The Game is Afoot

ミステリ関連を中心に 海外ドラマ、映画、小説等々思いつくまま書いています。

これから読む予定のミステリ:2023-Feb./2

2023-02-21 | ブックレヴュー&情報
これから読む作品、その(2)です。

※ 『迷宮の淵から』ヴァル・マクダーミド著

集英社文庫 2012年6月26日発売

≪内容概略≫
スコットランド屈指の富豪の娘と娘が誘拐された。娘は殺され、孫が行方不明となったまま事件は
迷宮入りとなる。四半世紀近くたった現在。トスカーナのヴィラで一枚の人形劇団のポスターが発
見されたのをきっかけに、富豪から誘拐事件の再捜査を依頼されたカレン・ピーリー警部補は、同
時に、22年半前に消えた炭鉱労働者の捜索も消えた炭鉱労働者の捜索も担っていた。無関係に見え
た二つの事件はやがて…。実力作家マクダーミドの傑作。

マクダーミドはCWAダイアモンド・ダガー賞受賞作家です。
少し古い作品ですが、3月にマクダーミド原作の新作のドラマ放送の情報が出ていたのでフト思い
出しました。
ドラマの原作でもあり、読んでいなかった様な気がする(記憶喪失)ので、兎に角再読してみようと。

尚、ドラマの方は、『刑事カレン・ピリー 再捜査ファイル』のタイトルで

AXNミステリ―チャンネルにて
2023年3月25日(土)16:00~ 日本初放送の予定になっています。

ドラマに関しては、機会があれば別途ご紹介出来れば・・・・(不確定)

※ 『濃霧は危険』クリスチアナ・ブランド著

国書刊行会 2023年2月27日発売予定

≪内容概略≫
過保護に育てられたレデヴン館の相続人ビル・レデヴン少年は、同年代の少女のいる知人宅で休暇
を過ごすよう親に命じられ、気乗りしないまま、シルバーのロールスロイスに乗せられ目的地に向
かっていた。ところが、霧が濃くたちこめた荒れ地の途中で、いきなり、意味も分からないまま、
お抱え運転手のブランドンに車からつまみ出されてしまう。同じころ、周到な計画のもとに、〈ナ
イフ〉と呼ばれる若者がボースタル少年院から逃亡する。
ビルは荒れ地をさまよううちに少年パッチと知り合い、行動をともにするようになる。二人はビル
が思わぬ形で手に入れた暗号で書かれた文書を解読しながら、〈にやついた若者〉、〈ヴァイオリ
ン〉、片手が鉤爪の男との、追いつ追われつの冒険へと踏み出してゆく。

オールタイムベスト級の傑作を次々と発表し、いわゆる英国ミステリ小説の黄金時代最後の作家と
してゆるぎない地位を築いたクリスチアナ・ブランドが、すべての少年少女のために、みずみずし
い筆致で、荒涼とした大地と海が広がるイギリス南部のダートムアを舞台に繰り広げられる冒険を
描いたジュヴナイルの傑作。

何時も読んでいる”ミステリ”とは一味違うかもしれません。
内容概略にもある様に、”ジュヴナイル”にカテゴライズされる本書ですが、たまにはこんな本も読
んでみたくなります。

※ 『閉じられた棺』ソフィ―・ハナ著

クリスティー文庫 2017年6月22日発売

≪内容概略≫
招待先のアイルランドの荘厳な子爵邸で、ポアロと盟友キャッチプール刑事は再会を果たす。そ
の夜、ディナーの席で、招待主である著名作家が全財産を余命わずかな秘書に遺すという不可解
な発表をした。動揺した人々がようやく眠りについたころ、おぞましい事件が…。“名探偵ポアロ”
シリーズ公認続篇、第2弾!

大変今更なんですが、実はすっかり忘れていました。
クリスティ財団公認のポアロ作品としての1作目の『モノグラム殺人事件』は発売後すぐに読みま
した。
が、”ポアロ続編”というには内容が今ひとつに感じたもので、2作目にも直ぐには食指が動かずそ
のままになっていました。
先日『カササギ殺人事件』の記事で、久し振りに『モノグラム殺人事件』をとりあげて、そうそう!
と思い出し、やはり読んでみようか・・・・と思った次第でした。
他での評価も、2作目の方が良いとのことでしたし、一応読んでおかねば。


(source :集英社、国書刊行会、ハヤカワ)




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