だから、ここに来た!

いらっしゃいませ! 英国旅行記の他、映画や音楽、テレビドラマ、演劇のレビューを中心にお贈りしております!

【トニー賞】ノミネート作品の中で私は…

2005-05-25 | stage
暗くなってくるとついつい「sit on my face~」と歌ってしまいます。
これはモンティ・パイソンの方たちが歌っていた歌なんですが、
(「モンティ・パイソン ライブ・アット・ハリウッド・ボウル」というDVDを見てね。)
愛しているなら僕の顔に座ってくれ、というR指定の歌なんだけど、
元の歌はグレイシー・フィールズという女性歌手の「Sings as we go」という歌で、
替え歌になっているわけです。ちょっと前にキムタクのコーヒーのCMに使われてました。
行進出来そうな曲調で「69が」どうのこうのという歌詞…最高です。
そういうわけで、これを歌うとバカバカしくて元気になれるのです。
ちょっと古い話になりますが、
ブロードウェイのアカデミー賞なんていわれるトニー賞のノミネート作品が発表されましたね。
宮本亜門さんの「太平洋序曲」がミュージカルリバイバル賞などで候補になっているのが話題ですが、
私は正直「太平洋序曲」より「モンティ・パイソンのスパマロット」が14部門にノミネートされてることにびっくりですよ!!
なにしろ、舞台を見ていないので私も詳しくは分からないのですが、
パイソンズの映画「ホーリー・グレイル」をミュージカル化したもので、
メンバーの中ではエリック・アイドルがスタッフとして参加しているのです。
「ホリグレ」には出てこない、NIKEのCMで有名になっちゃった
「Always look on the bright side of life」も歌ったりするらしい。
でも、いいんでしょうか、あの人たちのネタのミュージカルがトニー賞候補なんて。
万が一取っちゃったら、どうするんですか??
ちなみに候補になってる賞は次の通り。

最優秀ミュージカル作品賞
最優秀ミュージカル脚本賞 Eric Idle
最優秀オリジナルスコア賞 作曲John Du Prez 作詞Eric Idle
最優秀ミュージカル主演男優賞 Hank Azaria Tim Lithgow
最優秀ミュージカル助演男優賞 Michael McGrath Christopher Sieber
最優秀ミュージカル助演女優賞 Sara Ramirez
最優秀ミュージカル美術賞 Tim Hatley
最優秀演劇衣裳デザイン賞 Jess Goldstein
最優秀ミュージカル照明デザイン賞 Hugh Vanstone
最優秀ミュージカル演出賞 Mike Nichols
最優秀振付賞 Casey Nicholaw
最優秀編曲賞 Larry Hochman

と、とりあえずこんなところですか?
間違えていたらご指摘お願いします(苦笑)。

あと、「太平洋…」「スパマ…」に隠れて気付いていなかったけど、
なんとあの不思議ホラーシニカルコメディ(?)「ピローマン」がけっこうノミネートされてるんですよ!
最優秀演劇作品
最優秀演劇主演男優賞(Billy Crudup)
最優秀演劇助演男優賞(Michael Stuhlbarg)
最優秀演劇美術デザイン賞(Scott Pask)
最優秀演劇照明デザイン賞(Brian MacDevitt)
最優秀演劇演出賞(John Crowley)

ブロードウェイで上演されているとは知らなかった。
是非受賞してもらいたいものです。

詳しい情報はこちら(英語)↓
「モンティ・パイソンのスパマロット」(http://www.montypythonsspamalot.com/)
BBCの「スパマロット」プレミアを伝えるニュース
「ザ・ピローマン」(http://www.pillowmanonbroadway.com/)
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映画の方の『阿修羅城の瞳』

2005-05-25 | movie/劇場公開作品
2003年の舞台の映像は見たので、やはり映画も…!
と思い、前売券を買って先日新宿に観にいきました。
あんまり期待しないようにしていたんですけど、
それでも物足りなかったな…。少々ダラケます。
『阿修羅城~』ならラブストーリーとして映画化できるんじゃないか、
と新感線のいのうえさん(作者の中島さんだったってか?)は滝田監督に提案していたらしいですが、
たしかにラブストーリーになってます。酷い言い方をすれば「単なるラブストーリー」。
ただ闘うんじゃなくて、出門の元・鬼御門(おにみかど)としてのプライドをかけて城に向かうのに
それがなくなっちゃうと妙に説得力がなくなってしまうのでした。
やっぱ映画と舞台は同じストーリーでも見せ方が違うと物足りなくなるから難しいなあ。
いつかスマステで稲垣吾郎が、友達である染五郎さんや舞台を評価しているにも関わらず、
「ていうか、なんで[恋をすると鬼になる]わけ?」って言ってた意味がわかった(笑)。
確かに意味がわからない。なぜ舞台を見たときにはそう思わなかったんだろう??
だいたい鬼御門って何?って人も出てくるんじゃないか?
でも、映画の方にもいいところはあって、
出門とツバキの出会い→ツバキが中村座に逃げてくるところはいい流れだと思う。
突然逃げてきた舞台版では違和感があったので。
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【心の中スター・ウォーズ祭】【岡村靖幸・吉本興業契約終了】

2005-05-12 | music
○5月11日(水)○
今日はちょっとお手伝いした【スター・ウォーズep.3・シスの復讐】の記事をずっと読んでました!
これだから今の仕事はやめられないんです(苦笑)。
公開まであと50日ちょい。ある程度の筋は把握してしまったけど、
謎になっている部分はやはり夏までとっておきたいですな。
すでに公開しているアメリカでの評判は上々だそうですよ!
…私もアナキンみたいに暗黒面に落ちないように恐れを捨てなければと思っていた次第です。

ところで、実はちょっと古い話題ですが、
私がこの半年くらい心の支えにしていた岡村ちゃんですが、
吉本興業との契約を終了したそうです。
終了と言ってもその真意は謎で、netを行ったり来たりしていると、
みんながみんな「また引きこもっちゃうのかよ」とガッカリしたり
「またワガママ言って分かれたんじゃないのか」と疑ってみたり
「やっぱ吉本のミュージシャンのマネージメントって…」と言ってみたり。
5月10日にオフィシャルサイトもなんの報告もなしに閉鎖
ファンクラブの人にはお知らせが行ったそうですが、
私なんかネット見てなければきっと未だに知らなかっただろうな。
とにかく突然のことです。
今年は夏フェスにも行けそうだから出ないかなーと思ってたのに、(結局行けなそうだけど。)
夏どころかもっと先まで出ないかも?
なんで事情が一切ファンにわからないんでしょう?
怒りたい人は誰に怒ればいいんでしょうね。
仕方ない、岡村ちゃんの代わり…と言っちゃ失礼かもしれませんが、(どっちに?)
今年は坂本“教授”龍一氏のJAPAN TOURがあるので、
そっちには必ず行きたいものです。休んででも。
でもやっぱり、彼の個性って
「どんなものでもきみにかないやしない」と思うよ。
気長に復活待ってます!
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誠の道を生きたいんです。

2005-05-06 | book
いつもここを見てくださっている皆さん、ご無沙汰しておりました。
…まあ、そんな方はまずいないでしょうが、それでも挨拶くらいさせてください。
色々とあったもので、最近は映画も見ていません。
『阿修羅城の瞳』『インファナル・アフェアⅢ』『海を飛ぶ夢』
『真夜中の弥次さん喜多さん』『コーヒー&シガレッツ』…

これだけ本当に見たい映画があるってぇのに。
誰か、私が不安になることのないように、映画館にハシゴするのに付き合ってくれる人がいたら、
どうぞよろしくお願いします。


連休も家で過ごしていた私の唯一の楽しみは新選組です。
なんで今年も新選組?って思われるのは当然なんですが、
どの本、どの映像を読み返してもグッとくるのがいいのです。
色んな人がマクベスやってるけどどれも面白いのと同じ。…言い過ぎ?
それで、ついつい買ってしまったのが大河ドラマ『新選組!』の総集編DVD。
これは総集編です。全編のDVDはまた別のBOXになります。
もう全部はおなかいっぱいだし(実際、そんなに大河の新選組は“小劇場”という思い入れがなければ好きではないんですが)、ビデオで全部取ってたのにDVD-BOXを買うのは癪なので、総集編でいいんです!
このスペシャルDVDの見どころは、試衛館メンバーのトークと、
総集編用の告知CMが全バージョン見られるってところでしょうか。
藤原竜也くんのマイペースな仕切りと、
小林隆さんのまるっきり源さん的な目線の、染み入るようなコメントと、
香取慎吾&山本耕史の二人が妙に雰囲気が似ちゃっていることがポイントです。
グッさんと山本太郎さんは、なぜかベテランっぽくも感じます。
グッさんが山南の真似をするとき、
堺雅人さんは例のごとく、微笑を浮かべ腕を組みながらどう思っているのか、
考えてハラハラしちゃったりして。
そう語りながら意外にも、告知CMに一番満足してたりする自分がいる…

ここまで語っていながら、実を言うとこのDVDより
新選組のマンガの方を何度もあれこれ繰り返し読んでいます。
新選組漫画は本当にたくさんありますが、
最近は『月明聖稀~さよなら新選組』という漫画が今一番好きですなぁ。
漫画のフォーマットに合ったドラマ性があってオススメです。
ここに出てくる土方は非常に熱いです。
「俺は、武士じゃない」
と常に武士になるための生き方を自問自答する姿は
非常に共感を覚えます。
近藤勇もこんな若者であったんだと信じたいくらい魅力的に描かれているし、
他の登場人物…隊士や尊攘派志士の感情もわりと丁寧に書いています。
沖田も全然可愛くないのがいい!闘う時だけ目がギラッとなるんですよ!
…大袈裟ですが、私はこれを読んで昨日どんなに慰められたか。(…おかしい?)
死ぬ覚悟をもって刀を抜く、誰かの為に命を賭けるなんて、
分かりやすいけど、ぐっときます。
ちょっと1巻の出だしがむかついたけどね。
じゃあなにかい、土方はつんく♂かよ!と。(読めば分かるけど。)
そんな出だしを含んでも十分読みがいはあります。

まだ完結は先でしょうが、今の時点で私の新選組漫画ベスト3は
この『月明聖稀~』と、
赤名修さんの『ダンダラ』
(これもまだ1巻しか出てない…)、
グロいけど台詞がいいんだなー。映像的なストーリー展開です。

沖田「きっと僕は地獄行きだ」
井上「おまえ一人を行かせやしねェよ」


それと、あとは悩んで悩んで…
里中 満智子さんの
『浅葱色の風』です。


「だれのために生きてるのかと問われれば
愛する人のために―と答えたい
なんのために生きてるのかと問われれば
信じる道のために―と答えたい」


嗚呼…日野&五稜郭祭り行きてー!!!
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