長い長いロードムービーのような夢。
いろいろ旅した大半は忘れ、覚えているのは最後の部分。
「私」はスクーターらしい二輪に乗っていて
リアルでは免許もないのに、運転しています。
不思議なことにバイクには2人も同乗者がいます。
1人は細マッチョな「私」より小柄な男性で台湾人。
もう1人はぽっちゃり系の中年の白人女性のNZ人。
私たちは知り合いだった訳ではなく、
たまたま乗り合わせただけのよう
「私」は2人を乗せて行くことに責任感を感じています。
しかし、いかんせん運転に慣れていないので、
大通りを直進すべきところ、なぜか歩道に進入してしまい、
横断歩道で歩行者用の信号を待っている始末
でも2人は文句も言わず、「私」にしっかりつかまって
黙って付いてきてくれます。
ガソリンが空になり、「私」たちはスタンドに入りました。
「給油ってどうやってやるのかしら?」
と、自分が運転してきたものをしげしげと見ると、
脇からペットボトルが突き出ていて、それが空です。
「えーーこれにガソリンを入れるの?危ないじゃない」
と驚きながらも、ペットボトルを引っこ抜き
レジに持っていき、これに給油してほしいと告げます。
店番の男性は細く褐色で、「私」はスリランカ人だと感じました。
小さくて低い声ながら、教養がある人らしい丁寧な英語で
「危険なのでペットボトルには給油はできません」
という答えが返ってきました。
頼んでおきながら、「私」も男性に同感で、
「やっぱり危ないよね。こんなプラスチックでは・・・」
と納得しつつもスクーターを動かせないので困っていると、
同乗していたキウイ女性が店番の男性と交渉し始めました。
「さすが英語ネイティブ交渉力が全然違う。」
女性の落ち着いた態度に感心しつつ、成り行きを見守りました。
じきに男性が折れ、給油に成功しました
スタンドを出ると、まっすぐな田舎道の向こうに山が見えます。
標識には『ウェリントン』と書いてあり、キウイの女性が
「あと4キロね。」
と言います。
「私」は「けっこう近いな」と内心ホッとしつつ、
2人を乗せて車が1台もない道を山に向かって走り始めました。
======================
よくあることですが、目覚める瞬間まで見ていた夢
目覚めた瞬間に、
「乗っていた2人は私の人生だ」
とわかりました。
初めて海外暮らしを始めたのは33年前の台湾
今も暮らし、このまま生涯を終えるであろうNZ
そのふたつを背負いながら誰もいない一本道を走っていく。
いろいろ旅した大半は忘れ、覚えているのは最後の部分。
「私」はスクーターらしい二輪に乗っていて
リアルでは免許もないのに、運転しています。
不思議なことにバイクには2人も同乗者がいます。
1人は細マッチョな「私」より小柄な男性で台湾人。
もう1人はぽっちゃり系の中年の白人女性のNZ人。
私たちは知り合いだった訳ではなく、
たまたま乗り合わせただけのよう
「私」は2人を乗せて行くことに責任感を感じています。
しかし、いかんせん運転に慣れていないので、
大通りを直進すべきところ、なぜか歩道に進入してしまい、
横断歩道で歩行者用の信号を待っている始末
でも2人は文句も言わず、「私」にしっかりつかまって
黙って付いてきてくれます。
ガソリンが空になり、「私」たちはスタンドに入りました。
「給油ってどうやってやるのかしら?」
と、自分が運転してきたものをしげしげと見ると、
脇からペットボトルが突き出ていて、それが空です。
「えーーこれにガソリンを入れるの?危ないじゃない」
と驚きながらも、ペットボトルを引っこ抜き
レジに持っていき、これに給油してほしいと告げます。
店番の男性は細く褐色で、「私」はスリランカ人だと感じました。
小さくて低い声ながら、教養がある人らしい丁寧な英語で
「危険なのでペットボトルには給油はできません」
という答えが返ってきました。
頼んでおきながら、「私」も男性に同感で、
「やっぱり危ないよね。こんなプラスチックでは・・・」
と納得しつつもスクーターを動かせないので困っていると、
同乗していたキウイ女性が店番の男性と交渉し始めました。
「さすが英語ネイティブ交渉力が全然違う。」
女性の落ち着いた態度に感心しつつ、成り行きを見守りました。
じきに男性が折れ、給油に成功しました
スタンドを出ると、まっすぐな田舎道の向こうに山が見えます。
標識には『ウェリントン』と書いてあり、キウイの女性が
「あと4キロね。」
と言います。
「私」は「けっこう近いな」と内心ホッとしつつ、
2人を乗せて車が1台もない道を山に向かって走り始めました。
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よくあることですが、目覚める瞬間まで見ていた夢
目覚めた瞬間に、
「乗っていた2人は私の人生だ」
とわかりました。
初めて海外暮らしを始めたのは33年前の台湾
今も暮らし、このまま生涯を終えるであろうNZ
そのふたつを背負いながら誰もいない一本道を走っていく。