先日、ストリートピアノを梯子してきました
誰でもが通りすがりにピアノを鳴らして行ける、というのは素晴らしいことです
平日のせいかどこも空いていました。
が、私の練習みたいな演奏でもきっかけになるようで、夏休み中の子供さん中心に何人か弾きに来られました
駅の待合室では、(当然ですが)案内の放送などひっきりなしに流れています
静かな響き、繊細な音色は聞こえません
実際、シューマンの静かで涙が出そうなくらい美しい響きのはずの曲は、周りの人はおろか自分自身にさえ聞こえづらく、全く集中できませんでした
それからショパンの「バラード1番」を弾くと、初めの大好きな静かな部分はあまり聴こえてる様子がなく、最後の方の盛り上がりで人が増え、最後に拍手が待っていました
テレビでも演奏技術を競う番組が流行っていますね
音色や響きより、速い正確なテンポを競い、音量も大きいものが有利な気がします
スーパーマーケットでもお店のバックミュージックが流れる中、あちこちにプレーヤーが設置され各々の商品の宣伝を賑やかな歌入りで(しかもエンドレス)流していて耐え難いことがあります
ショッピングセンターではセンター全体の音楽と、各店の音楽が2重に聴こえたりしています
これが平気なんて・・・
何だか、どんどん耳が鈍感になっていくような気、しませんか
続きはまた次回 (今後の予定:フィギュアスケートに学ぶ/ロシアピアニズム)