私は、知りたいことを知る為の勉強をすることは厭わない人です。
それは結局、患者さんの治療に反映し、他では救えない患者さんをお救いすることが出来る源泉になるから、です。
その為に、申し訳ないのですが、診療時間を時に調整してでも、勉強の時間を確保させていただくこともあります。
これは私の考え方なので、人に強要する気はありません。
しかし、雛鳥のように、親からエサを与えられるのをひたすら待っているかのように、情報は知りたいけれど自分から自分の患者さんの診療時間削るのは嫌だ、知っているなら教えてくれたって良いだろう、と言うスタンスの方は私は苦手です。
自分は患者さん受けの良いこと一所懸命して、良い情報は人から与えられるのを期待する、と言うのは、情報を得る為に努力している人に対して失礼だと思うんです。
だから、私の場合には、セミナーの費用を払うことを厭いませんし、時間を作ることも厭いません。
貴方の所は、患者さんがいて、営業出来てて数字も上がっているんだろうから、そんなにケチケチしなくて良いじゃないか、と言うのは違うと思います。
それによそ様からはどう見えているのか知りませんが、隣の芝生が緑に見えるだけで、そんなに楽に仕事している訳でもないし、楽に数字上げている訳でもありません。
言いたくはないですが、診療ばかりしている先生方と違って、こちらは時間割くし、費用も掛けるし、動き回る体力、体調管理も大変だし、診療時間少なくなる分、集中して仕事しているから、その量と質は大変なんです。
仕事、勉強、家族との時間、で3分の計、で相当に工夫し、時間とかも作り、時には睡眠時間を調整しているんです。
そうやって、初めて知りたい情報とか真実の、本当の情報を得られて、その上で自分の臨床が成り立っているんです。
伊達や酔狂で、世界の最先端中の最先端を争う仕事している訳ではありません。
それなりに本当のこと、真実を知りたいなら、自分で掴みに行かないと、と私は思います。
上澄みで、私の話しだけ聞いても、本当の意味では身になりはしないと思います。
時間がとか都合とか、色々と言い訳ばかりするのは、失礼ですが甘えている、と思います。
それでは、絶対に現状維持程度の仕事しか出来ない、と思います。
現状維持は、時間経過の中で見れば停滞ではなく、後退です。
何故なら、時代は時間と供に進むからです。
自分では現状維持のつもりでも、相対的に後退しているんです。
だから、勉強はし続けなければならない。
世の動きを知り、この先どうして行かなければならないのか、を考え努力する。
自分から頑張らないで、どうして道が開くでしょう。
求めよさらば与えられん、叩けよさらば開かれん、は人類創世の頃からの格言ですよね。
西暦2016年の時間が経っても、そこを分からない方が多い。
残念です・・・