過去にも、
このブログに書いてきたが、
女性建築家の草分けであり、
友人のお母上（お母ちゃん）でもある、
奥村まことさんの大ファンだ。
（2年前に85歳で亡くなられました）
そのまことさんの生涯と仕事をテーマにした展示会が、
東京藝術大学（以下、藝大）
卒業修了作品展内で行われているとの
ご案内をいただき、
拝見してきました。
『奥村まことの生涯とその設計』
ー東京藝術大学建築科を卒業した
最初の女性建築家ー
展示を制作されたのは、
藝大大学院 修士課程の村上藍さん。
お若い藍さんは、
まことさんに直接お会いする機会はなかったそうだが、
藝大建築科初の女子学生であり、
「町医者のような建築設計屋」を自称していたまことさんの、
生い立ちから仕事（住宅作品を中心に確認できるだけでも134件！）、
超ユニークで人間味たっぷりの人となりまで、
本当によくまとめられていました
力作だけどリキんでいない、
あたたかな血の通った内容。
建築学科卒業制作の優秀賞である、
ラウンドテーブル賞を受賞されたのも
納得
当然、建築設計資料が主体ですが、
そっち方面は門外漢の自分にも
楽しめる要素いっぱい。
たとえば…
まことさんお得意の雑草画。
きれい！かわいい！
まこと式ワードローブも楽しい。
パンパンツって何だ？笑。
トップ画像は、
藝大生時代のまことさん。
イケメン女子大生！
まことさんのような
女性建築家がいたことを、
いや、女性建築家云々を抜きにしても、
こんな魅力的で面白い人物がいたことを
多くの人に知ってほしいと、
僭越ながら願う、のり屋です
会期は３日まで。
