ニュージーランド移住記録:みたび

移住は帰らなくてもいい終わりのない旅。人生そのものも旅。そして気づき始めたあの世への旅。旅と夢限定ブログ

ウェリントン9回目行:ウェリントン中央駅

2025年03月13日 | 北島:ウェリントン

2023年10月ウェリントン3日目
この日はさらに雨模様でした。

議員会館ビーハイブと右の低
層の建物の国会議事堂にも雨


日曜日の官庁街ですから静か
で当たり前なのですが、なぜ
か一帯が固唾を飲んで静まり
返っているように感じます。


前日の総選挙で与党労働党が
大敗し、ニュージーランド航
空前CEOラクソン党首が率い
る国民党による連立政権樹立

見出しは『ビジネスクラス』


2期6年間続いた労働党政権で
驚くほど肥大化した「大きな
政府」に大鉈が振るわれ、政
府関係者の大量解雇が始まる
のは火を見るよりも明らか。


街中が期待と不安でフリーズ
しているように感じました。


議員会館も与野党で階が違う
ので当選しても大引っ越し。
落選なら週明けに荷物をまと
めてとっとと出て行くはず



ホテルを早々にチェックアウ
トし、ウェリントン中央駅へ

駅の最寄りだったので今回
ッジス
を利用してみました。


私は駅舎に入ったのは初めて
(※夫は出張で来ていたかな?)



こんな場所だったんだー



神殿風の太いコラムにアール
デコ風の直線的なファサード
をくぐったら、中は吹き抜け
のアーチ型天井という意外性



ウェリントン駅は19世紀から
何度かの移転や統合、地震の
経験を繰り返しつつ、現在地
を埋め立て、世界大恐慌での
工費削減を乗り越えて、耐震
を加味して1937年に完成


これでリバイバル・ジョージ
アン様式だそうで、建築は奥
が深いし、建設当時の流行も
反映するので一括りにはいか
ず、解説がないと判らない💦


確かに外観は重厚でシンプル
な左右対称、太い柱がルネサ
ンス風ではありますが、中は
アーチだしアールデコだし



完成後何度も改装改築を繰り
返してきたのでしょうが、駅
という実用性、首都を代表す
る公共建築としての威厳や洗
練を保っていると感じます。



アールデコのシンプリシティ
ーは緊縮財政の中で一段と真
価を増し、装飾性を削ぎ落す
ことで合理性やモダンさを生
み出していったのでしょう。


練りに練った公共事業だった
だけに、公共交通機関へのア
クセスは今も生きています。

北島南端のウェリントンと南
島北端をつなぐカーフェリー


プラットホームのすぐ外には
長距離バスの発着場があり、



駅、バス、フェリーは徒歩圏



近郊への通勤列車が発着し、



ほぼ観光列車の長距離列車も



交通系ICカードはやはり便利



長距離列車があるのでキャリ
ーケースを持った旅行者が多
く、旅の高揚感もあります。



日常と非日常がプラットホー
ムの順に並んでいるのが駅



その間にちょこんと挟まった
クリーニング店プラットホー
ム9 3/4 通勤客には便利そう



勤め人時代はクリーニングも
多く、仕事終わりに取りに行
くのもなかなか面倒でした。


コンコースで夫がパンを食べ
ていたら目ざとくスズメ登場



「ナニかくれチュン」

スズメ包囲網(笑)ウェリント
ニアンは生き物に優しいのか
首都のスズメは驚くほどヒト
を恐れずフレンドリーです。
怖がらせないよう動けない夫


私も首都のカフェで初めて手
乗りスズメを経験しました


コメント
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