のり屋のバーサン日記

落語に親しみ、犬猫と和む…
何でもないけど、めでたい毎日

霞ヶ関で三三独演スペシャル

2017-12-17 00:05:43 | 落語会に行ってきた


柳家三三独演会に行ってきました。
月例会の年末スペシャル。
@霞ヶ関イイノホール

いつも女性を演じると達者な三三師匠。
今回は男たちでも笑わせてくれた。

『鼠小僧』では、
12歳の次郎吉(のちの鼠小僧次郎吉)に、まんまとしてやられマヌケな悪党ども。
(個人的には、このネタはじめて聴いた)

『鮑のし』では、
女房の指示が出ないと
何もできないどころか、
指示どおりにもできないオバカ亭主。

『明烏』では、
ご利益あるお稲荷さんと信じて、
連れて行かれた先が吉原だった、
クソ真面目な純情お坊ちゃま。

どいつもこいつも
オロオロワラワラガタガタ…
泣くわ吃るわ震えるわの
狼狽ぶりに何度も腹を抱えた。

そして、
そんなカッチョワルイ面々に対しても、
噺の登場人物はみんなやさしい。
(悪党にすら罰を与えないのでは?)

自分自身、
今年はピリピリすることが多かった。
誰かのちょっとした一言が癇に障り、
何日も思い出し怒りが消えなかったことも

もっと、ゆるっと鷹揚に、
落語国の住人のように生きたいものだと、
終演後、席を立ちながら、
ふと自省しちゃいました。笑。

年内のチケットは今日で消化。
落語どころじゃない1年だったけど、
来年はもっと生高座で笑いたい。
(すでにチケット、ゲット中♪)


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