大森インプラントクリニック松元教貢歯科医院腫れ痛みなく早く、骨不足でも骨ができて直ぐに歯が入る幸せのブログ

松元教貢歯科医院は骨が不足で骨造りしても腫れ痛みのとても少なく早く治せる方法をしてる即時荷重インプラントパイオニアです。

緩和ケアの大切さを教えてくれる、お勧めできる本です。

2019年10月07日 | 患者さんの知らないンプラント業界の話


今SNSで著名な幡野さんの推薦文に惹かれて、拝読しています。

この本を読むと、20年以上前にベストセラーになった「病院で死ぬこと」と言う本を思い出します。

あの頃、私は西台のダイエーの中の診療所で働いていました。

そして、私の考えで待合室に置かせていただきました。

ところが、患者さんからクレームが来て、下げることになったのです。

あれから20年以上。

いまだに医療の現場で本当に起こっていることは、患者さんとその家族に知られていませんね。

この本も、そのことを思い知らせてくれます。

何故、本当のことは伝えられないのでしょうか?

人は必ずいつか誰でも死にます。

その時にどうしたいのか、そして、その意思を持っていても叶えられない現実。

特に今回の本では、痛み、辛いこと、身体だけではなく、メンタルも痛んで辛いのだ、と言うことを教えてくれます。

でも、直ぐに死んで楽になれる訳ではない、と言う厳しい現実、現場。

その時を迎えるまで、どう身体も心も安寧に過ごすのか?

それには、どう考え、心を決め、残りの人生を生き抜くのか、を真摯に問い詰めている本だ、と思います。

私も、30前にB型の劇症肝炎で死にかけましたが、あの時は早く楽になりたい、ああ俺はこのまま死ぬんだな、まあいいか、とおぼろげな頭で思ってました。

あの時の苦しさ、辛さ、鉛のように重い身体、と言う言葉の表現すら軽い、と感じるくらいでした。

死にそうに苦しい思い高熱の風邪で動けない、身体が重い、と言う感じでした。

余りの辛さ、苦しさで、早く楽になりたい、死ねるなら死にたい、早くしてくれ、と考えたりしてましたね。

何しろ、幽体脱離して、寝てる自分の姿を上から見ましたし、地獄巡りもさせられましたから。

地獄巡りさせられ、知ったことは、死んでも決して楽にはならない、なれないんだな、特に自死は絶対に駄目なんだな、でした。

で、3%もない生還率で助かって生き返り、今まだ生きてます。


生かされたからには何かしなければならないんだろう、と思って、今まで色々として来ました。


そして、又こう言う本と出会い、私の道を強く考えさせられました。

人は誰でも皆んな、楽しく生きたい。

生きて良かった、と思って死にたい。

何かを残して逝きたい。

と言うことだ、と思います。


長い短い、ではなく、質、中身、本質。


そこの所をぶれずに、患者さんに辛い思い、苦しい思いをさせないように、早く楽しめる日々の生活、お仕事に戻してあげられる。


そんな医療人でありたい、です。