1948年に発見された周期5.4年の彗星が今、太陽と地球に最も接近しています。近日点が12月13日、近地点が本日16日で、現在冬の星座を移動中、
一晩中観望可能な期間がしばらく続きますが、明るさが5等台に低下すると予測されている1月上旬くらいまでが見ごろかもしれません。
下の写真は、昨日12月15日に庭先から撮影したもので、丁度プレアデス星団(スバル)の近くを通過中。薄曇りと月明かりのため、写りは今一つ
ですが、コマ(彗星核を取り巻くガスや塵の噴出)ははっきりしています。双眼鏡(10倍50mm)でも簡単に見つかり、この写真に近いイメージで
見えました。ただ肉眼では昨日に限って言えば無理でした。光害の少ない澄んだ暗い星空で月明かりが無ければ、多分見えるかもしれません。
尾は、写真・双眼鏡ともに確認できませんでした。明るさは4等台とのことです。
12月22日は満月で空が明るくしばらくは彗星観望は難しいですが、年末から正月にかけて月明かりが次第に無くなるので、双眼鏡をお持ちでしたら
観望されてみてはいかがでしょうか。
DATA 2018/12/15 21h56m Canon EF100mmF2.8(3.5) , Sony α7s 25sec ISO3200 EQ/ higlasi
原画像の中心部、約50%に調整してあります。即ちおおよそ200mmレンズの画角に相当