2019年9月のケアンズ4日目
1時間半の鉄道の旅を終えて
到着したのはキュランダ駅
高原鉄道の終点です。これは
後年に造られた建設の記念碑
そこに添えられた銘板には、
「建設は不屈の努力とダイナ
マイト、バケツと素手により
5年の歳月をかけ終了した」
と多くがイタリア系移民だっ
た無名の労働者たちの危険で
過酷な偉業を称えています。
駅がまたまたレトロで、一見
の価値がある場所でした
モデルのように写り込んだ人
こんな雰囲気に馴染みます。
すべてが従来の材料や方法で
古色蒼然に保たれています。
世界遺産指定が変えないでい
る地道な努力を支える一因か
キュランダは駅の中にガーデ
ンがあるというよりも、
ガーデンの中に駅があるよう
濃緑の艶やかな南洋植物が白
く古い木造建築に合います。
きっと地元の鉄道愛好会や自
然愛好会の有志の手により大
切にされているのでしょう
不思議と出入り業者の管理に
よるものとは違い、愛でられ
ている誇りのような輝きを感
じるもので、NZに移住してか
らその違いに気づきました。
水と愛情のかけ流しで植物さ
え表情が変わると思います。
ゆっくりグルっとひと回り。
駅にもカフェがありましたが、
ひとまず外へ。駅の外観も
19世紀で時が止まっている
緑の中に埋もれるような車両
毎日走行していてもこの繁茂
どうかいつまでもこのままで
植民史を語り継いでほしい