のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

NHKアーカイブスで古今亭志ん生

2013-06-11 17:35:41 | 落語の資料
「古今亭志ん生の番組があります」

志ん生師匠の孫弟子である、
金原亭世之介さんからお知らせをいただき、
NHK BSプレミアム・アーカイブスで、
『びんぼう一代 五代目・古今亭志ん生』
(1981年3月放送)を観る。

何せ32年前の番組。
ナビゲーターの立川談志師匠、
志ん生愛を語る小沢昭一さん…と、
しょっぱなからアチラの世界の方ばかり登場。
(皆さん、お若い

もちろん、
息子の(先代)金原亭馬生師匠、
古今亭志ん朝師匠も。

志ん生師匠の「びんぼう時代」は、
ドラマ仕立て。
奥さん・りんさんを演じる、
実孫の池波志乃さん、
リアルりんさんの写真にそっっくり!
(隔世遺伝!!)

このドラマ・パートに、
金原亭駒平(二つ目)時代の
世之介師匠も出演。
(池波志乃さんも世之介さんも
 ピカピカに若くてかわいい

ただ高座にいるだけで、
(高座で居眠りしていても)
観客から笑いが起きたという
志ん生師匠。

「名人」というより、
「達人」だった。

と、解説で天野祐吉さんが語っていた。

いるだけで可笑しい。
(当人は笑わせようとしていないのに)

って存在、
今の落語界だったら、
昔昔亭桃太郎師匠かなぁ。
(ばりばりの私感です)

何かで読んだけど、
志ん朝師匠は生前、
桃太郎さんが大のお気に入りで、
桃太郎落語を聴いては
ゲラゲラ笑っていたそうだ。

(話がそれました)

志ん生ファンは層が厚い。
没後に生まれた若者が、
崇拝に似た憧れを寄せていたりする。

知り合いにも、
熱烈ファンの30代が。
CD、DVD、ネット…と、
音源をこつこつ集めているそうで、
「落語が好き!」な以上に
「志ん生が好き!!」な様子だ。

志ん生師匠は、
伝説に映像が伴うようになった
最初の世代なのかも。

今は何でもかんでも
映像(動画)が残るけど。

残りすぎるってのも、
どうなんだろうね。。。

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