ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

9月19日、536回目の「火曜日行動」です。

2023-09-19 17:01:34 | 火曜日
秋の気配を感じながらも暑い日でした。



今日はモンダンヨンピルからも祖国南の全南大病院支部の労働組合からも同胞たちが大勢来られました。



今日のレポーターはハルモニ会の陶山さん、写真撮影は松尾さんとニョニョです。今日も心ひとつに発信して参りますね。応援よろしくお願いいたします。



長崎さんの第一声始まりました。

長崎さん

府庁でお勤めの皆さま、ご通行中の皆さま、今日も残暑というより、まだ日中は夏そのものというような暑い中ですが、大人が子どもたちの夢と希望を奪わない、朝鮮学校に学ぶ子どもたちが、自分の国の言葉や文化を、誇りを持って学び、日本社会で生きていくために、一日も早い朝鮮学校への補助金の復活、高校無償化の適用、すべての朝鮮学校の幼稚園に幼児教育の無償化の適用を求めて、今日も火曜日行動536回目、スタートいたします。

いつもこの火曜日行動に力と勇気を与えてくれる火曜日バンド、17日に生野パークで統一マダンが行われました。ここにいる方もたくさん参加されて、出店で売り子として支えた朝高オモニ会の皆さんも、支部の皆さんもご苦労様でした。

韓国から来られた6・15合唱団の歌、そして舞台で繰り広げられた朝鮮学校の学生の公演、それぞれみんなが楽しみながら統一マダン参加していました。

韓国から来られた方々が、いつも朝鮮学校のことを南北の懸け橋、統一を願う者にとってはかけがえのない存在ですという言葉をかけられますけども、あらためて、韓国から統一を願い来られる方々と、朝鮮学校を中心に、コミュニティ―が繋がっている姿を見ると、この火曜日行動もいろんな意味で人と人とが出会い、繋ぐ場、そして南北の懸け橋、そして日本社会が今、戦後78年迎えて、そして関東大震災から100年という今年に、改めて、日本が朝鮮半島を植民地支配してきたこと、、侵略戦争を行ったこと、そして反省をして78年経ったのかどうか、それが問われた1年でした。

ここにいる私たち一人ひとりが歴史の証人として、朝鮮学校を支える在日朝鮮人の方々がここにおられます。なぜ日本の地に今育ち、子どもたちをハッキョに送っているのか、それは日本の植民地支配の歴史を抜きにはあり得ません。その上で共に生きようとしている、その歴史を私たちがちゃんと向き合って、この日本社会を、多文化共生という言葉が今使われていますが、多文化共生というのは、まずお互いの違いをしっかり認める、そしてお互いの歴史・文化に対して尊敬の念を持つこと、それ抜きにして多文化共生はあり得ません。ただ仲良くしましょう、日本社会と同化して生きてくださいというのは多文化共生ではありません。今、上映されている福田村事件の映画の中でも、朝鮮の人たちへの虐殺が引き金となって、四国の部落から行商の薬売りにやってきた人たちが殺されるという事件を扱っていますが、これが決して過去の出来事ではなくて、今私たちの中にあることだとあることだと、今改めて思います。

ひとつ衝撃的な事件が朝あったので紹介します。今回福島みずほさんと大椿さんのポスターに、チョンコーくさい、キムチくさいと大きく書かれたという事件が起こりました。こうしたことがまだ日本社会であり続けるのかと。そしてこうした言葉を使えば人を傷つけると思っているのかということを改めて思います。こうしたことに声を閉ざさず、それがいかに人を傷つけ、日本社会を住みにくくしているのか、これからも声をあげ続けていきたいと思います。マイクを渡していきます。




北大阪学区のオモニたちです。



「統一マダン生野」でも大活躍だった「火曜日バンド」の皆さん❗



モンダンヨンピルのメンバーもきました。



ヨシナリさん、アピールされました。

ヨシナリさん

 こんにちわ。東大阪から来ました。日中の熱さを乗り切って上を向いてまいりましょう。

テレビなどで100年前の関東大震災が取り上げられていましたが、震災の混乱の中でデマが広がりたくさんの朝鮮人が虐殺されるという恐ろしいことが日本中に広がりました。私たちが立つ火曜日行動も在日朝鮮人への差別で、朝鮮学校に通う子どもたちを守ろうと、今も毎週立っています。100年という年月の中で、戦争もありました。でも日本は何を考えて学んできたんだろうと残念な気持ちでいっぱいです。

吉村知事、大阪の国公立大学の授業料も無償化へと提言されましたよね。あなた自身も国立大学への入試へ向けて大変な努力だったと思います。しかし進学に必要な努力は子どもたちみんな同じです。全面的に高校無償化という言葉が聞きづらいです。その裏で朝鮮学校を思う子どもたち・私たちの声を聴いてください。きれいに全面的に対象とするようこれからも強く呼びかけます。

長崎さん

今大阪府が、私学の学校もすべて無償化すると。そして吉村知事は、どんな子もどんなところに生まれても、すべての子どもたちが学びたいところで学べるようにと言ったことが大きく報道されて、私たちここにいる皆さん、何とも言えない胸をえぐられるような思いをしたと思います。

すべての子どもたちの中には朝鮮学校の子どもたちはなぜ入らないのか。朝鮮学校の卒業生が今、どれだけ日本社会の中で、大阪府の中で活躍をし、そして納税者として、いまこの大阪府庁を直しているこの府民税、府民税の中にも朝鮮学校の出身者・保護者の方々の税金が使われているわけです。何かと言えば血税を朝鮮人のために使うなという差別的な言葉が使われますが、ある意味で、この在日朝鮮人の方々の納めた税金が日本社会のためだけに使われ、朝鮮学校の子どもたちには1円も使われていない。こんな不合理なことは無いと思います。



青年同盟の林さんもアピールです。

若者

アンニョンハシムニカ。こちらに配置されて2回目の参加です。この時期頭に浮かんでくるのは関東大震災、今年で100年。あの惨事があって何よりも意識してしまうのはあの時の虐殺、あの事実があってから100年がたった、今日になります。

又、東京の方では追悼文、送られてきませんでした。早く過去を清算しろよ、もうそろそろいいじゃないかと訴え続けていますけども、われわれの構想が成果をあげれていない。

しかしながら個人的感想としては、闘い続ける限り負けていないと。この闘いはまだ長い時間がかかると思います。

時代が流れて少しずつ、進歩的な方々も増えてきて、いつかは勝つのだと、勝った時に努力が報われるのだと闘い続けてきた100年だったと思います。闘い続けているこの姿こそ、未来で笑える、最後に闘争勝利した時に、その意義が輝く、そんな一日一日になっていると思います。今日もがんばりましょう。



オモニたちもアピールされます。

オモニ

 4月から再編成された北大阪の初級学校のオモニです。今日は1年生のオンマたちと来ました。子どもたちは毎日楽しそうにハッキョに通っています。ハッキョではウリマルを話し、ウリまるで授業を受けチョソンサラムとして当たり前に育っています。子どもの教育を政治問題と一緒に考えないでください。子どもたちを差別しないでください。無関心は一番の差別です。一度ウリハッキョへ遊びにいらしてください。言葉は違えどみんな変わらず学校生活を楽しんでいます。かわいい子どもたちのためにも明るくより楽しい未来を現実にしてください。そのためならいつでも何度でも声をあげていきたいと思います。




シュプレヒコールが続きます。

歌「声よ集まれ 歌となれ」

シュプレヒコール
・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ
・朝鮮学校の子どもたちを差別するな
・朝鮮学校に高校無償化を適用せよ
・朝鮮学校に補助金支給を復活せよ
・行政が差別するな
・みんなの力で豊かな共生社会をつくろう




力強い連帯の挨拶をされます。

韓国から11名が応援に来てくださいました。


アンニョンハシムニカ。全羅南道光州からやってきました。我々は平凡な労働者なんですけども、火曜日行動のニュースを聞くたびに、自分たちになんかできることは無いかと常に考えながら、知恵を集めながら、今日やってきました。これからも在日の方々、それに何よりもウリハッキョで学ぶ子どもたちのために力になれるように頑張ってまいります。よろしくお願いします。

カンさん。

 お久しぶりです。吹田支部委員長カンヒョンです。以前は国際部長をしていた時は毎週来ていたけど、職場移動の関係で毎週とはいきませんが来るように努力しています。

関東大震災100年で一言言います。何より驚いたのは政府の要職にある人が、そういう声は聴いたけども、政府内にそのような記録が見当たらないと、堂々と言い放ったことに愕然としました。記録・証言・証拠文献いくらでもあります。松野官房長官があるということを知らないはずがない。

逆にこの100周年に乗じて、あれはデマだったとか正当防衛だったとかという書籍が意図的に出版されてそれが平積みにされた時期もあったようなんですが、まさしくこのようなあったことをなかったと、それをゴリ押ししようとする、この日本社会の現状を、日本市民はもっと直視するべきであり、我々は当然、当事者として声をあげますけども、社会全体がこのような雰囲気は危ない兆候なんだということを日本国民ははっきりと認識するべきだと思います。そのためこのような集会、小さな力かもしれないけど、何百回と続けていく、継続こそが力なりと思いますので、今後とも力合わせて頑張りましょう。

オモニ

 大阪府庁で働いている皆さん、ご通行中の皆さん、今日も私たちの声を聴いていただいてありがとうございます。朝鮮学校、大阪にある民族学校の中で、なぜ唯一社会的保障からのけ者にされているのかとても悲しいです。大阪の中で元気いっぱい成長して、大阪で、日本で世界で活躍する、そんな子どもたちです。どうぞ皆さんの温かい目で見て、温かい気持ちで、おおきな器で、一緒に支えていただけたらと思います。応援してほしいです。よろしくお願いします。




最後の歌は「勝利のその日まで」、今日はカンさんと歌舞団の蔡さんが音頭をとってくださいました。



駐輪場での申し送りです。



東成中本分会の洪分会長が今日も激励のアイス最中を差し入れてくださいました。みんなでおいしくいただきました。コマッスムニダ!

来週も頑張りましょう!
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