だから、ここに来た!

いらっしゃいませ! 英国旅行記の他、映画や音楽、テレビドラマ、演劇のレビューを中心にお贈りしております!

『インファナル・アフェア3 終極無間』

2005-09-30 | movie/劇場公開作品
ずっと忘れてましたが、新文芸坐にて『インファナル・アフェア3終極無間』を観てまいりました。
いや、忘れてたわけではなく、なんというか、考えていたんです。
これは、どうしたものか?と悩んでたわけです。
一緒に観に行った友達も、観終わってから考え込んでしまい、
とりあえず後でネットを見て解決しよう、と問題を置き去りにして、置きっぱなしにしちゃったわけです。

身元を隠しマフィア内部に潜入している警官・ヤン(トニー・レオン)と、
警察にスパイとして潜り込んだマフィアのラウ(アンディ・ラウ)。
この二人が、互いのことも知らないままそれぞれの身元を暴こうとする一作目。
一作目からさかのぼり、彼らのボスたちの知られざるエピソードや、
彼ら自身の過去が振り返られる二作目。
そして、残されたラウの孤独な葛藤とシリーズの結末が描かれる三作目。

3は時間の流れから言うと実質的に1の続きということになりますが、
1に続いてすぐ3を観ないとこの内容は理解出来ないかもしれない。
とにかく時間軸の移動が多く、1の前の話からいきなりその後に飛んだりで、
非常にややこしい。
1からの辻褄あわせも、そこまで気に止めてなかったような細かい部分を描いてるので、
辻褄あわせてるんだなー、と分かっても曖昧な記憶の中では、
どういう意味だっけ?とところどころ分からないままおいてけぼりになっちゃいます。

それに取って付けたような形になってしまった
新キャラのエリート警官・ヨンと中国本土のマフィアのボス。
彼らはもっとシリーズのスパイスになるべき存在感があるのに、
すごく軽んぜられて終わった気がします。
もともと用意されていた役柄なら、1の時にチラリと出てたらよかったのに。台詞だけでも。
いきなり出てくると無理矢理ラウのために設定したみたいに見える。

ラストの終わり方はまだ許せるけど、
ラウの精神状態もかなり観客を混乱させる不完全で微妙な描写だったし、
あー納得いかない部分多々あり。

だけど、今回の作品では潜入捜査官・ヤンの、
前作までは観られなかったやすらぎの部分がたくさん出てきててほっとさせられましたねー。
ケリー・チャン演じる精神科医の先生とのカウンセリング(というか密会)の後の
あのデレデレした表情!
かわいい!
でもこの映画ってかわいい!とか言わせるような映画だっけ?

あと、ヤンの兄貴分(には見えないけど)のキョンが、
ヤンのために「殴る」なんてたいしたことじゃないと説明する件はちょっと感動。
キョン、あんたはバカでもただのバカじゃないよ!

1のバレるかバレないかの緊張感や、
2のこんなことがあったのかー、という発見がないのと、
3はラウの「マフィアである自分の身元を消す」ことが中心であるぶん、
ヤンの回想が入ると、入るだけだれます。
アンディ・ラウの迫真の演技は胸打たれたけど、
作品の構成はちょっと辛いものがありましたね。

そういいながらもしっかりDVDは予約しましたがね!
三枚見比べてちゃんと理解するんだー!
色々言うのは、それからにしといた方が懸命かも(;^_^A

ちなみにスコセッシ監督、レオナルド・ディカプリオ&マット・ディモンの
リメイクは撮影好調のようです。
あんまり期待はしてません。
なんでリメイクするんだろ、オリジナルだけでいいじゃん(涙)。
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【今週のウチシネマ】PEAPLE FOR TWO?

2005-09-29 | movie/【今週のウチシネマ】

前回、メイベル・チャン監督の『玻璃<ガラス>の城』を観ましたが、
今度は彼女の出世作とも言える『誰かがあなたを愛してる』を見てみました。
主演はチョウ・ユンファとチェリー・チャン。
この二人は何度も共演しているんですね。

演劇の勉強をしようとニューヨークへ渡ってきたジェニファー、
実は勉強しにきたというより、スポーツ選手の彼を追い掛けてきたようなものなんですが、
到着して早々その彼に新しい彼女ができたことを知ってしまいます。
裏切られて打ち拉がれるジェニファーでしたが、
遠戚で彼女の住む部屋を都合してくれたサンパンが慰め、気晴らしに外に連れ出してくれることで、
少しずつニューヨークの生活に馴染んでいくのでした。

強情でトラブルばかり運んでくる彼女に始めはうんざりのサンパンでしたが、
慰めるうちにどんどんジェニファーを好きになり、
彼女の方も、サンパンの人のことを放っておけない人柄にひかれ始めていました。
だけど、毎日博打に明け暮れ、ヤクザとの喧嘩に楽しみを見いだしているようなサンパンは自分とは住む世界が違う――
ジェニファーは彼と過ごす時間を楽しみながらも価値観が違う暮らしをするサンパンに対して素直になれません。
そんな時、サンパンの開いたパーティにジェニファーの元彼がやってきて…
ジェニーとサンパン、ふたりの関係やいかに?

という映画ですが、
私、怒られるのを承知で言いますと、
チョウ・ユンファがどうしても劇団ひとりに見えてしまい、彼がどんなに素敵でも
「あー、ひとりが走ってるよー」
とつい思ってしまうのでした。
若い頃と今とイメージが違うなぁ。
サンパンは大人のチンピラのわりにめちゃめちゃ純!
ジェニーにキスしようかどうしようかというシーンは
中学生ぐらいの恋愛を思い起こさせて胸キュンでした。
あのあと下の階で待ってるところも、くーっ、せつねー!
二人の立場に、よりギャップがあると分かりやすかったと思いますね。ベタな意見ですが。
ジェニーがとんでもなくお嬢様ならまだしも、
演劇やるような大学生なら別に世界が違うって言うほどじゃないような。
実際はもう少し違うニュアンスの台詞なのかもしれませんが。

あとクライマックスのプレゼントね。
まるっきり賢者の贈り物じゃんかー!
あれが自分で発見したアイディアだとしたら相当センスあるけど、
O・ヘンリ読んでないわけないだろうからなー。うーん。

なんとなく予定調和のような物足りなさも感じますが、
ジェニーの台詞の中でおぉ!と思うものも。
自分はもうトシだというジェニーに、サンパンが俺なんか33才だぜ?というと、
それに対してジェニーは一言、
「女の23は男の33と同じよ!」
言えてる。
このぐらいはぎれのいい台詞をジェニーからもっと聞きたかったな。

『ガラスの城』の方が映画として好きだけど、
どちらも何回か観てみたい気にさせられます。
映像をじっくり見せるのがうまいですね。DVD化求む!
日本でドラマ化するなら、
なんて考えてみたけど、もう、ひとりしか考えらんない!(笑)
泣くシーンがないから嘘泣きに見える心配もしないでOKです。(^^)v
ジェニーは内山理名とかかなー。ちょいと小生意気でないといけません。
元カレは非常に個人的な意見だけど田中哲司がいいな。
オリジナルが軟弱な感じだったけど、彼に
「君はまだ子供だから…」云々言われれば納得出来そう。
恋愛ドラマのオムニバスの一話くらいでいけませんかね。わくわく。

…妄想だから真剣に読まないでください、ホント。

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『たまの最期!』をかってみた

2005-09-24 | music
…「たま」の話の前にですね、
家のビデオの山を漁っていたら、
「新選組!」の録画ビデオが出てきたので、つい観てしまいました。
しかも山南さんが亡くなるまでの話。
(「江戸へ帰る」「山南、脱走」「友の死」)。
芹沢鴨と山南さんの死がこの大河の二大クライマックスですからね。

いやぁ、久々に見たらよかった。
明里とのエピソードや仲間の苦悩する様子を観てると、
NHK大河ドラマだということを忘れてしまいますね。
今見てみると捨助もけっこうおもしろいなーと思ったり。
この大河はキャラがたってて楽しいですよね、
なんて、他をそこまで細かく観た覚えがないから比べようがないですが。
「義経」も脱落しました。

えーっと、改めて見たら近藤勇の娘は、たま、って名前でした。
…そんなつなぎ方は無理がありますか?(笑)

色々書くことを考えてはいたんですが、
考えるほど今の自分のからっぽ具合を自覚して書けなくなるんです。
だから、たまについて語ることだけでも結構重労働。
言えることは、すごく必要とする音楽、ってことです。

今は「さんだる」に「Live at New York」、「東京フルーツ」、
それに最近出たナゴムレコードのベスト盤を中心に聴いてますが…
音楽っていう感じより、子供が積み木遊びしているような、
聴いてると無心になれます。
それで、泣きたいときは泣けるし、笑っちゃうときは笑えるし、
フィジカルな分かりやすい快感ではなくて、
心が夢の中で遊んでる感覚。
今になってたまをこれだけ聴くようになるとは、
学校の終礼で「さよなら人類」を歌っていた
1990年の私でも知りようがなかったでしょうね。

吉祥寺のスターパインズカフェでの解散ライブの模様を収録したDVDで、
定番の曲から、CD未収録のものまで演奏しています。
特に、「南風」と「サーカスの日」がすごくいいなー。
一番最後のモジャラーズも最高だけどね(笑)。

「らんちう」の滝本さんの台詞挑戦は見ているこっちがハラハラしたり(笑)、
途中のMCの石川さんの和尚さん口調が最高だし、
知久さんは終始楽しそうに演奏しているし、
いいバンドだなーでもこれが解散で、しかも2年前のことだ…
実感すると寂しいです。

アンコールの最後、ライオンメリィさんとワタナベイビーがゲストで出てきて
「これをやらないと」と言って予定なく突然ワタナベイビーが「さよなら人類」を歌いだす。
でも、メンバーはすっかりコードを忘れているという事実(笑)。
19年で解散するに当たって、石川さんが、
ハタチの大人になる前にたまは解散する、というようなことを言ってましたけど、
そういわれると妙に納得させられます。
でも、「たま」はピーターパンのように、
これからも誰にでもネバーランドへの飛行経路を教えてくれるような気がするんですよ。
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【今週のウチシネマ】倫敦から始まる物語

2005-09-22 | movie/【今週のウチシネマ】
あー、ロンドン行きてーなぁ。
と、無性に思っていたら、
終電ギリギリで慌てて借りたビデオが両方ロンドンから始まる映画でした。
偶然ではないけど、やっぱり誘われてる…?

一本目は『トムとトーマス』。
ビッグベンに向かってタワーブリッジを走るふたりの少年の姿で「ジャケ借り」です。

トムは画家のお父さんと仲良く暮らしていますが、
気が弱く、養子で引き取られてきたので、同級生から苛められてばかりいます。
そのトムの唯一の友達が、トーマス。
トーマスとトムは出会ったことも話したこともありません。
トムには、孤児院で生活している見ず知らずのトーマスに起こったことは
どんなところにいても感じ取ることが出来ますが、
お父さんはトムが空想上の友人を勝手に作り上げているとしか思わず、
本当にいるとは信じてもらえません。
ある日、お父さんと一緒に念願だった宇宙博物館(?)にやってきたトムは、
鏡に映したように自分と瓜二つの少年に出会って…

…そこまで書けば、だいたいあらすじは見えてきそうですね?
後半はこの二人の「入れ替わり生活」と、
「人身売買」の目撃者としてトーマスのかわりにトムが捕まえられて…
という適度なハラハラ感が味わえます。
映画祭で子供審査員賞を採った作品なので、子供が見たら素直に楽しめそう。
汚れちまった大人には物足りないですが。
「ラブ・アクチュアリー」のクリスマスの雰囲気が好きな人はそれだけで幸せな気分になれそう。
…私のことです。

二本目は『玻璃<ガラス>の城』。(メイベル・チャン監督、香港映画。)
これも始まりはロンドン。
1997年のNEW YEARを迎えるその時、一組の男女の乗った自動車が事故に遭う。
彼らにはそれぞれ夫と妻、そして子供もいる。
事故を知った子供たちは、親を火葬し、
彼らの残した秘密の家や犬を「処分」しなければならない。
アメリカに住む男の息子、香港に住む女の娘はお互いに気まずく憎みあったりしながら、
一緒に父母の隠された恋の記憶を追っていく。

監督の母校である香港大学の講堂が取り壊されるということで、
せっかくだからここを舞台に映画を撮りたいと企画されたらしいです。
その愛情も感じられるせいか、とても美しい映画でした。

全体的に暗く湿り気のある映像で、そこがまた、曇りガラス越しに見た街の光のようで
切なさや冷たさを感じさせる雰囲気になっています。
父と母の恋と、息子・娘の恋が交差して描かれて、
1997年の新年と香港返還で賑わう街の花火に迎えられ、
長かった恋は終わり、またここに始まっていくことを暗示させて終わります。

ストーリー自体はそんなに珍しくもないし、物足りないくらいですが、
そこに散らばる「小物」がなんともいいアクセントになっています。
アスピリン、手の石膏、長距離電話、飛行機、康橋<ケンブリッジ>、
それにブラザース・フォーの「Try To Remember」…
ロマンティックに見せる小物の使い方がさりげないけどグッときます。
観終わった後にじわじわ好きになってくる作品です。

玻璃の城「city of glass」ってタイトルは香港の街というより、
ふたりの住んでいたあの家のことのような気がしますね。
運命の恋って、うまくいかないからこそ一生かけるような情熱を生むんでしょうな。
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待ってました、『ハウルの動く城』DVD

2005-09-10 | movie/DVD
終電手前で帰宅し、ぼそぼそ夕刊を読みながら食事をしていましたら、
おおおっ!
『ハウルの動く城』がDVD発売?
なんだか最近、
「ハウルはいつソフト化するんだろう…」
なんてぼんやり思っていたんですよ!
感動です。発売すること自体に。
なんでこんなに待ち焦がれてるんでしょう、私は。

実際、映画館でも私は三回見ております。
これは『魔女の宅急便』『スターウォーズ・シスの復讐』とタイ記録。
でも、そこまで観るほどのストーリーかというとそうでもなく、
自分でも何に惹かれているのかイマイチ分からない。
宮崎駿らしさとか、街並みの美しさとか、そういうところではなく
本質的な胸を打ってくる部分。

そういえば、今は亡き母が『ハウル…』を観て
「これは愛の物語なのよ」と熱く語っていたっけ。
私はその感動がなんなのか、やっぱり分からなかった。
愛かぁ? そんな根本的な一言で片付けちゃっていいのかぁ?
…そして、三回見たのです。

でも、そうだな。愛なんだろうな。
ソフィーは始め、愛に飢えていたし、
ハウルもきっと誰かを守る愛を知りたかった。
愛に飢えれば誰だってちょっと押したら泣けてくる。
美しくなけりゃ意味がない、なんて言って緑色のドロドロしたものが出てくるんだ。

今回、イトイ宣伝プロデューサーのフィルムを特典にするって発想と、
それを「正しい株券」といった発言は感心しました。
ジブリ美術館でもチケットのフィルムはもらえるけど、あれとはまた違うからね。
実際に使われてたフィルムっていうのが泣かせます。
これ、みんな持ってる人が繋がれたら楽しいね。
そんな企画までやってほしい。
この瞬間は東京の誰が持ってて、次の瞬間は北海道に住む誰かが持ってて、
へたしたら外国の人も持っているわけで、
何万人もの人たちで一つの映画を共有しているって、
そのままフィルムじゃなくて映画のことを表現できてるのね。
(そういえば昔「イトイ式」っていう深夜の番組が好きでよく観てましたが、
 あれにはキムタクが出てましたね。懐かしいなー。
 なーんて言ってたら見つけちゃった。
 私はあんなに見ていたのに、視聴率はあんなに悪かったなんて。
 ちなみに最近「MOTHER 2」が恋しくなり、またやり直してます。smaaaaaaaash!)

↓↓↓アマゾンの『ハウル…』ページです。
みんなで買ってどこのシーンが入ってたか語ろうぜ!
『ハウルの動く城 特別収録版 1/24second付き』

さて。今日は『Angel Heart』の16巻が出たので
真っ先に出勤前にコンビニで買っておきました。
アニメは10月から日本テレビでは火曜の25:25~で決まったらしいですが、
10月の何日なのよ? 25日あたりだったりして。

『Angel Heart』第16巻

『Angel Heart』よみうりテレビのホームページ
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ラブバトン、かぁ…。

2005-09-10 | diary
私は今、とてもラブを語れるような人間ではないんですけど。
だって、恋愛診断するとたいがい
「あなたは地蔵のようです」
とか
「性格が悪いです」
とか、そんなことが出てくる人ですよ?
私、そこまで酷い人間ですか(泣)?
はぁ、しかしまわってきてしまったものはしょうがない。

■Q1■理想の恋人像を教えてください。

A:いつも一緒にいて笑いあえるような楽しい人。律儀で真面目な人。

■Q2■恋人選び、見た目と性格を重視する割合は?

A:性格:見た目=6:4
 見た目って言っても、私、面食いじゃないので私の好みに適った見た目ね。

■Q3■今日は一日好きな人と一緒。
あなたの考えるデートプランを教えてください。

A:スポーツ好きの人ならスポーツ観戦。
 相手が大丈夫そうなら上野で美術館行って甘味処で団子食べて池のまわりを散歩したい。

■Q4■好きな人と、はじめて二人でカラオケにいくことになりました。
さぁ、どんな曲を歌いますか?また、相手には何を歌ってもらいたい?

A:行きたくないなーカラオケ。絶対ひかれると思う。
 でも絶対行かないといけないというならクリスタル・ケイを歌います。
 相手は渋い曲歌ってくれると最高かも。安全地帯とか?(笑)
 ○○○○○○○とか最近の若者の歌を歌われるとがっかりします。
 
■Q5■夜の遊園地、はじめて二人で観覧車に乗りました。
ドキドキクライマックス!手をつなぐ?つながない??

A:つなぎたいね。もたれかかるくらいはするさ。

■Q6■楽しいデートの時間はあっという間。
いつの間にか、終電がなくなっていました!
そんなとき、あなたならどうする??そして、相手になんて言う?

A:タクシーで帰れる距離なら帰る。
 遠かったら、「一緒に時間潰して」ということで…マン喫?(笑)
 それとも…

■Q7■相手をかなり気に入ったあなた。
告白は自分からする?相手からされるのを待つ?

A:待ちます。希望が持てるようなら自分で言うけど。

■Q8■ずばり、いま好きな人、気になる人がいますか?

A:うーん。

■Q10■Love Batonをまわす5人の人たち

A:だからいないんだって!!
 これ見てるそこの、あなた!!
 いるのはわかってるんだよ!!
 コメントでもいいから参加してくれよ。
コメント (5)
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最近観た映画あれこれ

2005-09-08 | movie/【今週のウチシネマ】
前回、最近“家で”見た映画について書けなかったので、
改めて書いておこうと思います。
若干ネタバレ。微妙~!

●『グロリア』
これは二枚で2500円のセールで『恋人たちの予感』のDVDを買うときに
もう一枚をどうするか?…で、買った一枚です。
もちろんオリジナル版。今まで何度も観ています。
リメイクは観ていないけど、多分観たとしてもこちらの方が好きなはず。
だって、このジーナ・ローランズほどかっこいい女はいません。
守ってあげる男の子は全然かわいくないですが
(この子は演技も出来てないけど、初め見たときは
子供はこのくらい可愛くないものなんだろう
と思ってみてました。)
そのみなしごを全身全霊で守ろうとする覚悟が、
おばさんをどんな女より美しく見せます。

●『ベスト・フレンズ・ウエディング』
友達に観ろ観ろ言われてやっと借りてみました。
長年のキープ君がいざ結婚するとなると急に恋しくなって、
二人の仲をあの手この手で壊そうとする女の話。
このジュリア・ロバーツのめげない復讐っぷりがどんどんエスカレートして、
どうなっちゃうのか、かなりハラハラさせられます。
ですが、一番目立ってるのは、何かと主人公の相談に乗る
素晴らしい親友でゲイのジョージでしょう!
あれ、ジョージの映画だったっけ?と思えるくらい美味しい役です。
そりゃあ、こんな男友達欲しいよ!
マイケルという彼が、取り合うほど素敵かどうかはともかく、
キャメロン・ディアスが潔く演じるおバカな感じの女子大生お嬢様と、
ルパート・エバレット扮するジョージの出てくるシーンは爽快な気分になります。

●『ニューヨークの恋人』
出ました、ヒュー・ジャックマン!
こないだ見たトニー賞授賞式の影響をモロに受けてる感じですが、
実は前々から観たかったんです、密かに。
19世紀のハンサムな伯爵が間違って21世紀のNYに迷い込んで
現代の女性と恋するお話ですね。
聞いた感じはとっても耳障りがいいですが、
このタイムトラベルの仕組みについてはもっといい設定があったんじゃないかと思います。
ちょっととってつけたような設定なのが気になります。
それでもヒュー・ジャックマンが出てるんだから
それだけで細かいことはぶっ飛びますよね(笑)。
彼だけではありません、
主人公ケイト(メグ・ライアン)の元カレ役・リーヴ・シュレイバー
(そう! 今年のトニー賞で演劇助演男優賞をとった彼ではないか!
髭がないからわからなかった…)、
弟役のブレッキン・メイヤーもいい味出してます。
彼らの演技を見るためなら何回でもみたいかも…。
それにしても、レオポルド伯爵の恋愛の手ほどきは素敵です。
昔の殿方は女性の喜ぶものを心得ていらっしゃったんでしょうかね。
是非世の男性方にも心得ていただきたい部分です。
ただ、彼の現代社会への適応速度はちょっと速すぎだと思うのですが。
伯爵には21世紀の世界をもっと驚きの目で見て欲しかったです。
エレベーターの発明家なんだし、もっと面白がってもおかしくないと思うなぁ。
もっと言うとエレベーターをストーリーに利用してもよかったのでは。
タイムマシンにしちゃえばよかったのに。
そういえば屋上に肩の出たドレスを着てきたメグ・ライアンを見ても
伯爵は未来だから動揺しないんでしょうか。
色々納得いかないところはあります。

●『彼と彼女の第二章』
こっからはビリー・クリスタル特集。
これはトニー賞の影響(笑)。
B・クリスタル本人の監督・脚本のラブ・ストーリー。
キャッスル・ロック=『恋人たちの予感』を否が応でも思い出すし、
実際彼も『恋人たち…』のその後を書きたいと構想して誕生した本作品ではありますが、
これはもっとシビアな話。
パリで出会った恋人達が結婚し、夫婦になったことで生まれる主張と妥協と孤独。
恋をしては別れ、またお互いを求める彼らの言い分は
どっちも正しいし、どっちも勝手なんだけど、
それが男女、そして結婚。
そこで踏みとどまるかどうかは、
彼らが本当に全てを放り投げてでもお互いを必要としているかどうかで決まるんですね。
一つのカップルの物語としては、映画として平凡だけど、見ごたえのある作品です。
彼らのなれそめを、友達が集まって語るところから始まるのですが、
その中の友達の婚約者がいちいち泣いたり騒いだりするのはちょっとムカつきました。
騒ぎすぎ!
でも最後は私も嬉しくて一緒に泣きたかった(笑)。
このテーブルトークは映画より芝居にして見てみたいかもしれない。
ついつい声を出して笑っちゃう場面もいくらかあって、
ちょっと奇をてらったけど詰めの甘い『恋人たち…』という感じですが、
それでも他のラブストーリーに比べたら得るものは多い。
身近に悩めるカップルがいたら声をかけてあげてください、
「Piece of Cake!」と。
一番楽しかったところはバスケの審判シーンです!

●『ファーザーズ・デイ』
主演はB・クリスタルとロビン・ウイリアムス。
今は結婚してしまった昔の彼女に突然
「実は16歳になる息子はあなたの子なの」
と告白されたジョージとデイル。
子供のいない彼らはついつい父親気分で家出したその息子を探し出す羽目になります。
弁護士のジョージに、もの書きのデイルは正反対の性格だけど、
子供探しの旅のなかで自然と友情が芽生えていきます。
見所は二人の見事な掛け合いですかね。
ジョージがデイルを「チップ」と呼び間違えるところのタイミングだけでも
普通の5割増しぐらいで笑えます。
すごくハッピーな映画ですが、
うまくまとまっちゃったがために逆に印象に残らない映画ともいえます。
フランス映画をリメイクしたということで、「スリーメン&ベビー」を思い出しました
…見てないけど、見たくなりました。

ほかに『アメリカン・スウィートハート』も途中まで見ました。
ジョン・キューザック、ジュリア・ロバーツ、キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、
あとB・クリスタルという豪華な出演陣ではありますが、
どうも面白くなく、下ネタで笑わせようとするところが鼻につき、
レンタル期限の関係で最後まで見られませんでした。
テレビでやってたら見返そうかどうしようかってところです。
キャサリン・ゼタ・ジョーンズのワガママ女優っぷりが素晴らしいです。

ちなみに「モンティ・パイソン ドイツ版」も安くなってたから買っちゃった。
やっぱ190cmを越える身長の赤頭巾ちゃん
馬鹿オリンピックが最高にアホ!
耳の聞こえない補聴器係と、周りのものがよく見えないコンタクトレンズ係のスケッチは
ケンブリッジ組っぽいロジックがたまりません。
あと笑いの他に可愛い動物が楽しめるという見所を発見しました。
(赤頭巾ちゃんに出てくる犬(←オオカミ役)
シェークスピア『ベニスの商人』を演じる牛(←医者の演技も出来ます))
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『パッチギ!』と『真夜中の弥次さん喜多さん』

2005-09-06 | movie/劇場公開作品
目黒で『パッチギ!』と『真夜中の弥次さん喜多さん』を観ました。
寝坊して始めを見逃してしまったのですが、
『パッチギ!』は傑作でした。

『ゲロッパ』では軸になる問題の印象が弱かった気がするんですが、
『パッチギ!』は朝鮮から移住させられた人たちと
その子孫である若者たち、
彼らの祖国に対する思い、
そして日本人との対立を、京都の町の中で描いていて、
その小宇宙が朝鮮と日本であり、
世界の対立を象徴しているように思えてきます。

国同士で土地に線を引き、脅かし奪い合い、
理不尽に扱い、分かりあおうとはしない。
だけど、人ひとりひとり、気持ちさえあれば心を開き通じあえる。
優しく幸せな終わり方が嬉しい映画です。

一方『弥次喜多』。

こちらは原作があれだけぶっとんでるだけあって、
どんな映画になるのか期待していましたが、
原作のストーリーに忠実に、
うまくオリジナルとミックスした作品になってました。

ただ、ちょっとダレ気味だったかなーと。
出だしから旅に出るまでで長いと感じてしまいました。
可笑しいのは可笑しいけどバタバタしすぎてる。
いつもなら笑えるはずの阿部サダヲの役の必要性も分からないし、
せっかくの豪華な出演者ももったいない気がしちゃいます。
初めての映画監督作品ですから難しいところですね。
今『弥次喜多』を監督出来るのはクドカン以外にいないのは分かるんですけど…。

ちなみに私が以前、クド監のトークショーを見たときの記事はこちら。

ふたつ観おわって、井筒監督は映画の撮り方がうまいと思いました。
他の映画をあれだけ文句言う資格はあるんだな、やっぱ。

でも、何でこの二本立てだったんだろうね…。

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