だから、ここに来た!

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【カーディフ編】カーディフ・ベイへ (ドクター・フーのロケ地巡り)

2012-12-29 | 2012年、英国の旅 ~秋編


カーディフ2日目。
この日はカーディフでのメインの目的であるDoctor Who Experienceへ。
Doctor Who Experienceは、来年(2013年)放送50周年を迎えるドラマ
「ドクター・フー」のセットや衣装が展示してあるスペシャルな場所なのです!

(…これを読んでいる方は知っている方が大半かと思いますが、
 簡単に説明すると、ドクター・フーはSFドラマであり、
 ドクターという見た目人間そのものだけど、心臓を二つ持った約900歳のエイリアンが
 地球(英国)で出会った仲間(コンパニオン)と時や次元を越えた旅をし、地球や宇宙の危機を救うドラマです。
 …というと、やたらエンターテイメントな話のように聞こえますが、
 根底にはコンパニオンとの出会いや別れを繰り返しながら永遠に生き続けるドクターの孤独も描かれています。)


チケットは予約済みだったので、ワクワクしながら購入控えやカメラを準備していると、あることに気付きました。

「電子辞書がない!」

いつも入れている場所に電子辞書が入っていなのです。
記憶を遡って見ると、最後に触ったのは列車の中。
"Sherlock:Casebook"を読んでいた時でした。
うわー、悦に入ってた間に大事なもんを列車に置いてきてしまった…。

Doctor Who Experienceのあるカーディフ・ベイに向かう途中で駅に寄り、
インフォメーションの女性に訊いてみると、遺失物係はないのでカスタマーサービスに電話してと言われ、
それでももしかしたらと思い、ホームの駅員室まで訪ねに行きましたが、
結局同じ案内をされただけでした。

電話か…めんどいな…。見つかる保証もないし。
すっかり気分が落ち込んでしまいましたが、暗い気分のままではせっかくのメインイベントが楽しめないので、
気持ちを入れ替えて、カーディフ・ベイへと向かいました。

名前の通り、海沿いの地域カーディフ・ベイに向かう途中には、
いくつかDoctor Whoのロケ場所があります。

このLoudoun Squareは、S1の「父の思い出(Father's Day)」で
ドクターのコンパニオン、ローズのお父さんが車にひかれてしまう場所。
ローズはドクターに頼んで、幼い頃に死んでしまったお父さんの姿を見る為にこの場所にやってくるんですよね。





S1最終回「わかれ道(The Parting of the Ways)」でもこの場所が出てきます。
強敵ダーレクに追い込まれたドクターは自分だけ宇宙ステーションに留まり、
大事なコンパニオンであるローズを宇宙船ターディスに乗せて地球に帰してしまいますが、
ローズはいてもたってもいられず、ターディスの秘められた力を解放するため、
内部をこじ開けて元の宇宙ステーションに戻ろうとします。
そのターディスが置かれていたのが、このゴミ箱の置かれてる場所。



この道の突き当たりには、地球に戻ったRoseが母親と彼氏の3人で食事するお店"PADDLE STEAMER CAFE"もあります。



全部目と鼻の先だったんですね。(ローズの自宅は全然別の場所なんですけどね。)
CAFEの近くの公園、Canal Parkも撮影場所。




このあたりはS2E12「嵐の到来(Army of Ghosts)」に出て来る場所。
右のゴールポストがあるところは「わかれ道(The Parting of the Ways)」で
重要なキーワードになる"BAD WOLF"という文字が出現したところです。



「Torchwood」S2E5"Adam"もここで撮影されたみたいです。
右は公園からさきほどの"PADDLE STEAMER CAFE"を見たところ。



このベンチの場所は「Torchwood」の"Children of Earth - Day Three"に出て来るそう。
公園を出て、東に歩いたところにあるウェストビュートストリート。



ここは傑作「まばたきするな(Blink)」に出て来る警察や教会があったりするのですが、
記憶が曖昧だったため、眺めただけで終わってしまいました…奥にある白い建物がそうだと思うのですが…。
ウェストビュートストリートを見て、そのまま東へ歩いて行くと、突き当たりに見えるのが!



ウェールズ・ミレニアム・センターです!




もうこのあたりはドクター・フーのどの話とか、トーチウッドのどのシーンとか、
挙げるのが面倒な程頻繁に出て来る場所です。
S1E11「悲しきスリジーン(Boomtown)」で原子力発電所になってたり、
S3E13「ラスト・オブ・タイムロード」の最後で、キャプテン・ジャックがここの手すりに寄りかかりながら
ドクターとマーサに"とっておきのあだ名"を教えたりしてましたねー。



Doctor Who Experienceの幕もありました。
このウェールズ・ミレニアム・センターから海沿いにかけてのエリアはカーディフ出身のロアルド・ダールにちなんで
Roald Dahl Plassという名前がついています。



カーディフ・ベイのもう一つのシンボル的な煉瓦色の建物はPierhead Building(右)。
中ではカーディフ議会を紹介する展示がされているそうです。
(私は中までみていませんでしたが。)

Pierhead Buildingからさらに海沿いに東へ向かいますと、
そこには一番楽しみにしていた?Doctor Whoのロケ地が。
ウェールズの国民議会(National Assembly for Wales)です!



ここはS3E6「ラザラスの欲望(The Lazarus Experiment)」で、ラザラス研究所の内部として撮影されている場所です。
Mark Gatissファンとしてはここは外せない!w



中に入るには空港並みのセキュリティチェックを受けます。
何しろ議会の中だし、どなたかのインタビューの撮影もしていたので写真を撮るのもなんだか憚れてしまいました。



あとで調べたらロイズ・オブ・ロンドンやミレニアム・ドームのリチャード・ロジャースが設計したらしいです。
外から見た屋根の外観も独特ですが、内部の流線型の天井も美しいです。



ロビーにロンドン五輪のトーチが置いてあった!



海沿いの小さな教会、Norwegian Church Art Centreと、そこから見たPierhead Building。



天気も良くて海も穏やか。白鳥もあちこちに。
教会のそばには赤い船Lightship2000が。



カーディフ・ベイの再開発の際に復元された船だとか。中にカフェが入っています。
そしてLightship2000の前から見えるのが…



BBC Cardiffだー!!!
ここからDoctor WhoもSHERLOCKも生まれたんですよ!?
ここにDoctor Whoを書いているMoffat&Gatissが向かわなければ
SHERLOCKは誕生しなかったんですから、生誕の地みたいなものではないですか。
いやー、ロケ地よりも妙に感動してしまいました。

次回はいよいよ、Doctor Who Experienceへ。
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【カーディフ編】パディントンからカーディフへ

2012-12-09 | 2012年、英国の旅 ~秋編
滞在7日目。
昨日の芝居や劇場の出来事を反芻しながら、チェックアウトの支度を済ませ、
バスに乗り、パディントン駅へ向かいました。
ウェールズの首都、カーディフへ向かうためです。



ロンドンへはまた戻って来る予定だったので、
ホテルに余分な荷物を預けたかったのですが、「防犯上の理由で断ってます」と言われてしまい…。
春に泊まったときは受付してたんだけどなー。
仕方なく、全ての荷物を引きずりながらダブルデッカーに乗り込みました。

Saint Mary's Hospitalを右に見ながら、Praed Streetを歩いていくと、
パディントン駅の入口が見えてきます。



パディントンは西への玄関口。
ヒースロー空港との行き来も便利ですが、私が利用したのは初めて。
チケットはあらかじめFirst Great Westernで予約済みだったので、
発見する場所を探すことに。



そして発見したのがこの自販機。
クレジットカードを差し込んですぐに認証が完了するので、
あっという間にチケットが発券されました! こんな簡単とは。
(ちなみにチケット代は片道£15.50)



まだ列車の入るホームが分からなかったので、駅のスーパーでお昼を買うことに。
構内の奥の、カフェが入っているスペースに、パディントンベアがいました!
リメンバランス・デーが近いので、帽子にポピーを付けてますね。



10分前になってやっと発車するホームが表示されたので、4番ホームに急ぎました。
私の予約した車両は最後尾。
一番後ろまで急ぎましたが、実際の最後尾の車両は自転車用のスペースになっています。
確かに、駅の中を眺めていると、自転車持参の人が多く見受けられました。
ホームにも駐輪スペースがあるんですよね。
列車に乗り込むときも、自転車と一緒に移動出来るようです。



乗り込むと、席に行き先の書かれた"予約済み"のカードが差し込まれています。
自分の席を確認し、ようやく出発!



出発した後、荷物の中から、買っておいた"SHERLOCK: CASEBOOK"を取り出しました。
"SHERLOCK"は、製作者のSteven MoffatとMark Gatissが、
まさにロンドンからDoctor Whoの撮影地であるカーディフへ向かうこの列車の中で話しながら練り上げられたものなのです。
そのエピソードが書かれたページを、その列車に乗っていることに悦に入りながら読んで過ごしました。



列車は予定通りの時間に到着。
心なしかロンドンよりも寒く感じます。海が近いからかな?




ウェールズでは英語とウェールズ語が並んで表記されています。
ウェールズ語の読み方はまったく分からない!
でも、駅から近くにあるホテルで話が分からない、ってことはなかったです。

チェックインよりも早めに着いてしまい、少し待つことになりましたが、
部屋に荷物を置いて、今日一日は街の中の散策をすることにしました。



駅からカーディフ城までのびる、St. Mary Street。
ウェールズの国旗と世界の国旗が並んでいます。



カーディフの中心、City Centreでは、あちこちにアーケードが伸びています。
お菓子屋さんや古本屋、カップケーキのお店やカフェ等、見ているだけで楽しくなってきます。



フレッドペリーのような服飾ブランドや宝飾のお店も入っていたりします。
パリのパッサージュに近い雰囲気かもしれませんね。



その中でも賑わいを見せてるのがCardiff Central Market。



一階は食料品や花屋、二階はカフェがあると思えば床屋さん、中古レコード屋、秋葉原にあるような電気の部品を扱う店が並んでいます。



階段を上った所には何故かエルビスが。
Cardiff Central Marketと平行している道はChurch Street。
突き当たりの教会はSt John The Baptist City Parish Church。



教会の横を抜けるとワーキング・ストリートに出ます。
この道はロンドンにもあるようなメジャーなチェーン店が並んでいます。スタバとかね。



この道にあるQueens Arcadeは所謂ショッピング・モール。フードコートも入ってたと思います。



ワーキング・ストリートから見えてきたのが、カーディフ城。
西暦元年頃、ローマ人によって建てられた城塞です。



お城の中はあとで見るつもりなので、この日は外観だけ。
城の入口前にもCastle Arcadeというアーケードがあります。




ドクター・フーの天敵Dalekもいました!


アーケードをあちこち見た後は、城の北東側、City Hall周辺へ。
ここにはカーディフ大学や裁判所等があり、賑やかな城の南側と比べると、
ロンドンで言うシティのような堅い雰囲気です。



裁判所の時計塔が印象的なこの辺り、実はドクター・フーのロケ地でもあるのです。
例えばここ、National Museum Cardiff



ここの入口は、シリーズ5エピソード13の"The Big Bang"でAmeliaが訪れる博物館として登場したり、
シリーズ3エピソード6 "The Lazarus Experiment"の研究所の外観に使われています。(そう、Markの出てる回ねw)



"The Lazarus Experiment"でドクターとコンパニオンのマーサが歩くのも、この博物館の横ですね。



内装は別のところなんですが、それはまた後ほど。



中の階段の踊り場はシリーズ5エピソード10 "Vincent and the Doctor"に出てきます。



到着した時間が遅かったので、博物館自体の中をゆっくり見ることは出来なかったのが残念。
City HallやNational Museum Cardiffの裏手にある公園、Cathays ParkにはWar Memorial像が立っています。



まばたきする間に天使像が襲って来るシリーズ3エピソード10 "Blink"のエンディングにこの像(左)の映像が挿入されています。
City Hall周辺には建物の上部に馬や人物の像が彫られているので、
そのいくつかが同じようにこのエピソードに挿入されています。
Glamorgan Buildingの前の馬の像(右)も。

そして最後は、カーディフ城前のGreyfriars RoadにあるNew Theatre
ここはシリーズ1エピソード3 "The Unquiet Dead" が撮影された場所。
暖かみのある外観ですが、使われたのは内装だけ。でも、来てみました。
映画館ではなく、芝居を上演する劇場のようです。



初日からロケ場所がチェック出来るとは、なかなか順調!
City Hall周辺を歩き回っているうちに暗くなってしまったので、この日はホテルに戻りました。

次回はカーディフに来た目的である、Doctor Who Experienceを訪れます!
順調!と思われたはずの旅でしたが、2日目に暗雲が…。

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ハムステッド・シアターで「55 Days」を見る。

2012-11-26 | 2012年、英国の旅 ~秋編
とうとうマーク・ゲイティスが主演する"55 Days"を鑑賞する為に、Hampstead Theatreにやってまいりました!
前回ロンドンに来た時にこの近くに泊まっていたので、劇場の場所はしっかり分かっていたのです。



まだ開演まで2時間近くあったので(早く来すぎw)、
まずBox Officeでチケットを引き取り、公演プログラムを購入。
Barでポット入りの紅茶をオーダーして、開場まで戯曲を復習することにしました。



舞台は1648年12月。
議会では投獄されているチャールズ一世を裁判にかけるべきではないという投票結果が出ていた。
自由の身になれば、傍若無人な振る舞いをする司教たちを追放する、
という国王との約束を信じる穏健な長老派たちが、反対に票を投じたためである。

だが、その直後、トマス・ハリソンら議会軍によってウィリアム・プリンをはじめとする長老派が議会から追放され、
絶対王政に反発する独立派が議会を独占することになる。
追放の知らせはカリスブルック城に幽閉されているチャールズ一世の元へ届き、
この状況に危機感を感じた王は密かにアイルランドへ手紙を送り、再び戦争を起こそうと企てる。

一方、議会軍指揮官のフェアファックスに説得され、
ヨークシャーからロンドンへ戻っていた独立派の指導者クロムウェルは
主権が議会にあることをチャールズに思い知らせようと策を講じる。


戯曲を読んでいるうちに、あと30分程で開演、という頃、
突然、ロビー内にサイレンが響き渡りました。
どうやら火災報知機が作動しているらしく、慌てて外に出ることに。



外に出されるのは開演待ちの観客だけでなく、劇場のスタッフも同様。
ふと入口に目をやると、キャストの方々も外に出て来るではありませんか。
すぐ傍にクロムウェル役のダグラス・ヘンシャルさんがいらっしゃるのでドキドキしていると、
避難誘導するスタッフの傍にマーク・ゲイティスが!
そして彼が談笑している相手は、スティーブン・モファットとスー・ヴァーチュー!?


(↑どさくさに紛れて撮った写真に写っていた3人)
SHERLOCKのプロデューサー仲間が同じ日に見にきていたのです!
なんという偶然! BBCの本があればサインしてもらうのに!
しかし、この日は何も持ち合わせていませんでしたし、こんな状況で話しかけるのも気が引けます。

そもそも上演自体この状態で行われるのか気が気じゃありませんでした。
この火事騒ぎで公演中止になったらどうする!?
このためにロンドンに来たようなもんなのに!? OMG! どうしてくれるんだ!
そのうちに消防車も駆けつけ、隊員が劇場内の点検に入って行きました。

やがて、5、6分が数時間のように感じられましたが、
建物の安全が確認され、ようやく再び館内に入れることに。
よかったー、まじでよかったー…(T_T)

出演者は楽屋へ戻り、観客は開場までロビーで待つことになったのですが、
その中にはなんと"10代目ドクター"、デヴィッド・テナントの姿がありました!
今日はDOCTOR WHOスタッフ観劇の日なのか!?
マークを見にきたのに、モファット夫妻だけでなく
"ドクター"の姿まで拝めるなんて、なんてラッキーなんでしょうか!

開場のアナウンスが流れ、劇場に入ると、客席は舞台を挟んで両側に並んでいます。
上手と下手にそれぞれ両開きの扉があり、扉の周りには、古いキャビネットがはめ込まれています。

事前にレビューを読んで、衣装が第二次大戦中の服装であることは知っていたので、
セットや小道具も同じように戦時中をイメージしたものが使われていることが理解出来ました。
舞台上には既にドラム缶の薪の傍で暖を取る兵士達がいて、
客席が埋まり始めた頃、低い音が劇場内に響き渡り、劇が始まります。

---------------

無機質な蛍光灯の明かりが点灯することで議会内であることを表現したり、
格子戸を閉める音で王の幽閉されている部屋を表現したりと、刺激的な演出。
場面転換の際には群衆役のパリっとしたスーツを着た若い役者達が
机やベッドやタイプライター等の小道具を舞台から運び出します。
17世紀が舞台の芝居とは思えません。

先程書いたように、キャストは第二次大戦中の軍服や背広に身を包んでいますが、
チャールズ一世だけは17世紀当時の服装のままであり、彼が時代に取り残されていることを暗示させています。

本物のチャールズ一世は5フィート6インチ(167cm)だったそうですが、
演じるマークは6フィート1インチ(185cm)。だいぶ背丈が違います。
ステッキを持って片手は腰に当て、常に人を見下したように顎を上げて立つマークのチャールズは、
自分の権力を疑わない、揺るぎのない(ように見せたい)姿勢を崩しません。
身柄を劣悪な城に移されることになり、トマス・ハリソンが訪れた際にも、

「今夜、あなたをエスコートします。なるべく遅れのないように…Sir」
「おお、余は(Your majestyでなく)"Sir"であるか」
「あなたを紳士として扱うつもりです」
「だが余は"人間以上"なのだ。分かっていないな。神の目に映る人間以上の存在を」
「我々は神の前に平等です」
「ひとりを除いてな」
「暴君は皆そう言います」

(間)

「其方は無礼であるな…」
「し、失礼しました」


というような調子。
クロムウェルと対面した際も、自分は聖油を浴び、神から力を与えられたといい、
クロムウェルを呆れさせます。

自分は光の中にある、と言い続けるチャールズとは対照的に、
これから時代を切り開いて行くはずのクロムウェルの方は
「私は闇の中を歩いている」と繰り返します。
ヒーローとして描かれてはいますが、常に迷いを抱える存在。
神の声を待ち、自分の歩むべき道を模索しつづけています。
時に占いのように聖書を開いて、そこに神の言葉を見つけようとするのです。

"平和をつくり出す人たちは、さいわいである。
彼らは神の子と呼ばれるであろう。"


そんなクロムウェルですが、ついに王の処刑のために、独立派の議員たちが署名をするシーンでは、
一番に自分が署名をし終えた後、堪えきれずに笑い始めます。
客席にいる私は、笑っていいのか戸惑っているうち、その笑いは他の議員たちの間にも広がり、
皆が笑い始めますが、その中の一人がクロムウェルに跪き、手に口づけしようとすると、
彼は「やめてくれ!」と拒否し、再び沈黙に包まれるのです。
これは彼が結局、チャールズと同じ道を歩んでしまうことを示しているのかもしれません。

他に、私が彼の台詞で印象的だったのは、部下であるヘンリー・アイルトンと思い出したように語るシーン。

「王の首はまだ肩に乗っているのか?」
「どういう意味です?」
「つまり…彼の頭は上品な襟の真ん中に…、アントワープのレースに違いない、糊付けされた…
 母がいつもアントワープのレースについて懐かしげに話していて…」
「…それじゃ、送ったらいい。アントワープの…」
「いや違う、そうじゃない、母は自分で作っているんだ、針とボビンで。
 花瓶のデザインだ。力強い、農民の妻の手で、糸を拾う。
 最近家に居たとき、そうやっていたよ。静寂の中で。不満に満ちた静寂だ。」
「夫人は裁判に反対だと?」
「いや、彼女は反対してるのは、王がまだ生きているってことに対してだよ」


このあたり、この戯曲の粋というか、皮肉が小気味いいのです。

---------------

アントワープの刺繍、ではありませんが、実は私も渡英前に刺繍を手にしていました。
いつもやり取りさせていただいているフォロワーさんがコースターを作ってくれたのです。
しかも、ペアになっていて「大きい方はマークさんに!」と言われたので、
私はなんの疑問も抱かず「それじゃあ、お手紙でUKに送りましょうか」と提案したのですが、
本人は冗談のつもりだったらしく、大変困惑された後、大喜びしてくれましたw

Mark Gatissさんは10月が誕生日ということで、私も何か送りたかったのですが、
何も作れない人間なので、あきらめモードでした。

ですが、直接渡せるということであれば生ものでもいいんじゃないか!?
ということで、劇場にお花を持っていくことにしたのです。
花屋に変装してボーイフレンドに会いに行くような人ですから、
花の贈り物なら迷惑にはならないんじゃないかと思ってw

なるべくチャールズにちなんだものを…と思い、ひまわりを一輪。
これは、アンソニー・ヴァン・ダイクの自画像の中で
チャールズに見立ててひまわりが描かれていることにひっかけています。
出がけにお花屋さんで買ったために、バンケティング・ハウスへも連れて行き、
夜になったら少し元気がなくなってしまいましたが…。

終演後、出入口傍でマークが出て来るのを待っていました。
今回は私の希望だけでなく約束があるのでチャンスを逃すわけにはいかなかったのです。
緊張しました。何度出待ちをしたとしても、これだけは慣れることはありません。

扉から出てきたマークにすかさず声を掛けた私でしたが、
近くに彼の知り合いがいたために、マークは先にそちらに向かってしまいました。
いつもタイミング悪い私…(- -;
黒い艶やかな襟のコートを着たマークは、挨拶を済ませた後、
軽やかな足取りでこちらに戻ってきてくれました。

「こんばんわ!」
「今夜の芝居、素晴らしかったです!」
「ふふっ、ありがとう」
「実はお渡しするものがあって…」
「Wow! ホント?」

ここで用意していた花と、刺繍の入った封筒を差し上げました。

「素敵だ、どうもありがとう!」
「よろしければサインをいただけませんか?」
「もちろん!」
「あと、…あなたの写真を撮らせてもらいたいって言ったら、気にされま…」
「(食い気味に)まさか!!」
「!」

ジッと見つめられながら元気よく言われたので、ちょっとビックリしてしまいました。
そして、お言葉に甘えてカメラを構えたのはいいのですが、
「はーい笑ってー」なんて言いながら、手の震えがガタガタガタガタいつまでも止まらず。
そんな状況でも、彼はニコーっと笑って待ってくれました。
写真撮影を終え、お礼を言うと、

「ミウモ、今夜は来てくれてありがとう!」

彼は右手で花を持っていたので、開いてる左手と、私の差し出した右手で、
まるでリレーのバトンを渡すような握手となってしまいました^_^;
もちろん、ミウモではなく、本名で挨拶してくれたので、自分の名前を言ってもらえたのが嬉しくて。
前回は呼ばれずにじゃあね!ってお別れしましたから。

その後、彼は私の次に待っていた親子から頼まれたサインと写真撮影にも
快く受け答えしていました。
私はというと、入口の横の椅子に腰を下ろし、
ミッションから解放された安堵感からテーブルに突っ伏した状態。

ふと頭を上げてBarの方を見ると、親子と別れてカウンターに向かうMarkの姿が目に入りました。
彼はそこで待っていたモファットとがっしりとハグ。
手にはさっきの花を持っていて、見ていたら
「その花どうしたの?」「さっき向こうでファンにもらったんだ」
というような会話を、こっちを指さしながらしているではありませんか。
ひえ~…SHERLOCKの製作総指揮の2人が私のあげた花の話をしている~(滝汗)
2人が普通の場所でハグしているところを見られただけでも感動的なのに。

そして、2人はスーさんやデヴィッドと合流し、
テーブルを囲んで終演後の軽い打ち上げを始めました。
もちろん皆さんの囲んでいるテーブルの中心には私の花が。
ひえ~。こんなそうそうたるメンバーの中心に私のしょぼくれた花があるなんて…。
(どうか帰りがけに捨てられたりしませんように…)



和やかな打ち上げ風景を眺めながら、私は帰路につきました。
何ヶ月も、この芝居を見るために頑張ってきましたが、
見終わってしまったと思うと、寂しくてたまりません。
何より興味深い戯曲と演出と魅力的なキャストであったことが、余計にその感情を強くさせます。
こんな面白い芝居がもっと見たい、と意欲をかき立てる演劇です。

憧れの人に会ったのに、もっと伝えることがあったんじゃないかと後悔もしました。
直接、今日の演技がどんなに記憶に残る素晴らしいものだったのかを、
もっとちゃんと伝えられたら、どんなによかったか。
ですが、彼のことが好きで、会いに行こう!と決めてから本当にここまで来ることの出来た自分を誇らしくも思います。
そして自分の憧れの人が嫌な顔ひとつせずにいつも優しく接してくれることも誇らしいです。

今度いつこんな機会に恵まれるかは分かりませんが、
私はいつでも、究極のファンボーイの、最高のファンガールのひとりになれるように、これからも精進したいです。

ちなみに。
"55 Days"出演者&スタッフと自分の感想等のツイートをまとめておきました。
よろしければこちらも参考にどうぞ。

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バンケティング・ハウス~チャールズ一世に思いを馳せる

2012-11-25 | 2012年、英国の旅 ~秋編
滞在6日目。
ついに"55 Days"を見る日になりました!
奇しくも以前見に行った"The Recruiting Officer"からちょうど7ヶ月後。
この日のために私はどれほど…(涙)

その前に、前日行って入ることが出来なかったバンケティング・ハウスの見学に再挑戦です。



昨日と同様、まっすぐWhitehallへ向かいます。
この日はちゃんと開館していました! よかった!



入口の上にあるチャールズの像の下には
"HIS MAJESTY KING CHARLES 1st PASSED THROUGH THIS HALL AND OUT OF A WINDOW NEARLY OVER THIS TABLET
TO THE SCAFFOLD IN WHITEHALL WHERE HE WAS BEHEADED ON 30th JANUARY 1649"
と書いてあります。

中に入って、突き当たりの売店でチケットを買うと、
お姉さんが「地下で解説のビデオ上映をしてます」と教えてくれたので、まずビデオを見てからホールに向かうことに。
このビデオ上映している地下にはチャールズの妻のヘンリエッタの肖像等が飾ってありました。

売店の前を通って階段を上ると踊り場にチャールズの絵が。



上り切った場所にも飾られてあります。
音声ガイドによると、この階段の窓からチャールズは処刑台のある外に出たらしいです。
入口のプレートにも書いてありましたね。

中に足を踏み入れると、



天井いっぱいにルーベンスの絵が。
チャールズは芸術に造詣が深く、彼によって英国王室の美術品コレクションの礎が築かれたそうで、
このルーベンスの絵もチャールズの希望で依頼されたものでした。
アントワープでルーベンスがこの天井画を描き、
キャンバスを丸めた状態で船で英国まで運ばれ、天井に設置されたそうです。

これだけの大きな絵を運び込むのは、例え絵だけだとしても相当大変だと思うのですが、
どうやってはめ込んだのかも気になります。
実際、現在の修繕作業でも、天井まで届く足場を作るのは時間の掛かる作業なんだとか。
(屋根裏はもう数十年掃除されてないらしい。)

建物の設計はイニゴー・ジョーンズによるもの。
現在ではバンケティング・ハウスのような白いルネサンス様式の建物が増えていますが、
建てられた当時はとても珍しいデザインだったらしい。
内装の柱は一階と二階の様式が異なっていて、美しく落ち着いた空間になるように建築されているのだそうです。



ルーベンスの絵にはチャールズの父であるジェームズ一世が絶対的な存在として描かれています。
この父子が統治した時代には、市民の病気は、王が体を触ることで治癒すると信じられていたそうで、
神から支配する力を与えられた者という、特別な存在であると"市民には"信じられていたかもしれません。
そんな王の処刑を見た民衆からはうめき声が上がり、「こんな人々の声はもう二度と聞きたくない」と思わされたとか。

Whitehallに面した中央の窓際のソファに腰をかけて外を眺めながら、
処刑が行われた、その時のことを思いました。
まさにこの窓の外で、刑が執行されたのです。

断頭に使われたブロックは、重罪人に使う高さの低いものだったそうで、
この後に見た芝居でも、王が「ブロックが低すぎる」と言うシーンが出てきます。

ちなみに、処刑時のチャールズは寒さに凍えて周りから恐怖に怯えていると勘違いされないように、
上着を2枚着ていたそうなのですが、
芝居の中では「3枚着ている」と言っていました。
どっちが正しいのか、それとも劇作家の意図があるのか…。

チャールズの死後は、護国卿となったオリバー・クロムウェルも晩餐会の会場としてこのホールを使ったそうです。
スチュアート朝の王が描かれた天井画が処分されなかったのは、
物理的に外すのが難しいことと、ホールの使い勝手がよかったせいかも分からないですね。

帰りは音声ガイドを返却しつつ、
せっかくなのでバンケティング・ハウスの解説本を購入しました。
まだ読み込んでないですが…こんなにバンケティング・ハウスについて考える機会もないでしょうから。



外に出て、ついでに向かいのホーズガーズをパシャリ。
そしてトラファルガー広場では、同じようなアングルでチャールズ一世の像も撮影。

その後、ナショナル・ギャラリーに寄って、
Room 31の、アンソニー・ヴァン・ダイクの部屋に向かいました。
Room 31は、正面玄関からセントラル・ホールを抜けてまっすぐ、突き当たりにあります。
歩いて行くと、部屋に入る前から、アンソニー・ヴァン・ダイクの描いたチャールズ一世の巨大なポートレイトが目に入ってきます。

しばらく、ベンチに腰をかけて肖像画と向き合っていると、
「そんなに極悪な君主だったのかなぁ」と思えてきます。
付け焼き刃のような私の現在までの知識では明確な答えは出せませんが、
処刑されたことで、王のイメージはむしろ、民衆の間に失われた君主として色濃く残ったようにも思えます。

そして食事後、夕方近くになってから、芝居の上演されるSwiss Cottageへ向かいました。
ようやく、チャールズ一世が処刑されるまでの55日間を垣間見る時がやってきます。
その夜は、なかなか刺激的な一夜となりました。


…続く。
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ナショナルポートレートギャラリー、シャーロック・ホームズ・ミュージアム、夜のSPEEDY'S

2012-11-24 | 2012年、英国の旅 ~秋編
滞在5日目。
おおざっぱな計画だけ立てて、余った日程をどう使うか考えていなかったのですが、
この日は急に思いつきました。
「そうだ、バンケティング・ハウスに行かなきゃじゃん!」

バンケティング・ハウスはチャールズ一世がまさに処刑された場所です。
明日はとうとう目的の芝居"55 Days"見る日、ということで、
前回の渡英時にはロンドンパスを使って入ることもなかったので、
ちゃんと入場料を払ってじっくり見てみようと思いつきました。



Jubille線でWestminster駅へ。久しぶりに眺めるビッグ・ベン!
駅近くにあるParliamentary Bookshopには、チャールズのマグカップもありましたが、
そこは「おいおい、まだ5日目だぞ…」と物欲を抑え、
ホワイトホールを歩きます。



外務英連邦省とダウニングストリート。
平日なので人は少なめ。いつもなら観光客でごった返してますもんね。



スコットランド省とホースガーズを左に見ながら歩くと、東側にバンケティング・ハウスがあります。

が!!

行ってみると入口の門に「本日はイベントのため終日入館出来ません」との貼り紙が!
な、なんですと!
後で部屋に帰ってみてから調べたら、確かに11月5日は休館と書いてありました。
調べてからくればよかった!! ぬかった!!



すぐそこの入口にチャールズおりますやん!! ああーせっかく来たのに。
歴史的建造物ではあるけれど、そもそもは晩餐会用の建物だから、
イベントに使用するのも重要な意味があるんでしょうね。
仕方なく、明日出直して、芝居を見る前に訪問することにしました。



若干しょんぼりしながら周辺を散歩。
バンケティング・ハウス裏手にある国防省。MOD、ですね。右は国防省の近くにあるThe Royal Horseguards Hotel。



トラファルガースクエアまで歩くと、ネルソン提督の像が目に入りますが、
実は左の馬に乗ってるのがチャールズ一世なんですよね。
この時は大きい写真は撮ってませんが、意外と見過ごしがちです。



せっかくトラファルガー広場まで来たので、
ナショナル・ポートレート・ギャラリー(以下、NPG)で勉強することにしました。



ちょうどNPGでは"THE LOST PRINCE - the Life and Death of Henry Stuart"という特別展を開催中。
ヘンリー・フレデリック・スチュアートはチャールズの兄で、チフスに罹り18歳という若さで亡くなったために
チャールズが王座に着くことになるわけですが、
正直、兄のヘンリーのことまで考えてしまうと、頭がいっぱいいっぱいになってしまいそうで、
私は見るのを止めてしまいました。
今では激しく後悔しています。何故見なかったかと。

NPGは前回来たときに一通り眺めてはいたので、今回は"Charles I and Civil War"の部屋をじっくり鑑賞。
部屋に飾られているチャールズ一世の一番大きい肖像はダニエル・マイテンス作の肖像画です。
チャールズ一世の肖像というとアンソニー・ヴァン・ダイクのものが有名ですが、
そちらはナショナル・ギャラリーやバンケティング・ハウスに飾られているのでまたのちほど。

私が特に印象に残ったのは、ペンダントヘッドに入ったチャールズの肖像で、
元の肖像に、上から服や背景を"着せ替える"ことが出来るんです。
初めは統治中の姿で、そこに投獄された後の姿、
処刑されるまえのマスクを被らされた姿、そして天国にいる姿を重ねることが出来ます。
4段階のパーツが分かれてるんですね。
最後の天国の姿には"天使の輪っか"がついています。

他のイラストのような簡素なものでもそうなのですが、
王の処刑後、彼を殉教者として見る絵が多かったように思います。
キリストの受難と重ね合わせた挿絵なんかもあるのです。

処刑させるというところまで国民を追いつめていた王とはいえ、
その支持が厚かったのか、やはり神聖な王の死に対して、皆が少なくとも死後の安らぎを願ったのか、
とにかく否定的な資料を見かけないのが意外です。

議会派の肖像も多かったですよ。
議会派の将軍でクロムウェルの義理の息子となるヘンリー・アイルトンがなかなかのイケメン。
…勉強するとか言っておいて結局そういう記憶しか残っていない私でした。



中二階?の検索機を使ってプリントアウトした、チャールズ一世関連の資料。
よく見るバンケティング・ハウスの処刑シーンの絵でも、
様々な画家が違ったパターンで書いていて面白いです。

でついでに、



自分の癒しのために、リーグ・オブ・ジェントルマンの連中の写真もプリントアウト。
4人とも若い!30代前半ですね。
あとから思い出したけど、ジェレミー・ブレットの写真もプリントアウトすればよかった。
チャールズ一世関連の絵をかなり刷り出してたのでちょっと腰が引けちゃって…( ´o`;)

その後はカフェで軽く食事をし、
時間が余ったので自転車に乗って北に移動することにしました。
レンタル自転車は以前にも書きましたが、一日£1契約で30分以内なら追加料金は発生しません。
で、まず歩いてPall Mallまで行き、



なんとなく(現代版の)ディオゲネス・クラブを見てから自転車をレンタル。
(このカールトン・ハウス・テラス前に自転車のドックがあるのです。)
そこから西に突き当たり、ひたすら北へ北へ。



↑これはPall Mallの突き当たりにあるクロック・タワー・ハウス。
どうやって目的地までたどり着いたのか忘れましたが、ものすごく長い時間掛かった気がします。
自転車は乗るまでは楽そうに見えて、乗ってみるとけっこうしんどいですよね…。

夕方過ぎにやっとメリルボーン・ロードに出ました。
Pall Mallから約2マイル。(3.7km?)
どこへ向かっていたかというと、ベイカー街にあるシャーロック・ホームズ・ミュージアムです。



ミュージアムの売店は、行く度に品揃えが違うと聞いていたので、
売店を見るためだけに再び来てみました。
でも見てみたら前回来た時の方が品揃えが多かったような…。
キーホルダーなんかが欲しかったのですが、好みの物がなかったので、
他のこまごまとしたグッズと、ラスボーン版ホームズのポスターがかっこ良かったので購入しました。



シャーロック・ホームズ・ミュージアムの内部についてはこちらへ。
暗くなってもベイカー街は賑やかです。ミュージアム向かいのカフェもホームズ仕様。



自転車も漕いでヘトヘトでしたが、もうここまで来たら!
もうひとつのベイカー街にも行こう!ということで、
最後にノース・ガワー・ストリートへ向かいました。



パーク・クレセント付近の美しい建物の曲線。
途中のオフィスビルで見かけた人形のオブジェ。ガラス越しに見つめ合ってます。
そして! こちらが夜のSPEEDY'S。



よく考えてみたら、夜のSPEEDY'Sを見るのは初めてでした。
昼のSPEEDY'Sとカフェの内部については、こちらをご覧ください!

この日はガイ・フォークスナイトという日だったらしく、
遠くで花火が打ち上がる音が響き渡っていました。
ベイカー街とは違って、こちらはずっと静かです。人通りも帰宅する周辺住民の方くらい。



今回は忘れずにジュゼッペ・マッツィーニのブルー・プラークも撮影しました。



帰りはEuston Square駅からTubeに乗って宿泊場所へ。
もちろん乗換はBaker Street駅で。



【おまけ】

英国の(第一次世界大戦の)終戦記念日にあたるリメンバランス・デーが近いこともあり、
街には戦没者への弔いの象徴であるポピーのピンを差している人があちこちに。
私もわずかながら募金しました。

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キルバーンで買い物。

2012-11-23 | 2012年、英国の旅 ~秋編
滞在4日目。今回は短い記事です。
目的の芝居を見るまでなんとなく落ち着かなかったので、
この日はロンドンの中心地ではなく、少し離れたところへ買い物に出ました。



バスに乗って向かったのはキルバーン・ハイストリート。



キルバーンはTubeの範囲でいうとZone2の端にあたりますが、
大通りにはPRIMARKやT.K. Maxx(写真参照)のようなリーズナブルな洋服屋や古着屋が多くならんでます。
それに、Poundlandのような、日本で言う「100円ショップ」がたくさんあるのです。



↑ここは"Iceland"ってお店で、アイスやお菓子が豊富でした。
全部£1というお店ではないですが、お菓子類のほとんどは£1以内だったかと。

まあでも、日本の100円ショップに比べると、Poundland等のクオリティはちょっと低いかなーと。
洗剤や掃除用品のような日用品まで幅広く扱ってはいるのですが、
ちょっと作りが長持ちしなさそうな、チープな感じは否めない…。
お土産にこまごまとしたお菓子なんかも買えたらよかったのですが、
これならデパートでまとめて買った方が見た目もいいなーと思ったりしました。

PRIMARKも、部屋着や普段着系の洋服のデザインがださかったりするので、
だったらユニクロで…と思っちゃうし。
T.K. Maxxも洋服やアクセサリーは豊富で、
香水や石けんなんかも割引価格でたくさん置いてあるのですが、
キルバーンのお店はもう商品の陳列が荒らされていてぐちゃぐちゃ。
(オックスフォード・ストリートのPRIMARKはもっとひどいけど。)
そのあたりで購入意欲が無くなってしまう、っていうのが日本人的、なのでしょうかね…。

この時、私は部屋着になるパーカーを探していたんですが、
どこに行っても可愛いパーカーは見つかりませんでした。

その後、チャリティーショップで古本も眺めつつ、他の古着屋も見て回って、
最後にMarks and Spencerでフリースを買うという、
ちょっとだけ不本意な結果になってしまったのですが、
ピンクのボーダーのフリースで、この日見た中では一番まともで鮮やかに見えたんですよね。
お陰で夜、部屋にいる間、凍えなくて済みました。

Marks and Spencerでは他に3足セットの靴下も買いました。
クリスマスカラーで雪の結晶がデザインされていたりして、なかなかかわいらしいのです。
シンプルでお洒落な北欧風デザインのマグカップも£5くらいで売ってたりして。

結局キルバーンに来て分かったことは、
私はMarks and Spencerが好きなんだな、ということでしたねw
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ポートベローマーケットとケンジントン・ガーデンズ

2012-11-23 | 2012年、英国の旅 ~秋編
滞在3日目。
今回は前回行くことの出来なかったマーケットに行くことに決めていました。
そのひとつがポートベローマーケットです。

大きな地図で見る

ここは日曜以外市場が出ているので、いつ行っても楽しめるようなんですが、
せっかくなので、骨董市の開催されている土曜日に行ってみました。



私はLadbroke Grove駅近くのバス停から下車。
でもほとんどのマーケットに来る観光客はNotting Hill Gate駅から歩いて来るようで、
流れに逆らうように歩く場面もありました。



骨董市とは言っても、お皿や銀食器だけでなく、
道の両端にはずーっと洋服や絵画、時計やアクセサリーのストールが続いていて、
建物の中にある雑貨や家具のお店もお洒落。色々欲しくなってしまいます。
季節的に、クリスマス用のオーナメントもたくさん選べます。



しばらく歩いて行くと、途中で食料品やパンのストールが並ぶ場所も。
だんだんと道に漂ってくるいい香り。
たくさん種類があるキッシュが美味しそう!! 見た目も鮮やか。



マーケットの中心であるポートベローロードだけでなく、横に伸びる道にもストールがあります。
あちこち行ってると迷子になりそう。
欲しいものをあらかじめ決めてから来た方が迷わなくで済みそうですね。



ストールのない場所ではストリートミュージシャンの演奏も楽しめます。



ポートベローロードからちょっと脇道に入ると、
パステルカラーの住宅が並んでいます。



ドールハウスのようなおもちゃ類もあれば、
古本やポスターのような"紙の骨董"もあり。
骨董品にはそんなに興味ないなーという方でも、何かしら自分の好みに出逢えると思います。



スコットランド製品のお店も多かったので、せっかくだからマフラーや帽子等、
ずっと使っていけそうな防寒着をここで買ってもいいかもしれませんね。



私は好みのものがあれば指輪が欲しかったのですが、
自分に合うものが見つからなかったので今回は諦めました。
値段的に、手作りのブレスレットや指輪は£5強が多かった気がしますね。

2時間程見て歩いて、Notting Hill Gate駅にたどり着いたので、
このまま東の隣駅、Queensway駅まで歩き、
クイーンウェイのスーパーでラップサンドを買ってケンジントン・ガーデンズへ入りました。

大きな地図で見る



色づいた木々の間をランニングしたり親子で散歩する人々。
今回の旅はあまり雨に降られず、秋晴れの日が多かったので、
公園でも気持ちよく過ごせました。

↓ 入ってすぐに見つけたリス。



この子、ずっと木陰にこうやって座ってるんです!じーっと、同じ顔して!
公園のリスって、警戒心が強くて、人間が近づいたら逃げてしまうか、
人懐っこくてもあまりジッとしてるイメージがありませんが、
この子は面白がって私たちが近づいてもずっとこの姿勢。
何してるんでしょうか!?
かくれんぼでもしてるんでしょうか。かわいすぎます。



冷えてきたので、公園の売店で紅茶を購入。
日本の公園の売店みたいに寂れた感じがなくていいですよねw
少し南に歩いていくと、ラウンド池に出ます。



白鳥もカモもガンも鳩も入り乱れてますw
ここは比較的小さい池で向こう岸もよく見える距離ですが、多くの人で賑わっていました。



日が陰って来るとさすがに寂しくなりますが、
日のあるうちは、誰もいない道もキラキラ輝くように見えてむしろ暖かくなってきます。



こちらはサーペンタイン池。橋はサーペンタイン橋。
橋の上を走るウェスト・キャリエッジ・ドライブの向こう側がハイド・パーク。
右の写真はサーペンタイン池沿いにあるピーターパンの像。



さすがに14時も過ぎてお腹が空いてしまったので、
Lancaster Gate駅近くにあるイタリアン・ガーデンズのベンチで、
先ほど買ったラップサンドとお菓子をつまみました。



この立派な庭も、アルバート公が作らせたものだそうで、
大理石で出来た噴水やポートランド石で出来た石像等で飾られています。
この建物は噴水のポンプハウスだとか。



その後、ハイドパークも散歩したのですが、だんだん暗くなってきたので、
Marble Arch駅近くの出口から公園を出て、
オックスフォード・ストリートでそのままウィンドウショッピング。



イルミネーションの準備が進んでいるようでしたが、この日はまだライトアップまではされていません。
ですが、各デパートの装飾はすっかりクリスマス模様で、一足早くクリスマス気分を味わえます。
セルフリッジのウィンドウが特に楽しげでワクワクさせられます。



この日はこのままオックスフォード・ストリート経由のバスに乗って宿泊先まで帰りました。
今回の旅ではバスに乗るのが便利だ!ということに気付いて
毎日のようにオックスフォード・ストリートと宿泊先の最寄り停留所を往復してました。
都バスも2階建てバスだったらいいのになー…。

【おまけ】
この日の収穫。



初日に見つからなかった"SHERLOCK:Cacebook"を本屋(WaterStone)で購入。
前回の旅で使っていたモレスキンの薄いメモ帳を自宅に忘れてしまったので、
WaterStoneで花柄の薄いメモ帳も買いました。
そして、宿泊先近くのスーパーで「ホビット 思いがけない冒険」表紙のEMPIREも購入。
表紙が5パターンくらいあるようなのですが、もちろんここはビルボ表紙で。



スーパーもクリスマスカード、クラッカー、包装紙、ロウソクで棚が一杯です!
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Victoria and Albert Museum

2012-11-20 | 2012年、英国の旅 ~秋編
滞在2日目の朝。



秋の紅葉と朝日が眩しい。春とはまた違った心地いい朝!
普段朝が苦手な私も思わず早起きしてしまいます。
この日は交通博物館に行く為にコヴェント・ガーデンを目指します。



コヴェント・ガーデンはもうすっかりクリスマス・ムード満点!
マーケットのすぐ傍にある交通博物館は何故か家族連れの長ーい行列が出来ていて、
すぐに入ることは難しそうでした。
子供たちがなにやらシートを持っていたから、スタンプラリーかなにかやってたのかな…

そんなわけで、今日は止めた方がいいかな、と判断し、
もう一つ気になっていたヴィクトリア&アルバート・ミュージアムに行くことにしました。
(場所はうろ覚えだったので、コヴェント・ガーデンのapple storeにあるiPadで地図を調べてから。)



Piccadilly線に乗って、最寄りのSouth Kensingtonへ。
カフェの立ち並ぶ歩道を北に向かうと右手にVictoria and Albert Museumが見えてきます。



今回ここに来た目的は開催中の特別展、"Hollywood Costume"を見るためだったのですが、
チケット売り場は交通博物館以上の混雑ぶり!



↑これは2階から見た様子。この左側に長い列が出来てました。
チケットはネットで時間指定予約が出来るのですが、
私は旅の後半に来ようと思ってたので、もちろん予約は済んでいなかったのです。
今更引き返すことも出来ませんので、仕方なく列に並ぶことにしました。
(V&A内はWifiが繋がるのでTwitterを見ながら時間つぶしが出来ました。)

結局数十分並び、17:15指定のチケットをゲット。
それまで、他の展示物を見て廻ることにしました。

たくさんある展示物を全て見るのは不可能でしょうから、気になるところだけ見て行くことに。
まず館内地図を見て目に入ってきたのは"Japan"の部屋。
どんなものがあるんだろ…と行ってみたら、



え、ロリータ!?
服飾の展示も多い場所なのであっても不思議ではないですが、まず日本部屋の入口にゴスロリファッションとは!
おまけに子供たちはこれをモデルにお絵描きしているし。
以前ここに来た方の話では、前にこういう展示はなかったとのこと。
海外の方にとって日本のファッションのイメージってロリータなのかなー?

個人的にお気に入りだったのは、



根付けの数々。
動物や般若、骸骨、雷神等、何十個も展示されていました。
一つ一つが細やかに作られているのが分かって、これぞ日本人の仕事!と誇りに思えます。
もちろん、サムライの象徴である兜や鎧、刀もあれば印籠も置いてありましたよ。



ショップを通って奥にある彫刻の部屋に行くと、



あ、いた! クロムウェルだ!
今回はチャールズ一世とクロムウェルの芝居を見るために来ているので、彼らに注目して展示を見ていました。
ロンドンにある博物館はどこも規模が大きいし、
自分の中でテーマが決まっていると展示も見やすいですよね。

2階の"Britain 1500-1760"の部屋にはチャールズ一世もいます。



アンソニー・ヴァン・ダイク作の肖像画(コピー)と胸像。



チャールズ一世が処刑された時代に使われていた塩入れとマグカップとワイン用のボトル(左)。
クロムウェルの息子リチャードが使っていた筆箱なんかも。(右奥)



革命時の槍兵(pikeman)の兜と鎧。右側はバフコート。(左)
鎧の下に着用するもので、水牛の革から作られるため"バフ"というんだとか。
右は、残された王党派のためにチャールズ一世処刑から4年後に作られた皿。



これは19世紀にエナメルで描かれたチャールズ一世の肖像画。
他にもチャールズ一世の描かれた指輪なんかもあったのですが、きりが無いのでこのへんで。

他に面白かったのは"Fashion"の展示。




英国(または欧州)のファッションを時代ごとに見ることが出来ます。
ここは見ている人も多くて人気がありました。
(上・中心なんて、オースティン作品の男性が来ている服装そのもので素敵☆)

部屋が丸ごと展示されてるところもあって、
Henrietta Street 11にあったジェームズ・ギブスが設計した部屋や、



St James's SquareにあるNorfolk Houseの音楽室。



ここでは実際に学生さん?が演奏していました。
その他、精緻な刺繍を見たり、金や銀で出来た食器や装飾品を眺めたり、




鉄の柵やブリキのおもちゃまで展示してある幅の広さで、
ここも一日ではとても満足しきれない博物館です。
(左下の銀食器に見えるものは、子供のままごと用の小さいものなんですよ!)
本当はもっと写真も撮ったけど、泣く泣く端折ります。



そろそろお腹も減ってきたのでランチでも…と思ったのですが、
レストランは満員状態。覗いて見ると、ここのカフェは内装がとても素敵でした。



…まあ、私のような格安旅行では博物館のレストランでお腹いっぱい食べることは出来ないのですが。
で、駅前まで戻りチャーハンを買って腹ごしらえ。
"Hollywood Costume"の予約時間まではまだ時間があったので、博物館の傍を散歩。



Natural History Museumの前にはスケートリンクが出来てた!楽しそう!
Victoria and Albert Museumも見たのだからと、
少し北側に遠出して、ケンジントン・ガーデンズにあるアルバート・メモリアルと
ロイヤル・アルバート・ホールも見に行きました。



どちらもライトアップされていて写真撮影にもってこいです。
そして17時を過ぎ、ついに"Hollywood Costume"へ。



展示の目玉は「オズの魔法使い」のドロシーのギンガムチェックの服と"ルビーの靴"。
これは展示のトリとして出口付近に置いてありました。
かなり時間が経過しているので古くなっているのは当然ですが、
実際に間近で見られる状態で保管してあることはありがたいことです。

個人的にはエリザベス一世を中心とした歴代の英国女王を演じた女優たちの衣装が集められたコーナーが印象的でした。
それに"お熱いのがお好き"と"7年目の浮気"の衣装も。

チャップリンの衣装もあれば、スパイダーマンやダースベイダー、
RDJのシャーロック・ホームズのもあったし、「ドリームガールズ」のビヨンセのマーメイドドレスを見て、
豊満に見えるのにこんなに細いのかーと感心?したり。
メリル・ストリープとロバート・デ ニーロは俳優寄りで作品の衣装が並べられていました。

もうとにかく衣装がたくさん過ぎて他になにがあったか思い出しきれないし、
それぞれの解説をゆっくり読む余裕もなくて残念なのですが、
来年の1月まで開催しているので、ロンドンに行く機会のある映画好きの方は行って見る価値あり!ですよ。
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2度目の渡英

2012-11-18 | 2012年、英国の旅 ~秋編
すっかり日本の暮らしに引き戻され、
劇場やCSで映画とドラマを見ることが唯一の楽しみになり始めていた夏。
春のロンドンの思い出を胸に、ほとんど上の空で日常を過ごしていた私は、
敬愛するMark Gatissが新しい芝居に出演するというニュースを知りました。

「ああ、恐れていたニュースがとうとう来てしまった…」
それもこんなに早く。
次に英国に行けても、早くて一年は経たないと行けないだろうと漠然と考えていましたが、
いざ心惹かれるニュースを聞くと、やはりショックは大きいものです。
それも、彼が演じるのはチャールズ一世…(曲がりなりにも)国王陛下と言うではないですか。
しかも主演。
「行けないけど、きっと魅力的な芝居になるだろうね(´;ω;`)…。」

しかし、何日か経って、ふと思ったのです。
「何故行けないなんて思うんだ?」
旅費なんて、稼げばいいんじゃないか?
…考えてみると無謀ですが、思いついた瞬間は我ながらとても自然な発想に思えました。
気がつけば、芝居のチケットを予約している自分がいたのです。

それからの私は、今までのダラケぶりが嘘のように猛然と働き始めました。
2ヶ月間、他のことには見向きもせず、
マーク・ゲイティスの演技をもう一度、生で見るために。
何故そこまで必死に会いに行く必要があるのか、自分でも不思議に思う瞬間がありましたが、
それはキッカケに過ぎず、またロンドンに行きたいという、ただそれだけのためだった気もします。

そして、ニュースを知って3ヶ月程経った11月1日、私の2度目の英国旅行が始まりました。



前回は乗り継ぎありの飛行機でしたが、今回はヴァージン・アトランティックの直行便。
やはり直行便はいい! それに英国の航空会社だと機内上映で英国のドラマが見られるし。




機内食も(前回と比べたら)かなり満足!
これでもかとジュースを飲ませてくれるし。
ただ、ANAと提携している便だったので、日本語に不自由しなかったのが自分にとってはためになりませんでした。
機内から英語で話す緊張感を持っていたかったのですが。



ヒースロー到着! 到着するといつも甘い香りが漂ってる空港。
このフォント(Johnston)を見ると、英国にキター!って実感が湧いてきます。



そして今回ももちろんヒースローからPiccadilly線に乗ってロンドン中心部へ。



時間はだいたい17時くらい。
春にはまだ明るかった時間でも、秋では既に暗くなってました。
この日はまず本屋(FOYLES)に立ち寄って買い物。
買ったのはもちろん、



今回の旅の目的である芝居の戯曲。
日本で注文して送ってもらい、飛行機の中で読めればよかったのですが、
いざ届かないと不安なので、来てすぐに購入するつもりでした。
ただ、もう一つ買うつもりだった「シャーロック」のBBC公式本 "SHERLOCK: CASEBOOK"は見つからず。
疲れていて店員さんに訊く気力もなかったので、また後日でいいかー、とこの日の購入は諦めました。



約半年ぶりになるロンドンの街。
前回はオリンピック前だったので、道路工事があちこちで行われていました。
ダイヤモンド・ジュビリーやオリンピックがかなり昔のように感じられます。
前回見られなかった"Singin' in the Rain"(右)も見られるといいなー。



ご覧の通り、街は早々とイルミネーションの季節。
到着した当初はまだ準備中の場所も多かったのですが、
滞在後半になるにつれて、あちこちでクリスマス用のイルミネーションを見ることが出来ました。
中華街も相変わらず賑やか。



そして最後にピカデリー・サーカスへ。
以前も書きましたが、ここの人通りの多さは東京の渋谷なんかを思い出して安心します。
この広場にあるクライテリオン・シアターは後でイベントのために来ることになります。

刺激的で強烈で忘れがたい旅の一日目は早めに終了。
さて、明日からは…何をしよう?

【おまけ】
Undergroundの広告でよく見かけたChris O'Dowdの"The Sapphires"。
面白そう。見てみたいけど日本でやるかな…。

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