インプラントの問い合わせのメールが、良く来るのですが・・・

残念だが返答しようがないメールがよく来る。
例えば以下のようである。

”インプラントを考えているのですが、上1番2本ぐらぐらの状態　上左4.5番もぐらついている　上右4.5番欠損　下左は、奥歯有り　その他の歯は、欠損　6本ぐらいを、インプラントをと思っております。概算費用と通院日数を、教えてください。”

この患者さんはこれで通じると考えているのであろうが、これでは返答のしようがない。
口腔内の現状が何にも分からない。
患者さんは素人なので仕方がないかも知れないが、費用と時間しか気にしていない事からも、治療内容にこだわりがない事が質問で分かる。

失礼だが、患者さんが考えているだけで治療が終了する事など100％存在しない。
歯周病の状況、どれだけ歯を残せるか、どう言う歯の状態で何処まで治療しないといけないか、これでは把握の仕様がない。

インプラント治療は総合治療である。
そこだけ治せば良いというものでもなく、又長期的な安定を考えるなら、患者さんが指示している所のみの治療で良い筈がない。
失礼だが、インプラントになるお口をしていると言う事は、それだけ他の所、歯や歯茎も治療の必要性大なのではなかろうか？

こう言うことを考えない患者さんは、非常に治療が難しい。
自分は全部把握している、と考えているからだ。

真剣に考えているならば、時間を作って、キチンと目的のDRの元を訪れ、具体的に話し合うべきだ。
それ以外では、何にも成らない。
その事は、はっきり自覚して欲しい。

自分の知りたい事だけを、少しの要領で都合よく知りたいという態度では、真実を知る事は出来ないだろう。

まずは真面目に成る事。
素人である事を自覚する事。
プロを尊重する事。

インプラントの説明を具体的な画像付きでしています

具体的に説明していますので、ご興味のある方は以下のページをご覧下さい。

http://www.implant.ac/implant_html/tokyo/matsumoto/shinsatu.htm#3dxです。

この中で、私がしている治療の画像も少しですが、出ています。
専門家の方にも、多少はお役に立つかもしれませんが、いつも申し上げているように危険ですので、真似する事はお勧めしません。

確実に自分なら出来ると確信出来る方のみ、真似して下さい。
それでも多分成功率80%越すのは厳しいと、私は推測しています。

因みに私は98％成功させていますので、紹介で出している症例が特別ではなく、普通にしているものです。
そこを勘違いしないで欲しいと思います。

ここで紹介している治療方法は、私個人にとっては７年近く前の方法です。
今は、もっと進化させており、DRラムの影響でしているものではありません。

かつての集大成的なものしか紹介していません。
今の方法は、もっとMIで、もっと小さく患者さんに楽な、綺麗に治せる即時インプラント治療をしています。

時代の風が、こちらに吹いて来ている事は、疑いようがないと宣言します。

インプラントを安易に考えてはいけない！

インプラントが一般的になるに連れて、それが既に完成している、安全な治療方法であると、安易に受け止められている風潮が広がっているようで、非常に危険であると思います。
昨年は、即時荷重、即時インプラントが流行し出し、我も我もと出来ると宣伝がだいぶされていました。
今年に入って、インプラント治療の安全性とかが世界的な流れで、見直しの時期に成っています。
これは明らかに、昨年まで行け行けで治療して、何でも出来るとばかりにDRや企業が走ってしまった反動であると判断出来ます。
世界で今、かなり深刻な失敗例が広告され出して、某メーカーが相当批判の矢面に晒されています。
遅ればせながら、日本においても反省の時期に成っており、行過ぎた治療を回避すべきであると、主張するDRも出て来ています。

しかし、従来の行け行けの雰囲気は、一度出来上がると簡単には変えられません。
しかも、それが患者さん側の方の意識で浸透しつつある事に、非常に危険性を感じます。
どう言う事かと言うと、インプラントは上手く行くものである、成功して当然で簡単なものであると言う意識が広まる事が怖いのです。
患者さんは、やはり素人さんですから、自分達で正確に診断出来ません。
その判断で、安易に治療を受けてしまうと、例えばオペ後のメインテナンスとかを真剣にやらず失敗する可能性が、物凄く高まるという事なのです。

特に、即時荷重、即時インプラント等は、その典型です。
オペ後のメインテナンスが守れない方が、必ず大きなトラブルを引き起こします。
即時インプラントでのトラブルは、必ず大きな骨の喪失を伴います。
こうなるとリカバリーはとてつもなく大変です。
私は幸い、DRラムに教えを授かり、危険を回避する方法を知っていましたが、どうやら昨今即時インプラントが忌避され出しているのは、そこら辺に理由があるようです。

黙って見ていられないので、それを回避する方法だけは告知しましょう。
重要な事は、噛み合わせの調整です。
オペの翌日、翌々日、時には毎日でも来て貰って、絶対にインプラントが揺れない様に調整する事です。
それも必ず、水平の時と座った時で調整する事、これしかありません。

某有名DRは、オペ後1週間来院させないそうで、アメリカンスタイルは結構ですが、私には怖くて出来ません。
従って、私は彼らのようにバカバカ埋入してネジで仮歯を止めるような、技工士任せの治療は出来ません。
その為、私は彼らほど1000本とか2000本とかは出来ませんし、しようとも思いません。
それでは、私には管理出来ないと明言します。
うちの限界は5～600本でしょう。
これ位なら、即時インプラントをほぼ毎日すれば、私の目が届きます。
本当にしているから出来る発言であると、分かる方は分かる事でしょう。

これ位細心の注意を払わないと即時インプラント始め、インプラント治療は上手く行かないのです。
他にも、沢山手数がありますが、逆の意味で危険なので言えません。
要するに、下手なDRが物真似するからです。

インプラントは簡単ではありません。
特に即時荷重、即時インプラントは難しいです。
例の林先生のも、他のインストラクターは楊春先生は出来るけど、真似はしないで下さい、と釘を刺すくらいですから。

私のも同じです。
私やDR.ラムは出来ますが、真似では出来ないとご注意致します。

礼儀、仁義、倫理を重んじているインプラント治療

インプラント治療が一般的に成るにしたがって、幼稚な患者さんも増えて来ている、と感じます。
まず、人としてチャンとした事が出来ない。
自分で電話して来て、いきなり自分の事ばかり話し出す方が実に多いです。
何故、一言今宜しいですか？と聴けないのでしょうか。
やっと電話して来たその気持ちは分かりますが、その時間がオペの真っ最中で、誰の手も抜けて欲しくない時に電話が鳴る事があるのです。
電話が鳴っていれば当然うるさいですから、誰かそばのスタッフが出ます。
しかし、実はオペされている患者さんの為に、皆が心を集めて一所懸命にオペを美しく早く行い救おうとしている、ど真ん中であるかも知れない、と考えて欲しいのです。
失礼ですが思い詰めていて、行動に移して頂くタイミングが間が悪い方もいるのです。
反対に、不思議とタイミングの凄く良い方もいます。
何でそうなのか、分かりませんが、明らかに運の良い方と悪い方がいます。
当然、運の良い方の方が治りも良く、楽に治って行きます。
見ていると、どうも礼儀や仁義、倫理観のある行動をされている方が、やはり運を持っているとしか言えません。
その第一歩が、電話口でまず一言、今宜しいですか？と気遣いをして他人を思いやる事のような気がして成りません。
何事に置いても、全く同じであると、私は感じます。
まず、マナーを知り、自ら実践する事。
自分だけの事しか考えないのは止めて、人の事をも自分と同じように考える。
その為には、その相手の立場に立って見る事だと考えます。
当院のスタッフは、私と違い皆優しいので、電話に出てしまうと、優しく対応しだしてしまうのです。
これが、人手が足らなくなりオペが滞る事に直結して、非常に困っています。
問い合わせが毎日何本も掛かってきてしまっている事を、自分と同じような方が何人もいるんだと言う事を知って欲しいと思います。

お願いを繰り返します。
電話をして、相手が出てくれたら、まず一言、今電話しても宜しいですか？とお聞き下さい。

ネットの中でのインプラント治療

ネット内でインプラント治療が、患者さん達、素人さんが語る事が増えて来ていますね。
その内容を読む度に、愕然とする事がしばしばです。

いまだに古臭い考え方で、治療しているDRが沢山おり、しかもそのDRが大学病院とか大きな病院で責任者であって為に、自分がしている事は先端であると信じ切っていて、改善する気が内容ののが分かるからです。

大きな組織で人の上に立ってしまうと、偉くなった事が確信出来、それで自分が偉いと勘違いしてしまうんでしょう。
勿論、中にはそうじゃない方が多いでしょうが、勘違いしている方もまたいます。

残念ながら、外の世界を知らず、自分達のヒエラルキーでのみ序列を形成してしまい、それ以外の価値を認められなくなっている事は、大変に危険であると明言します。

一介の開業医でも世界をリードしているDRもいる事を、彼らは認めようとしません。
そして、患者さんに自信を持って説明しているんですから、始末におえません。

はっきり言いますが、そりゃあなたに今出来ている事でしかなく、それ以上のレベルがある事を知らないだけでしょうと。
それを世界レベルと言うのは、如何なんでしょうか。
でも、外の世界を知らないんだから、仕方ないのかも知れません。

巻き込まれる患者さんが気の毒です。
もっと外の世界を知り、真剣に努力すべきでしょう。
大きな病院だから、それで正しい時代は終わっている事を知り、学び直す事を強くお勧めします。

勿論、患者さん自身も大学病院とか大きな病院の権威主義を改め、開業医でも飛び抜けているDRがいる事を知って欲しいと思います。

今更、抜歯して傷口治るのを待ってから、GBR骨造成したり歯肉造成してインプラントは古い！と知って下さい。

インプラントに限らず、幸運をつかめる人、つかめない人とは？

意志の薄弱な方、コロコロ予定を変更する方は、まず幸運を摑めません。
運のある方は、不思議とタイミング良く波長が合って治療が進み、治り方も良く、上顎であろうと難なく治療が進み、僅か3ヶ月足らずで治療が終了する事も、まま有ります。

自分が、幸運を摑み掛けているのに、それを手放す方が実に多いです。
そう言う方の特徴は、目の前の幸運を信じ切れず、そのくせ、又何処かに幸運があると信じて余所見をして目の前の幸運を逃がすのです。

結果的に言うと、自分自身に上手い話が転がり込んで来て、ラッキーな人生を歩める事を望みながら、その事を実は信じていないと言う、アクセル踏みながらブレーキ掛けている方が、目の前の幸運を逃がします。

まず、幸運に成れる事を信じて、何でも経験であると覚悟して勇気を持って踏み出せる方、そう言う方が幸運を引き寄せる方です。
正直に言って、世間一般的に、幸運な方は非常に少ないと思います。
わざわざ目の前に来ているのに、尻込みして行動しないからです。
行動する事でしか、運は開きません。

考えているだけでは、何も変らないのです。
変えるには行動あるのみです。
そこで腹を括れる人物が、運を摑むのです。

絶対に間違いないと言うものは、インプラント治療には存在しません。
成功率は97％以上と言いますが、3％弱は失敗するのです。
それが何処で起きてしまうかは、誰にも分かりません。

その時に97％を信じて行動出来るか、3％を心配して怖気ずくか、道は２つです。
勇気を持って立ち向かえる方には、幸運が微笑むでしょう。
疑いながら、迷いながら、消極的な態度でしか治療に取り組めず、どうなるんだろうと心配していると、それは現実に成るでしょう。

こうすれば良いと言う事を、チャンと守り、予約もキチンと取って、その通りに治療に来れる方は、幸運に守られるでしょう。
お天道様が見ていて、真っ当な方に運がやってくる、としか私には言えません。

人に迷惑掛けていませんか？
我儘な事していませんか？
あなたの行動は倫理的に、良い事ですか？
患者さんだからと言って、DR,プロに甘えていませんか？

自立しない方は、誰が頑張っても救えません。
まず、自分自身で心正しい人に成るように努力しましょう。

志あるインプラント治療、時代はMI即時インプラントへ

世界は変化しています。

インプラント治療は、今やかつてのようなハードなオペを何回もする時代に終焉を告げ、MIの方向にシフトしています。
しかし、今も尚、昔の技術をひけらかすような治療が、席巻しているのも事実です。
はっきり申し上げて、終焉を迎えて最期に燃え盛るローソクの炎のようなものと言えるでしょう。

時代は大きく変ってしまいました。
昨年2006年はその黎明の時であったと、未来の人々から邂逅されるようになるでしょう。
今年2007年は、今それが野火のように広まり、多くの先生が始め、事実としてやはり失敗の連続で、怖気づき始めている時期でしょう。
その為、過去の方法に又スポットライトが当たっているのだと感じます。

しかし、時代の必然性は動きません。
やはりMI即時インプラント治療が、そのノウハウを明らかにし、成功率を上げる事で時代の主流と成るであろう事は、間違いないと思います。

その為、患者さんは実際に何処で治療を受けようか、非常に迷われる事と思います。
具体的には、やはりDRにお会いして説明をお受け頂くしかない、と助言致します。

インプラント医は今ほど多様化した時代なありません。
体を預ける医院を何処に決めるか、決断は患者さんにしか出来ませんから。

因みに当院は、他所で出来ませんと言われた方が集中して来られながら、やはりMI即時インプラント治療でチャンと治っています。
これは事実です。