だから、ここに来た!

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萩尾望都原画展&おしゃべりなレストラン

2009-12-18 | stage
プロ作家生活40周年を迎えて、今なお現役な、
萩尾望都の原画展に行ってきた。




漫画とはいえ、扉絵なんかは絵画といってもいい。
原稿自体も精緻に描きこまれているのにも関わらず、
ほとんど修正の後もなく、神懸った仕事ばかり。

学生時代から親しんでいる作品の原画を
目の前で読めるのは貴重な体験で、
特に「ポーの一族」「トーマの心臓」のコーナーでは
感動でチビりそうだった。
エドガー(ポーの主人公)は美人すぐるし、
エーリク(トーマの)も少女のようにかわいらしい。

萩尾さんの、特にSFものや欧州の文学のような作品は
遠い知らない土地に旅に出たような気分にさせてくれる。
それだけでなく、非常に複雑だし奥が深い。
これから年をとって、いい年齢になっても
心が旅立ちたくなったら手に取る作家のひとりだと思う。






おとといは毎年見に行っている青山円形劇場プロデュースの
ア・ラ・カルトという芝居へ。

今年は21年目ということで、
タイトルを「おしゃべりなレストラン」に変更。
昨年までレギュラーだった白井晃さんと陰山泰さんも卒業?し、
新キャストと日替わりゲストで新装開店することになったので、
どんな内容になるのか心配だった。


その日の日替わりゲストはROLLY。
青山円形でROLLYを見るのはこれで3度目!
ショータイムで見せる情熱的なヴォーカルとギターソロには
毎度メロメロにさせられる。
トークも暴走気味で楽しいし。

新キャストの山本光洋さんと本多愛也さんは
あとで調べたらパントマイマーだそうで、
確かにマイム芸が多かったなーと。

特に強烈だったのが、山本さんが演じるチャーリー山本!
操り人形に扮するんだけど、気持ち悪いほど上手い!
拍手よりも「えー?」なんて声が上がってたほど。
チャーリー山本、恐るべし!
本多さんのブルースハープの演奏もかっこよかった。

http://www.youtube.com/watch?v=fYBaGYxKmsU


新装開店で、去年までの楽しみは半減してしまうかなーと思ってたけど、
全くその心配はなかった。
年末の楽しみの一つはこれからも色あせないでいてくれるみたいだ。
コメント
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