やっと読み終えました。
舞台はスウェーデン。
100歳の誕生日を老人ホームで迎えることになり、ここじゃウォッカも飲めないし、やなこった”と、前日に窓から逃げ出した99歳。
スリッパのまま駅へ。
そこでスーツケースを見ててと頼まれ、「何か役立つものが入ってるかも。」と戴いちゃいました。
ところがそのスーツケースは強盗団の物で、大金が入っていたのです。
それから、強盗団や警察から、誘拐被害者として、また犯人として追われるのですが、本人いたって飄々と・・・
なぜか仲間も増えて、しまいにゾウまで。
過去と現在が交互に語られます。
過去・・・かつてこの老人(はじめは若者)、爆発物の名人で、請われるまま、いつもウォッカを飲みたいだけの思いで色んな人物に遭遇して行きます。
本人は政治的興味ゼロなのに、歴史上の人物に次々見込まれてしまい、世界を渡ることになるのです。
原爆開発にも関わってしまい、強制収容所に入れられ、ヒマラヤを越え・・・。
おしまいには米ソ軍縮会議に向けて米大統領に上手く話しておいたり、実はここ100年来の世界の歴史を動かしていたのでした!
こんなに荒唐無稽でドタバタなんですが・・・。
さすがにノーベルの国だと思いました。
ダイナマイトを発明して、戦争に使われ後悔して、ノーベル平和賞を設立したノーベルの。
ところで、父の従兄が老人ホームに入ったので、父とお見舞いに行くことになりました。
父の従兄は、父より8歳上の99歳。
手土産に何を持っていくか、迷いました。
食べ物は要らないらしいから、お花かな・・・。
でも、温室で色々育てたり、世界蘭学会に入ってたほど、蘭が好きでほとんど専門家。
無難な観葉植物か、今話題のプリザーブドフラワーか。
うちの生徒のお母さんがお花をくださった、お気に入りのお店を訪ねる。
そこは、狭い店なんだけど気の利いた物が置いてあって、センスもいい。
ちょっと変わった観葉植物を教えてもらい、それは父から。
可愛い小振りなプリザーブドフラワーは私から。
に決定。
綺麗にラッピングしてもらって、さぁ、喜んでもらえるかな?