親知らずの抜歯は腫れる、痛い、と殆どの方は嫌がられます。
私も、自分が患者さんになった時とか、自分の家族、身内の手術とかで、腫れたり痛んだりさせるのは、とても嫌です。
ですから、私は患者さんに辛い思いをさせない腫れない、痛くない低侵襲な手術をすること、に一所懸命です。
こう言う骨の中に横になって埋まっている親知らずは、痛い、腫れるの典型的な例です。
時間も掛かりますし、患者さんは麻酔が効くんだろうか、と不安で一杯になられることでしょう。
で、次の日の患者さんのお顔の状態です。
何とか、これぐらいにできました。
幸いこの患者さんは忍耐強い方でしたので、痛くないし腫れもない、と言って下さいました。
何よりも私が嬉しかったのは、普通の日常生活に支障をきたさないで済んだ、と言うことです。
歯科の手術程度のことで、仕事を休むことになったり、家事できなくなったり、お出かけを取り止めにしなければならないのは申し訳ないことですから。
インプラント手術でも同じです。
この方は、最初の方同様の親知らずの抜歯と、更に手前の大臼歯部の抜歯即時荷重インプラント、と実は上顎の親知らずの抜歯まで同日に行ってます。
お顔の写真はやはり翌日です。
何とか、腫れ痛みなくできてるようです。
審美的な部位、前歯でのインプラント手術では、特に腫れたり痛んだりさせては患者さんが困る所でしょう。
この方は、私もかなりシビア―だな、と思った駄目になったインプラント撤去同日の即時荷重インプラント手術をしました。
審美部位ですから、女性の方は特にとても気になられる所です。
細心の注意を払い、精密で丁寧な手術を行いました。
お顔は翌日の状態で、腫れたり痛んだりしてない、と喜ばれました。
親知らずの抜歯にしろ、インプラントの手術にしろ、それができること自体が凄いことで、それに伴う嫌な状態が起こることは、残念ながら余り触れられていません。
嫌な言い方をすると、裏に隠していて見せないようにしている、と言う感じすらします。
でもそれでは拙い、と私は思うんです。
正直、私だって痛いことされるのは嫌です。
自分の大切な人、母、細君、子供、身内には、自分がされるよりもっと嫌です。
だから、私は自分は施術医になった時には、腫れたり痛んだりする手術をしないように、手術後麻酔が切れても、あれ何ともない、と言って貰えるような低侵襲な手術がしたいです。
特に、女性の患者さんは容貌の悪くなるようなことは絶対にしたくないです。(男性ではしても平気、と思ってる訳ではありませんので、誤解のないようにお願いします。)
幸い、私自身は今日お出ししたような成果、結果を出せる手術、処置ができるようになって来ています。
勿論、精進の途中だと思ってますので、更に頑張って参ります。
そして、私の野望は、こう言う手術が世界的な標準になること、です。
残念ですが、巷ではまだまだ親知らず抜かれたら腫れた痛んだとか、インプラントしたら腫れて痛くて、会合に出るのを止めた、と言うお話を聴かされます。
そんな手術が少なくなり、患者さんにとって親知らずの抜歯、インプラントの手術が気の重いモノにならない社会を実現したい、と願っています。
親知らずの抜歯、インプラント、歯周病の再生療法、骨、歯茎の造成・再生手術などでお悩みの方、どうぞご相談にお越し下さい。
必ずお力になれるようにします。