【ベルリン編】クリスマス・マーケットを巡る

ベルリン街歩きの続きです。

St. Mary's Churchそばのクリスマス・マーケットを覗きました。
ベルリンのマーケットを見るのはここが初めてでした。



遠くから見えていた観覧車はこのマーケットにあったんだなー。
こんな立派な観覧車が広場に出来るなんて羨ましい。
歩いているとあちこちからパンやら肉やらワインやら、色んないい匂いがしてきます。
ドイツのクリスマス菓子＝シュトレンもあるし、金属製でクルクル廻る、モビールのようなオーナメントもたくさん売っています。

ちなみに、この旅で夜の街並を見た感じだと、ベルリンのイルミネーションは、
マーケット周辺や街の一部ではきらびやかですが、
各々の住まいでは、ベランダに少し飾りを下げる程度で、
日本のようにキラキラ色とりどりに電飾を飾るようなお家は見かけませんでした。
イルミネーションを付けているとしても、一色で、ベランダを縁取るように飾っている程度でしたね。



ポニーに乗って遊べる小屋もあります。



小さなおうちの置物がいっぱい…これは中にロウソクは入らないのかな？
並んでると、そこが小さい街のように見えますね。

St. Mary's Churchのマーケットを離れて、すぐ北東のアレクサンダープラッツ駅(Alexanderplatz)まで行くと、
こちらの広場にもマーケットが出来ていました。



観覧車のような大きな乗り物はないですが、小屋はこちらも賑わっています。



アレクサンダープラッツではSATURNという電気屋でDVDコーナーも見てみました。
ちょうどホビットの二作目の上映が近いこともあって、フィギュア付きの前作のブルーレイがカートにごそっと置かれていましたね。
品揃え豊富だし、せっかくなのでドイツ映画を物色したかったのですが、何しろドイツ語が分からないので、
最新作でどんなものが出ているのか見るだけで精一杯でした(汗)。



その後はアレクサンダープラッツを後にして、再びカスタニアンアレーへ。
友達がよく食事するというオススメのイタリアンで昼食。



ピザと野菜のスープを注文。（もちろん友人まかせ。）皿が思った以上にデカイ。
前日の夕食で芽キャベツとベーコンのパスタを大量に食べたのに、
この日も食べ過ぎてしまった…　でも食事は美味しかったです。
スープの野菜が口の中でこぼれるように柔らかかった！

夜はシュタットミッテ駅(Stadtmitte)のホームで友達の現地の友人たちと待ち合わせて、
また別のクリスマス・マーケット、Weihnachts Zauber Gendarmenmarktに行きました。



今まで見て来たマーケットと違い、ここでは入場料１ユーロが必要です。
Konzerthaus Berlinというコンサートホールを中心に、
Neue Kirche、Franz. Friedrichstadtkircheという２つの教会に挟まれた広場にマーケットが出来ています。



入場料をとられるだけあって、規模は大きいし、
小屋で扱っているものも、今まで見て来たインテリアの飾りやオーナメントだけでなく、
アクセサリーのような宝飾品系、革製品等も沢山ありました。
夜になって人出も多いので、食事処もいっぱいです。



中央のステージではクリスマス・キャロルやカントリー？のライブ演奏、
抽選会をやっていて、寒い中温かいワインを飲みながら見ている人も多かったです。
ちなみに、ワインは入れ物を返すと支払額の半分を返してもらえます。
６ユーロで支払いして、マグを返すと３ユーロ帰って来る、という具合に。
この夜飲んだワインのマグカップは返却せずに持って帰りました。



こんなマグです！ ブランデンブルク門(→翌日行きました)も描かれていますね。
マーケットごとにその場所の名前が入ってるんですよ。



友達が現地で知り合った子たちも一緒なので、会話は英語だったのですが、
ただでさえドイツという慣れないところに来て緊張していた私は、
聞かれたことにすぐに返事を返せないことにプレッシャーを感じ、
この輪の中にいることが場違いのように思えて来て、
彼らの会話中に「ちょっとステージを見てくる…」とその場を離れました。

海外には(…と言ってもほとんど英国ですが、)これまで数回行った事がある私ですが、
いつも最低限の会話を交わすだけなので、英語で自分のことを説明したり、
今どんな感情か、どう思っているのかということを、その場で話すという機会はありませんでした。
食事の注文をするときに自分の気持ちなんて、説明する必要ないですからね。

それに、日本語を喋っていていも、自分の気持ちを言葉に乗せて、
自分の口で説明するのは、元々苦手なのです。
なので、○○はどうだった？とかどう思った？という、自分の意見を求められたときに、
単純にパニックになってしまいました。
この夜はとても苦痛で、逃げ出したい気持ちで一杯でした。

それでも、友達の現地の友人のひとりは日本語で、今回の旅を楽しんでね！と言ってくれて、
帰国後も、この夜の失礼を謝ったら、
「私もドイツに来た直後に同じ気持ちを味わったからよく分かるよ」
と言ってもらえました。
そう言ってもらえるような人たちだったからこそ、
余計になんで喋れないんだと自分を責めてしまうんですよね…。
なにより友達に申し訳ない気持ちでいっぱいで、
この日は言葉少なく帰りました。



歴史ある素晴らしい建造物に心地よい街並、心も体も暖かくなる美しいクリスマス・マーケット、
そして、外国語でのコミュニケーション。
様々な意味で異国にいることを痛烈に感じた一日でした。

【ベルリン編】ベルリン街歩き(カスタニエンアレー＆ハッケシェ・ヘーフェ＆ムゼウムスインゼル)

ベルリン日記、更新再開しまっす！


■１２月１１日■

ベルリン到着から２日目は楽しみにしていた街歩きです。
友人のフラットからUバーンで移動。



友達がオススメな通り、カスタニエンアレーを歩く為に、最寄り駅のEberswalder Street駅で降ります。



泊まらせてもらったフラット周辺よりも人通りが多くて賑やかです。



↑これがカスタニエンアレー。
映画の撮影などでもよく使われるそうです



あちこちに貼り紙を貼ったり剥がしたりした後があって、それがアートっぽくみえたりします。
信号も小振りでかわいいですね。



左はレコ屋のショーウィンドウ。食べ物のお店もあるけど、本屋や洋服、雑貨のお店も多い。
右は友達の通っていた語学学校。宿泊施設もあるけど高いらしい。こんなところで勉強出来るの羨ましい。



道沿いには映画館も。街ではちょうど数日後に公開予定(だった)のホビットのポスターも見かけたり。



左はZionskircheという教会。右はその先の公園の横の道。
１２時過ぎにこの教会の鐘が延々と鳴ってました。
１２回とかではなく、延々と鳴ってた。鳴らしてる人が（居るなら）疲れそう(笑)。



ベルリンで見かけるお犬様は皆可愛かったです。
手綱なしでも飼い主にちゃんとついていく子達なんかをよくみかけました。
こうやって結ばれて待ってる子も多数。

ところで、今回の旅で自分が撮った一番気に入っている写真はこれです。↓



何のポスターだったのか分かりませんが、ギャラリーのある建物の上の方にあった、嘆きのおじさん。



トール通り(Torstraße)を過ぎるとテレビ塔が見えてきました。
このあたりはローゼンターラー通り(Rosenthaler Straße)。
トラム(路面電車)もここでやっとカメラに収めることが出来ました。動くものを撮るのは難しい…。
この通りをまっすぐ行くと、通りの西側にある、観光客にも人気の"ハッケシェ・ヘーフェ"という一角に入ることが出来ます。



「ハッケシェ・ヘーフェ」の"ヘーフェ"というのは「中庭（の複数形）」という意味なんだそうで、
実際このギャラリーやお店のたくさん入った場所も、８つの中庭を囲んだ建物です。
友人のフラットにも中庭があったし、ベルリンでは建物に中庭があるのが一般的らしい。
入口にはぎっしりとストリートアートやポスターが。



中に入ってもこんな感じ。

洋服のブティックもあれば映画館やお洒落な雑貨屋、
アンネ・フランクの博物館もあるのですが、今回は寄る事は出来ませんでした。
奥まで進むと信号機の歩く人＝アンペルマンのショップがあります。



旧東ドイツの歩行者信号機で使われていた人の形のマークのグッズが所狭しと置いてありますが、
なぜか日本の信号機もインテリアとして飾られてました。
それを見て友達と「なんか違う…」と苦笑。
頭身が違いますもんね。アンペルマンは胴体が短くてデザインがポップですよね。



中庭にはこんな妙なオブジェも。そしてここにも飼い主を待つお犬様が。
そして一番右の装飾がこの中庭では最も有名らしい、第一ホーフ(中庭)の壁です。



外に出ると、何故か店のショーウィンドウにローレル＆ハーディの胸像が。
ドイツで人気あるのだろうか。

こんどは南側のハッケッシャーマルクト駅(Berlin Hackescher Markt)の中を通り、さらに南へ向かいます。



ハッケッシャーマルクトはSバーンの駅。
ドイツでもキヨスクはキヨスクなんですね。でもなんだかネオンの外観がお洒落。



シュバンダウアー通り(Spandauer Straße)にもトラムがぐるぐる走っています。
向こうに見えるのは観覧車…ということは、マーケット、と、赤の市庁舎？


そして建物沿いを西に歩き、シュプレー川に出ると、
な、なんじゃこりゃ、デカイ！




ベルリン大聖堂が目の前に！
写真ではなかなか伝わらないかもしれませんが、その荘厳さ！　圧倒されました。

（ちなみに川岸にはこんな物憂げな方がw）


川の反対側から見た大聖堂も美しい！



大聖堂に見とれていたら、その横にあった旧博物館(Altes Museum)がまたカッコイイ！
なんなんだこの迫力は！！！



ドーン！！！
19世紀に立てられたというこの建物の重厚感！
見ただけで歴史の重さを感じさせます。とにかくデカイし。
もう大聖堂とこの博物館に挟まれただけで、ふあーっと昇天してしまいそうです。




↓これは旧博物館の裏手にある旧国立美術館 (Alte National Gallerie)。



こちらも１９世紀に設計された美術館で、手前の回廊も雰囲気があって絶好の写真スポットです。
（私も友達に撮ってもらいました！）
このシュプレー川の中州になっている一帯、ムゼウムスインゼル(博物館島)は世界遺産に登録されているんだそうで。
納得の存在感…。

どちらも中までは見なかったのですが、Googleのストリートビューで中まで見れるみたいですよ。ビックリ。

名残惜しくはありましたが、見た事のない建造物に囲まれる感動を味わった後、
カール＝リープクネヒト通り(Karl-Liebknecht-Straße)に出ると、
St. Mary's Churchとテレビ塔が見えてきました。
さっきよりずっと近くなった！



この後はあちこちで行われているクリスマス・マーケットを見て回ります…
次回に続く…

ベルリンへ！

【２日目】

いよいよロンドンからベルリンへ移動します。



朝ご飯はシリアルとハムを乗せたパンと紅茶。
14:35の便なので、今日はゆったり行動出来そう。

10時前にチェックアウトして、早速空港へ出発。








　ピカデリー・ラインの朝の風景


そして空港についたのは10:30前。思いの外早く着いてしまった…。



ヒースローからベルリンのテーゲル空港まではルフトハンザ航空を利用します。
日本からヴァージン・アトランティックで来るとターミナル３を利用するので、
ターミナル１を利用するのは初めて。

クローク前に行くと、セルフチェックインの機械の前におじさんが立っていて
「パスポート貸して！」と言って、操作を全部済ませてくれました。
毎回チェックインの機械操作には戸惑うので助かった(苦笑)。
荷物を預けて身軽になった後は３時間近く空港で時間を潰すことに…。

まずは売店で昨日痛めた喉をケアするために、日本でもよくなめてるのど飴を購入。
そして、ドクター・フーの５０周年記念の特集本、
RadioTimesのクリスマス・エディションを購入。
昨日から雑誌買ってばっかり。また旅のはじまりなのに…。

RadioTimesにはスティーブン・モファットとベネディクト・カンバーバッチの対話が載っていたり、
ドクター・フーのクリスマス・スペシャルの記事が載っているというのもありますが、
私の目当てはマーク・ゲイティス初監督作品の"The Tractate Middoth"の記事です。



ドクター・フーの特集本に関しても、まずは先日放送された番組の創成期を描いた"An Adventure in Space and Time"の記事が目当て。
ゲイティス党として私の判断は鈍りません(`・ω・´)キリッ



ベネディクトさん表紙のGQもあったけど、これは日本でも買えるかもしれない。
これ以上雑誌を買うのは荷物を増やすだけだ…ということでこの時は断念。



とりあえずカフェでまったり休憩タイム。
ヒースロー空港は利用する便やメールアドレスを登録すると、４５分間だけWifiが使えます。
（PCで登録するとスマホの方は登録済ということで利用出来ないようになってます。）
発着の連絡を取ったり時間を潰すのに便利ですが、
今回３時間過ごさなければならない私にとってはあっという間の４５分間。
ただし別のアドレスで登録してみたら、もう一度使えたので、
複数のアドレスを駆使したら長時間使えるかもしれません。



手荷物検査を済ませた後、空港内でラップサンドとリンゴジュースでお昼。
搭乗直前までゲートが分からないので、ギリギリまで待機です。
子供用の遊び場が英国仕様で可愛い。

14時、掲示板を見るとゲートが決まっていたので、足早に移動。
他の乗客はもう集まっていました。さすがにアジア系の人は見かけなかった。



飛行機まではバスで移動し、タラップを上って飛行機内へ。
ベルリンまでの移動時間は約２時間。１時間の時差があるので、到着時間は"３時間後"ということになります。



恒例の機内食写真。
「チーズとソーセージ、どちらがいいですか？」と訊かれ、
チーズを選びましたが、本当にただチーズが挟まってるだけで驚いた(笑)。
でも袋のデザインがお洒落ですよねー！
左がチーズサンドイッチで、緑の袋はのど飴。その右のクマさんはチョコレートです。
飲み物はジョアみたいな乳酸菌飲料。健康的だな。

飛行機に乗っている間、"Mojo"の戯曲を読もうと思っていたのですが、
あっという間に着いてしまって、ほとんど読み進めることが出来ませんでした。
テーゲル空港についたのは予定通り１７時を過ぎた頃でしたが、
早くチェックインしたせいか、荷物がなかなか出てきませんでした。

やっと荷物を見つけて外に出られたのが１８時頃。
外で出迎えてくれた友達とハグした時は本当に安心しました。
（ダウン着て厚着だったのでバフーン！って感じのハグ・笑）
仲のいい友達との再会って、全然久しぶりな感じがしない…。不思議ですよね。


再会の後、泊まらせてもらう友達の部屋まではまずバスで移動。
２両編成の長いバスで連結部分が電車のようになっています。



ベルリンでもあちこちにクリスマスのイルミネーションが。
サンタがでかい。気合いの入り方が違います。
建物のベランダにもそれぞれ電飾やオーナメントが吊るしてあるのですが、
決してゴテゴテギラギラしたものではなく、シンプルな飾りがあちこちに見られて
この街のクリスマスの迎え方に好感が持てます。

バスを下りた後は地下鉄(Untergrundbahn "U(ウー)バーン")で移動。
動物園のある駅なので壁には動物の絵が。



外国の乗り物大好きな私。やたら電車の写真を取ろうとするので、
「乗り物好きだねぇ」と友達に呆れられていました。
でも動いてるからなかなか綺麗に撮れないんですよね。
ちなみに、バスや地下鉄に乗る際は自販機でチケットを買って、日時を刻印します。



これで２時間はゾーンAB内のバスや地下鉄が乗り放題だそうで。便利だー。
ただ、乗り放題なだけに電車のホームには改札がないので、無賃乗車をしている人もいるとか。
時々チェックするスタッフの人が廻ってきて、切符がなかったり日時の刻印がされていないことが判明すると、
罰金として４０ユーロ（５６００円くらい？）支払わなければならないそうです。
それが例え地元のルールが分からない観光客でも問答無用で罰金となるらしいのでご注意を。




Uバーンは黄色の車体。窓にはブランデンブルク門が描かれていました。
やっぱり名所といえばブランデンブルク門なんだね！と友達に言ったら「門が描かれてるのか。今まで気付かなかったわ」(笑)

そして地下鉄で何駅か経て最寄り駅に到着。
ドイツの（ベルリンの？）建物は中庭があるらしく、一度建物の中庭を通って友達がルームシェアしている部屋へ。
とても静かな街で、部屋についてからも耳がキーンとするほど静かでした。

部屋に着いて、荷物を整理し、あれこれ喋った後、やっと夕飯はどうしよう？という話題に。
先ほどの切符を見たのですが、日付を刻印した時間からもう２時間経ってしまうところだったので、
遠出をするのは止めにして、自炊するために食材をスーパーに買い出しに行きました。

部屋を出る前に友達がペットボトルを整理し始めたので、何かと尋ねると、
空のボトルをスーパーに持って行くと割引してもらえるらしい。



店の中にある専用の機械に入れると、中でボトルがぐるぐる廻って、ボトルの種類や大きさを判別してる。
彼女が入れてるペットボトルは４本で１ユーロ。
最後に出て来るレシートをレジで出すと、回収されたボトル分の買い物の割引か、現金を返してもられるらしい。



日本では見られない食材や商品を見つけたり出来るから、外国のスーパーを見るのは楽しい！
でもこの日は友達オススメのソーセージが見つからず。
代わりに色の近いソーセージとベーコン、生パスタを購入。



そして完成した、芽キャベツとベーコンの豆乳パスタwithソーセージ！　旨い！
２人で分けたレモンフレーバーのビールも苦みが少なく、飲みやすかった！
久しぶりの友達との夕食ほど楽しいものはありません。
でも「塩味が強いからパスタ全部入れちゃえー！」の判断が裏目に出て、
お皿半分くらいでお腹いっぱいに…。
生パスタの目分量は禁物…この夜、自炊については多くを学びました(笑)。

３度目の渡英

前回の旅から１年以上経ちました。
それまでの間、慣れない新しい職に就いて毎日を過ごすうち、
旅の心地よさはすっかり忘れてしまっていました。
仕事のストレスや疲れに押しつぶされそうになりながら、体調も崩しがちになっていた頃、
とうとう３回目の英国への旅を迎えることに。

今年は友人がベルリンで暮しているため、
滞在中に訪問出来たらいいなと思っていました。
今回「コリオレイナス」のチケットが取れて英国にも行くきっかけが出来たので、
ひとりでドイツにも行ってみよう！とついに決意。
外国から外国へ旅するという経験がなかったので、
少し不安がありましたが、自分にとっての新しい挑戦として無事に往復することを目標に掲げたのでした。

【１日目】



（ちなみに空港に向かうまでの間、SHERLOCK シーズン３のトレーラーが公開されていたので、
　来る途中の電車で動画を見過ぎて半分近く充電消耗してしまいました・苦笑）

今回もヴァージン・アトランティック航空の直行便を利用。
CAは日本人なので英語の不自由もなく、よくも悪くも快適に過ごせます。
（でもこの便の接客は酷かったな…　
　コーヒー頼んでもいつまでも持ってきてくれないし、ヘッドフォン取り替えてくださいって言っても放置されたし。）

今回、席が空いていたこともあって、チェックインの際、プラス5,000円で足元が広い席を薦められました。
せっかくだから一度試してみようと席を移してもらったのですが、
正直な感想を言うと、あまり変わらなかった気がします(笑)。
足が長い人は少し余裕があっていいのではないでしょうか。
私は足が短いので違いが分からなかったのかもしれません。

ランディングの後、ベルトサインが消えると、機長のアナウンスが流れて
「今日は天気が良いので左手に富士山が見えます」



下に広がる雪を被った山脈もくっきりとよく見えました。

そして恒例？の機内食写真。




一回目はチキン、二回目は焼きそばをもらいました。
お腹の調子が悪くて焼きそばでないと入らなかったんですよね。



機内から見えた上弦の月。
行きの機内上映では日本で来年２月に公開される
"The World's End"を吹替え版で見る事ができました。
したまちコメディフェスティバルではチケットが取れなかったので、
飛行機の中で見れるなんてラッキー！
内容は想像を超えた、かなりとんでもない展開の映画でしたが。

あとは「コリオレイナス」の戯曲を読み返しながら、
約１２時間を経てやっとヒースローに到着。
久しぶりの飛行機の旅はけっこう疲れました。
直前まで体調も悪かったので、ここまで来るのにヘトヘト。

空港についてすぐに売店で買ったのはEMPIRE MAGAZINE。



このモファット＆ゲイティスの見開きページが欲しくて、見かけたらすぐ買おうと思ってたんですよね。

空港から宿までの移動は今回もTubeで。
いつもは慣れたジュビリー・ライン上の宿を予約しているのですが、
次の日にすぐベルリンに向かうことになっていたので、
初日の宿はピカデリー・ラインで行ける、ヒースローから離れ過ぎない宿を選びました。



チェックインを済ませ、夕方からはロンドンの中心部まで
後半に見る舞台"Mojo"の戯曲を買うためバスで移動。
この街のバスターミナルは広くて、どの停留所なのか少し迷ってしまいました。



後ろにも階段がついている新型車両を初めて見た！
乗ったバスではないのですが、かっこいいので写真に収めました。
すべての路線で使われているわけではないみたい。



クリスマス・シーズンということもあって、イルミネーションが今年もあちこちに施されていました。
オックスフォード・ストリートは去年より地味目だったかも。
ハイドパークではなにやら移動遊園地が出来ている様子。
（遊園地の様子は後で紹介する予定です。）

オックスフォード・ストリートは道が混んでいるので、
何度も途中で停車するのですが、その停車時のエンジンの振動で、完全に酔ってしまいました。
（そばに座った親子が振動を利用して'EXTERMINATE!!'ってダーレクの真似しているのを見て気分が和みましたが。）
途中で慌てておりて外の空気を吸ったのですが、なんとバスの中に手提げを置いてきたことに気付きまして、
慌てて息を切らしてバスを追いかけ、次の停留所で覗いたら、
運転手のおじさんが運転席の扉を開けて「しょうがないな」といった感じで微笑みながら手提げを渡してくれました。
誰かが運転席まで行って渡してくれたのかも。ご迷惑おかけしました…(汗)。



Foylesで無事戯曲をゲットした後、ロンドンの街を散歩。
コヴェント・ガーデン北にあるお気に入りのSeven Dialsまで行って、旅の目的のひとつである
「コリオレイナス」を上演しているDonmar Warehouseの様子を覗きました。



この時間はまだ上演中。滞在中は何度もここの様子を見にきました。
観劇するのは最後の日なので、なんだかソワソワしてしまっていたんですよね。
劇場の上演案内ももらってきました。



その後は、次の日がベルリン行きでしたし、バスを追いかけて喉を痛めてしまったので、
私の旅ではおなじみのPRET A MANGERで夕食を食べ、宿に戻り、シャワーを浴びて就寝。
帰りは酔わないようにバスではなくTubeで戻りました。
明日寝坊して飛行機に乗り遅れませんように…。
緊張しながらベッドに横になりました。

【おまけ】
サイドゴアブーツが好きな私は、日本で素敵なデザインのものがないのかしょっちゅう探しまわっているのですが、
あまり美しいものにお目にかかることがありません。
でもロンドンのショーウィンドウにはあちこちにサイドゴアシューズがあるではありませんか。
ほとんど男物ですが、こういうのが欲しいんだよなー。
結局今回の旅では購入しませんでしたが。かっこいいのは高いしね。