”The Hound of the Baskervilles”
-グラナダ版『バスカヴィル家の犬』 (3) -

1988年制作
・・・・・その(3)です。
ワトソン達が見つけた場所は 実はホームズの隠れ家でした。
ワトソンが来た事をタバコの吸い殻で悟ったホームズは 「ブラッドレーのタバコが
あると君が居る証拠だ」。 やっと見つけたなと言う雰囲気のホームズ、茶目っ気の
ある表情で可愛いです。


ワトソンはベーカー街に居ると思って毎日手紙を書いていた訳なので 機嫌をそこねています。
(敵を欺くためには味方から、なのですが ワトソンは人が良すぎて知って居ながら知らない
素振りは出来ないでしょうからねー。)

ホームズもフォローに回り 隠れ家に招き入れ朝食を振舞うと言います。
ホームズが自分で作ったと言うシチューを勧めるシーンは普段では見られない無邪気な可愛い姿
が見られます。

ここ好きなので2人のやり取りを書いてみました。
SH : Do try my stew. (僕のシチューを試してみたまえ)
Please Watson. (どうぞ食べて、ワトソン)
JW : It's quite disgusting Homes. (これは実に酷い代物だよ、ホームズ)
SH : Yes. (そうだな)
JW : Yes, it is. (そうだよ)
SH : Well, it's better when it's hot. (まぁね、暖かいとマシなんだけどね)。

このシーンのホームズは子供っぽくてとても可愛くて好きなんですが、それにしても確かに
不味そうなシチューです。
不味そうでもあるけど、ワトソンはおへそを曲げているんですから・・・
ワトソンに食べて貰えず落胆の表情のホームズ。

バスカヴィルのお屋敷では ホームズはワトソンと共にロンドンに戻る事を告げます。
サー・ヘンリーに対して 「ステイプルトンに帰るとみせかけてくれ」指示を出しました。
汽車に乗ると見せかけた2人は密かにダートムアに戻ります。
その頃にはホームズはステイプルトンの犯行であると推察していたのですが、ベリルを
訪れ詳細を聞き但しました。
実際はステイプルトンの妻であるベリルは、彼の犯行を阻止する為サー・ヘンリーに謎
の手紙を書いたのだったと言う事が分かります。
ホームズはバスカヴィル家に飾られていた先代の肖像画にステイプルトンが良く似てい
る事を見出し、彼がサー・チャールズの弟の息子であり 今回魔犬の言い伝えを利用し
サー・ヘンリーを亡き者にし巨額な遺産を手に入れる為の犯行である事を推察しました。

ステイプルトンの悪事を暴くために荒地に向かう3人は 魔犬に襲われるセルデンを
見つけました。セルデンはサー・ヘンリーが与えた服を着ていた為に間違われ崖下に
落下して死亡してしまいました。


魔犬は燐を塗られた普通の犬だったのです。
その間、ステイプルトンはサー・ヘンリーを銃で襲います。
駆けつけたホームズはサー・ヘンリーを助け「もう大丈夫です」と安心させます。

追われて逃げ回るステイプルトンは底なし沼に引き込まれてしまいました。

監禁されていたベリルを助け、又サー・ヘンリーを助ける際のホームズは本当に優し
い包み込む様な演技、表情を見せます。

バスカヴィル家の遺産を狙ったステイプルトンの犯行、魔犬騒動も解決し2人は無事
ロンドンに戻ります。
レストランで食事をする為にホームズが御者台で馬の手綱を取る珍しいシーン
で終わります。
(これが以前書いたようにChristmas Special Setlockでのシーンと似ているので並べて
みました。)


以上が概略あらすじです。
このエピソードでは 色々珍しい場面が多いです。
前半はホームズはロンドンに残る設定なので ワトソン一人で活躍します。
ダートムアに1人で赴くワトソンの身を思いやり 優しい言葉を投げかける珍しい
ホームズも印象的です。
ホームズのヘアースタイルが何時もと違っています(何故か分かりません)。
全体を通して ダートムアの荒涼とした景色、怪しい屋敷等で薄暗いトーンが
目立ちますが、そんな中ホームズの無邪気で子供っぽいシーン、優しさが溢れ
出ているシーン、そして何より自身で料理をしてワトソンに振舞う 等々
見どころも多い作品だったと思います。
余談ですが、BBC版の”魔犬”とパジェット版の”魔犬”です。


大変に大雑把ですが 以上で『バスカヴィル家の犬』を終わります。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
← グラナダ版バスカヴィル家の犬 (2)
『グラナダ版シャーロック・ホームズ』 : Index
-グラナダ版『バスカヴィル家の犬』 (3) -

1988年制作
・・・・・その(3)です。
ワトソン達が見つけた場所は 実はホームズの隠れ家でした。
ワトソンが来た事をタバコの吸い殻で悟ったホームズは 「ブラッドレーのタバコが
あると君が居る証拠だ」。 やっと見つけたなと言う雰囲気のホームズ、茶目っ気の
ある表情で可愛いです。


ワトソンはベーカー街に居ると思って毎日手紙を書いていた訳なので 機嫌をそこねています。
(敵を欺くためには味方から、なのですが ワトソンは人が良すぎて知って居ながら知らない
素振りは出来ないでしょうからねー。)

ホームズもフォローに回り 隠れ家に招き入れ朝食を振舞うと言います。
ホームズが自分で作ったと言うシチューを勧めるシーンは普段では見られない無邪気な可愛い姿
が見られます。

ここ好きなので2人のやり取りを書いてみました。
SH : Do try my stew. (僕のシチューを試してみたまえ)
Please Watson. (どうぞ食べて、ワトソン)
JW : It's quite disgusting Homes. (これは実に酷い代物だよ、ホームズ)
SH : Yes. (そうだな)
JW : Yes, it is. (そうだよ)
SH : Well, it's better when it's hot. (まぁね、暖かいとマシなんだけどね)。

このシーンのホームズは子供っぽくてとても可愛くて好きなんですが、それにしても確かに
不味そうなシチューです。
不味そうでもあるけど、ワトソンはおへそを曲げているんですから・・・
ワトソンに食べて貰えず落胆の表情のホームズ。

バスカヴィルのお屋敷では ホームズはワトソンと共にロンドンに戻る事を告げます。
サー・ヘンリーに対して 「ステイプルトンに帰るとみせかけてくれ」指示を出しました。
汽車に乗ると見せかけた2人は密かにダートムアに戻ります。
その頃にはホームズはステイプルトンの犯行であると推察していたのですが、ベリルを
訪れ詳細を聞き但しました。
実際はステイプルトンの妻であるベリルは、彼の犯行を阻止する為サー・ヘンリーに謎
の手紙を書いたのだったと言う事が分かります。
ホームズはバスカヴィル家に飾られていた先代の肖像画にステイプルトンが良く似てい
る事を見出し、彼がサー・チャールズの弟の息子であり 今回魔犬の言い伝えを利用し
サー・ヘンリーを亡き者にし巨額な遺産を手に入れる為の犯行である事を推察しました。

ステイプルトンの悪事を暴くために荒地に向かう3人は 魔犬に襲われるセルデンを
見つけました。セルデンはサー・ヘンリーが与えた服を着ていた為に間違われ崖下に
落下して死亡してしまいました。


魔犬は燐を塗られた普通の犬だったのです。
その間、ステイプルトンはサー・ヘンリーを銃で襲います。
駆けつけたホームズはサー・ヘンリーを助け「もう大丈夫です」と安心させます。

追われて逃げ回るステイプルトンは底なし沼に引き込まれてしまいました。

監禁されていたベリルを助け、又サー・ヘンリーを助ける際のホームズは本当に優し
い包み込む様な演技、表情を見せます。

バスカヴィル家の遺産を狙ったステイプルトンの犯行、魔犬騒動も解決し2人は無事
ロンドンに戻ります。
レストランで食事をする為にホームズが御者台で馬の手綱を取る珍しいシーン
で終わります。
(これが以前書いたようにChristmas Special Setlockでのシーンと似ているので並べて
みました。)


以上が概略あらすじです。
このエピソードでは 色々珍しい場面が多いです。
前半はホームズはロンドンに残る設定なので ワトソン一人で活躍します。
ダートムアに1人で赴くワトソンの身を思いやり 優しい言葉を投げかける珍しい
ホームズも印象的です。
ホームズのヘアースタイルが何時もと違っています(何故か分かりません)。
全体を通して ダートムアの荒涼とした景色、怪しい屋敷等で薄暗いトーンが
目立ちますが、そんな中ホームズの無邪気で子供っぽいシーン、優しさが溢れ
出ているシーン、そして何より自身で料理をしてワトソンに振舞う 等々
見どころも多い作品だったと思います。
余談ですが、BBC版の”魔犬”とパジェット版の”魔犬”です。


大変に大雑把ですが 以上で『バスカヴィル家の犬』を終わります。
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