筑波農場でワイン用のブドウ栽培が出来るかわかりませんが、可能性を探り視察研修して参りました
セミナーに参加しワイナリーを見学しながら説明いただきました。終了後は、ワインテイスティング付きでお食事をお楽しませていただきました
所要時間約4時間。
【ココファーム会社概要】HPより
1950年代、栃木県足利市の特殊学級の中学生たちとその担任教師(川田昇)によって山の急斜面に葡萄畑が開墾されました。
1969年、この葡萄畑の麓で、指定障害者支援施設こころみ学園(社会福祉法人こころみる会運営)がスタートしました。 知的障害を持った人たちと葡萄畑でワインをつくることを考えましたが、社会福祉法人には葡萄をワインにするための果実酒製造免許が下付されないため、1980年、一般の事業所である有限会社が、こころみ学園園長 川田昇の考えに賛同する父兄たちにより設立されました。1984年、この有限会社が果実酒製造免許をいただきました。有限会社ココ・ファーム・ワイナリーは、知的障害を持った人たちをはじめ、みんながいきいきと力を発揮できるようにつくられた会社です。
セミナーは事前受付で「ワイナリー特別コース」「ワイングロワーズセミナー」「ワイングロワーズランチ」があり多くの参加者がありました
急勾配の傾斜地に植えられたワイン用葡萄は管理が大変そうです 自家畑の総面積は約6ヘクタールです。
【栽培品種】
自家畑では、マスカット・ベーリーA、リースリング・リオン、小公子などの日本固有の葡萄品種や、カベルネ・ソーヴィニョン、プティ・マンサン、ノートン、タナ、ヴィニョールなど、世界的な葡萄品種を栽培しています。いずれも北関東の気候風土にあった適地適品種のワイン用葡萄品種です。
栽培や管理について、仕立て方法についてなど詳細に説明いただきながら質疑応答。
土から吸い上げた水分が枝先から、ポタポタと。植物の力やエネルギーを感じる
収穫時のカートン保管庫
開墾して作った圃場だけに、周辺は石が持ち出されていた。つくばの温温石に似ていると思う。
熟成貯蔵庫は、年間を通して13~15℃に保たれています。
醸造所についても案内いただきました。
長い熟成を終えたNOVOを清澄化させるため、穴のあいた架台(pupitre/ピュピュートル)に静かに差し込みます。そして約100日間、朝晩、ビンを45℃づつまわしながら徐々にビンを倒立させて澱をビンの口に集めます。この作業は、自閉症というかけがえのない才能を持つルミューアーたちによって1本1本正確に行われます。
最後は試飲