近出たばかりの本ですが、日本臨床歯周病学会編集の「歯周病患者におけるインプラント治療の実践」と言う本で、徹底的にキチンと学んで、更に言えば歯周病治療をチャンと修得してほしい、と私は断言します。

実際の話、今日本中でこう言う安易にインプラントに流れるＤＲが物凄く増えていると危惧していましたが、正しくその通りでした。

それでも、自称歯周病治療医を名乗っていると言うのですから、はっきり申し上げて呆れます。

ふざけるな！と私は叱りつけたいです。

具体的に誰かは知っていますが、それは書けません。

城南地区でいい加減な事はしないで欲しい。

私は眼を光らせています。

インプラントでも歯周病でも名ばかりで困った偽者が跋扈しています。

患者さんは自衛されるしかありません。

お気を付け下さい。


ＰＳ．もう直ぐ、季刊「歯科医療」最新号が出ます。昨年のフローラルインプラントチームセミナーの特集号、インプラント症例を増やすための色々な事が書いてあります。その内容は上記のようないい加減ＤＲにこそ読ませたいものです。しっかりとした話が書いてあります。私はエディターとしても参画していますので、全部読ませていただきましたが、今回も非常に学ばされる事がありました。真摯に取り組んでいる姿勢が、とても好きです。今号は今後のフローラルのセミナーのテキストブックと成る事でしょう、将来的には本になる可能性も非常に高いです。勿論、私も即時荷重の事を一所懸命にまとめて書かせていただいています。本当に真面目にインプラントを学びたい先生方に、是非お勧めします。宜しくお願いします。