この患者さんは、処置後ほぼ9年経過しています。
インプラント治療の中では、長期経過症例とされています。
患者さんの感覚からしたら9年程度、でもこの業界では長期経過症例になるのです。
何故か?
その答えは、本当に9年程度、いやそれどころか5年程度で治した良い状態を維持出来ている、変わらないことは、まだまだ報告されている数が圧倒的に少ないからなのです。
患者さんからしたらインプラントの様な高額な手間暇掛けてした治療は、当然長持ちする、一生使えると期待されるのでしょうが、実は実態はまだまだ殆どそうではない、のです。
嘘ではありません。
現実に、他の先生とか色々な所で私が提示している症例に伍する症例を提示出来る方が世界的にもまずいないんです。
嘘だとお思いなら、どうぞこの写真のコピーを持って行って色々な先生の所を回られて下さい。
9年経過している症例だと信じて貰うことはまずないでしょう。
もし匹敵する症例をお持ちの先生なら凄いです。
しかし、その場合でも1回限りの手術で最初から仮にでも歯が固定式で入れることが出来ますか?と質問してみて下さい。
まずYes、と答えられる先生を探すことは、我が恩師DRラムとその教え子で腕の立つDR以外ではあり得ません。
9年も経って、たった1回の手術でこれだけ審美的に治し、そしてその状態が変わらない、歯と歯の間の歯茎が際立ってシャープに、まるで天然の歯のように造り上げられている、造成されているのは、現代インプラント治療の常識を遙かに超えているモノなのです。
私は自慢したい訳ではありません。
恩師DRラムの教えの正しさ、結果が出ていることを、条件が厳しく難しいと言われている日本人でも出せていること、を言いたいだけです。
薫陶を受けて14年、ひたすらにDRラムの教えを守り、日本人でも出来るように改善改良に取り組み続けて来た、DRラムの考えの正しさを出来の悪い弟子だと自称している私ですが、それでもこんなにちゃんと出来る、と証明したかったのです。
DRラムの教え、それこそ低侵襲外科であり、ステイブルな組織、安定している生体組織にインプラントをキチンと置けば綺麗に治る、と言うモノです。
その具体的方法を、私は2003年に授けられ、ただただ一心に精進して来た、その結果がこの写真です。
1回限りの手術、最初から綺麗に固定されている歯が入る、殆ど切り開かないで治す、従来の常識を遙かに超える短期間の治癒期間、これ以上のモノはない、と初めて見せていただいた時、電撃に打たれたように確信しました。
その確信が正しかった、と今はホッとしています。
そして、教えを授けられた者として、この治し方をもっともっと普及させて行こう、と誓い、宣言致します。