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柳家三三独演会に行ってきました。
月例会の年末スペシャル。
@霞ヶ関イイノホール
いつも女性を演じると達者な三三師匠。
今回は男たちでも笑わせてくれた。
『鼠小僧』では、
12歳の次郎吉(のちの鼠小僧次郎吉)に、まんまとしてやられマヌケな悪党ども。
(個人的には、このネタはじめて聴いた)
『鮑のし』では、
女房の指示が出ないと
何もできないどころか、
指示どおりにもできないオバカ亭主。
『明烏』では、
ご利益あるお稲荷さんと信じて、
連れて行かれた先が吉原だった、
クソ真面目な純情お坊ちゃま。
どいつもこいつも
オロオロワラワラガタガタ…
泣くわ吃るわ震えるわの
狼狽ぶりに何度も腹を抱えた。
そして、
そんなカッチョワルイ面々に対しても、
噺の登場人物はみんなやさしい。
(悪党にすら罰を与えないのでは?)
自分自身、
今年はピリピリすることが多かった。
誰かのちょっとした一言が癇に障り、
何日も思い出し怒りが消えなかったことも
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もっと、ゆるっと鷹揚に、
落語国の住人のように生きたいものだと、
終演後、席を立ちながら、
ふと自省しちゃいました。笑。
年内のチケットは今日で消化。
落語どころじゃない1年だったけど、
来年はもっと生高座で笑いたい。
(すでにチケット、ゲット中♪)