すっかりツバメの続報が遅れてしまいました。 少しまとめてみました。 2組目のペアのヒナが生まれました。
☆6月12日 1組目のヒナ巣立ち後
6月11日に1組目のペアのヒナ5羽全てが巣立った後、翌日昼にヒナが1羽、そしてその翌日から2晩、1羽が戻って
休んでいましたが(同じヒナと思われる) それ以降はヒナも親も来ることは無くなりました。
(下の写真:6月12日の昼に来た子。巣作りをしている次のペアを親と間違えて鳴いていました)
☆6月16日 2組目のペア産卵
1組目の巣立ちの数日前から巣作りを始めていた次のペアは、6月15日ごろ巣が出来上がって、早速産卵(と思われる)を開始。
巣材の泥はまだ湿っていたけれど。。 6中旬の産卵だと、ヒナが巣立てるのは早くても7月下旬の例年の猛暑のころになり、
暑さに加え、田畑の虫も減ってくるので急いでいたのだと思います。(下の写真:作りたてでまだ湿っている巣で産卵)
巣作り合間の夜、2羽が一つの留場で仲良く眠っていることもありました。ツバメは眠るとき、首を縮めて丸まるようにしています。
結構ぐっすり眠ります。
☆6月27日 異常に早い梅雨明けと猛暑
6月6日にほぼ平年どおり梅雨入りした関東甲信地方、しかし6月27日という早さで梅雨明け、そしてその1週間ほど前から連日の猛暑。
ツバメにとっても人にとっても過酷な夏です。 ツバメの巣がある我が家の車庫は、鉄筋コンクリート製のため比熱が大きいので、暑い日
でも正午くらいまでは室内はそれほど温度が上がりません。しかし午後2時以降は、天井(スラブ)に蓄積された太陽の強烈な熱が室内に
伝わるようになり、天井面は40度くらいになってしまいます。(この時の屋根上の温度は60度近く) この状態が夜まで続くので、もし
何もしなければ、天井の直下で過ごす親鳥もヒナも無事では済まなくなります。それで高温が予想される日は巣の近くに取り付けた扇風機
を回して風を送ってあげています。 毎年この方法ですが、ツバメたちはそれなりに快適なようです。
(窓もシャッタも開けてあるのですが、それでも扇風機は必須)
(参考)鉄筋コンクリート造の車庫、というとお金持ちの贅沢品のように聞こえるかもしれませんが、当地は準豪雪地帯で、冬場のための
堅牢な車庫は必須で、鉄骨造の車庫もたくさん見かけます。我が家は車庫がのり面にあるので、土圧に耐えるために鉄筋コンクリート造
としています。
(下の写真:左奥から、付き添い?で見張りと見守りをするオス、抱卵中のメス、隅の壁に扇風機、暑い日は正午から夜8時くらいまで回す。
ただし強い風は、卵やヒナを冷やしてしまう可能性があるので風速は調整)
☆7月8日 ヒナ生まれた!
卵の殻が半分床に落ちていました。 また親は巣の淵に留まり、巣の中を掃除するような仕草をするようになりました。
間違いなく生まれた! ただ抱卵の体勢もとるので、まだ孵化していない卵もあるようです。巣の中を見てみたいですが、
無用な親への刺激になるのでやめておきました。
☆7月10日 餌を運び始めた
7月10日、ペアが入れ替わり立ち代わり餌を運び始めました。まだ親のくちばしの先に僅かに見えるだけの小さな餌だけれど
下からはまだ見えない幼い子たちにそっと食べさせ、時折ヒナに向かって鳴いていました。 まだヒナの鳴き声は聞こえません。
下の写真はオス(多分。。)相方が巣に居る間、すぐ近くにいて警戒を怠りません。
巣がある場所(壁)とは反対側の壁のループでいつも留まり、見張り+羽根の手入れ をしています。望遠で寄ってみると隙の無い強そうな表情。
ちなみにこの巣がある場所は、昨年巣が完成した後スズメの襲撃に遭い、そのペアは子育てを諦めた所です。 全く同じ場所であること、
昨年のペアと同様にたいへん大家(私たち)に慣れていることから、恐らくは同じ個体ではないか、と思っています。
(ツバメを外観上識別するのは至難)
ただ違うのは、昨年のペアは巣を作ってから暫く居なかった時間が多く、その間にスズメに狙われたのですが、今年の2羽は、巣が
出来上がってから今日まで、必ずと言っていいほど巣からあまり離れず、天敵などの存在にいつも警戒をしています。
もし同じ個体なら、今年の1組目のペアの様子を見て真似ている(学習した)のかもしれません。
これから先、まだまだ猛暑は続きます。 どうか生まれてくる子たち、元気に育ちますように。