かなりやばいことを書きます。
私は、団塊世代、特に男性陣には、健康に気を使って貰うことなく、脳疾患、心臓疾患等何か重大事項があれば、そのまま出来る限り痛みなどのない状態にだけして差し上げて、安らかにあちらへお送りするようにすることが良いのだろう、と考えを改めるようになって来ています。
上記の方々に何かが起きて、それこそ寝たきりとか、重度介護高齢者になったら、その負担に耐え切れず、我が国が根底から倒れてしまうだろうから、と言うのがその理由です。
そのことをお上も気が付き始めているからこそ、入院とか公的な所で預かるのではなく、在宅へ在宅へと誘導している、と推察しているからです。
在宅で、何か重大なことが起こる。
そうして、医療側の手は圧倒的に足りません。
となれば、悲しい現実ですが、間違いなく救命救急は間に合いません。
在宅へと言うシフトチェンジは、完全には医療側、介護側が面倒見れませんよ、だから、ご家族親族、お家で面倒見て下さいね、そして、申し訳ないけれど、医療のマンパワーが足りなさ過ぎるので、救命救急は運が悪いと間に合わないかも知れませんが、と言うことにするんだろう、と私は考えています。
つまり、一番始めに書いたように、安らかにあちらへお送りする方針が暗黙の裡に決まってしまった、としか考えられないんです。
言い換えるなら、今後は益々自分のことは自分で何とかしないといけない、そう言う時代に成った、と思います。
前にも書きましたが、私は開業前20年以上前、介護現場の現場にいました。
毎週特養に往診に行き、歯科治療に当たって来ました。
そして、その中で介護医療の現場に色々と思う所があり、泊まり込みのボランティアを2回させていただきました。
男性の入居者の方だけでしたが、清拭もしましたし、ベットメイキング、お風呂介助、食事介助等々、日常業務の全てを体験させていただきました。
お蔭様で、ここまでしに来た先生は初めてです、と職員の方々にしきりに感心されました。
それも、2回目に行ったから、又来られたんですか、とビックリされてました。
その時に、私はある程度本気で、この世界に骨埋めようかな、と考えたりもしました。
しかし、その考えは取り返しの付かない悲しい出来事、生涯の恩師と仰いでいた方が亡くなる、と言うことが起きたことでなくなり、今の道、外科医としてインプラント、歯周再生、親知らずの低侵襲抜歯等々の方向に運命付けられることになったんですが・・・
でも、私の心は、そちらにかなり残して来ています。
言い換えるなら、今の道を継ぐ有望な方々が沢山沢山生まれたなら、何時かは戻ろう、と決めております。
そう言う個人的経験上、男性高齢者のお世話は大変です。
男手がなければ無理です。
でも、団塊世代をお世話しなければになったら、誰が生産活動をしてくれるんでしょうか?
絶対に物理的に無理です。
だからこそ、最初に書いた予測をするんです。
男は、現役退いていつもいつも家にいたら、カミさんにとって世話しなければならない大変な存在でしかない、と言う現実を知るべきだ、と思うんです。
そうならない為には、自分のことは自分で、そしてできる限り生涯現役しかない、と私は思ってしまいます。
しかし、現実の団塊さん達は、真逆の動きをしています。
現実見ない団塊らしい、とも言えます。
仕方がないので、私が出来る助言は、万が一の時には安らかに旅立たせてくれ、過剰な救命医療は要らない、と意思表示をして置くこと、と明言します。
次代、さらにその下の代の為に、礎になって下さい、と言うことです。
口が悪い私は、反面教師としての役割を全うして下さい、です。
過激過ぎる考え方だと思いますが、本当にこの国が潰れない為、次代が更に下の代が蘇る為に、です。
私は良い人ぶって綺麗ごと言うのが出来ないんです、すみません。