webカメラに手を加えて作った惑星用カメラを使って土星を撮影してみました。 このカメラが見る初めての惑星が土星となりました。 撮影をした4月28日は夜空の気流が安定していて、惑星観望と撮影によい日でした。 (昼間は真夏のように暑かった)
昨今多くの諸兄が撮影されている高い解像力の画像には遠く及びませんが、眼視での土星に近い良い雰囲気が出ているのではないかと思います。 かつてディジタルカメラが無かったころ、銀塩(フィルム)での土星撮影は難物でした。 明るさが木星の1/4程しかなく露出時間が数秒間必要で、大気の揺らぎに阻まれ何本かのフィルムで撮影しても「ドーナツみたいなもの」しか写っておらず、全滅ということも珍しくありませんでした。なので、土星が簡単に撮影できるようになったことだけでも当時からみれば夢のようです。 今年の秋には観望好機となる木星を狙う予定です。
(参考撮影方法) 25センチ鏡 (Meade LX200-25 1994年製 ,×2バロー)にカメラを取り付けて、カメラ付属ソフトで土星の動画を撮影した後、フォーマット変換、Registaxにて処理)