ニョニョのひとりごと

バイリンガルで詩とコラムを綴っています

4月2日、563回目の「火曜日行動」です。

2024-04-02 16:46:28 | 火曜日
小春日和という言葉がぴったりな火曜日です。



今日のレポーターはハルモニ会の木村さん、写真撮影は松尾さんです。今日も心ひとつに発信してまいりますね。



長崎さんの第一声始まりました。

☆長崎さん
今日は本当に春うららのお花見日和です。大阪城公園の桜も咲き、インバウンドでたくさんの外国人が訪れています。その方々が、府庁前の私たちの行動を見たら、どう思われるでしょうか。万博を招聘する大阪が、11年も朝鮮学校を差別しているのをどう思われるのでしょうか。

私たちは様々な立場から訴えをおこなっています。日本人として、朝鮮学校への差別が日本社会の民主主義を壊すものだと訴えている人もいます。また、火曜バンドでは、音楽を通じて文化と運動が結合されています。入院されていた古賀さんも復帰されました。ありがとうございます。

さて、今は入園・入学の季節です。朝鮮学校でも入学式を迎え、自分自身のアイデンティティを育むための学校に、希望を持って入っていきます。

こども基本法は、一人一人の子どもたちを大切にすることを目的としています。日本の少子化が進んでいる今、これは非常に重要なことです。次の社会を担う宝として、どの子も大切にされなければなりません。こども基本法を踏みにじっているのが、大阪府・市であり、日本という国です。こども基本法のすばらしい言葉が虚しく聞こえてしまいます。

私たちは行政が差別をやめるまで、この行動を続けます。



最初にアピールされたのは金さんです。

☆キム・チャンボンさん

私は生野区で活動していますが、生野区を歩いていても、学校の統廃合がすすみ、少子化が進んでいることをつくづく感じています。御幸森小学校も、朝鮮第四初級学校も閉鎖され、街の様子がすっかり変わってしまいました。子どもたちがいなくなると、親たちの情報交換できる場もなくなってしまいます。

朝鮮学校は本当に貴重な場です。15年前、私の子どもは日本の小学校に通い、地域のサッカーチーム(様々な国籍の子どもが所属)にも入っていました。そのチームの子どもたちに「学校は楽しい?」と尋ねると、日本学校に通っている子どもたちは「うん、まあまあ」とか「別に」とかいう返事ですが、朝鮮学校に通っている子どもたちは「うん、めっちゃ楽しい」と答えるのが常でした。

日本の学校ももっと朝鮮学校に学んでほしいと思います。子どもたちは先入観や偏見なく見ています。大人は子どもからも学んでください。いい大人が差別をインターネットを通じて平気で流しています。

これからも私たちは、朝鮮学校の良さをみんなで守り、育んで行けたらと思います。



南大阪地域の田村さんがマイクを持たれました。

☆田村さん(「1%の底力で朝鮮学校の民族教育を支える会」)

朝鮮学校の問題を考えるのに忘れてはならないことは、日本が侵略して米を奪っていったことです。

今、幼保無償化の財源は消費税を上げた分から出るということですが、朝鮮学校の保護者は消費税を払っているにもかかわらず、その対象から排除されています。これはかつて米を奪ったことと同じではありませんか。

国連人権規約でも差別を禁止しているのに、その加盟国である日本がこんな差別をするのは間違っています。私たちは署名運動を通じて、このことを訴えて、賛同者を増やしています。



参加者の皆さん❗



大阪中高オモニ会の梁会長が発言されました。

☆オモニ会会長

子どもをウリハッキョに送るオンマ(母)の一人として訴えます。

この春、多くの子どもたちが朝鮮学校に入学・入園してきました。

「こども基本法」というすばらしい法律があります。名前もシンプルでわかりやすいこの法律を誇りに思うべきです。すべての子どもたちがこの法律の恩恵を受けられるように、そして大阪万博の理念がこれに一致した時、大阪府、大阪市がすばらしい社会に変わっていけるように、私たちはがんばります。



☆オモニたちの歌とシュプレヒコール

『声よ集まれ、歌となれ』

・子どもたちの学ぶ権利を保障せよ!

・朝鮮学校の子どもたちを差別するな!

・朝鮮高校に高校無償化を適用せよ!

・朝鮮学校の補助金支給を復活せよ!

・行政が差別するな!



火曜日ハンドは不滅です❗



西大阪地域のキムさんがマイクを持たれました。

☆キムさん(西大阪)

茨木市のタウンミーティングで吉村知事が、玉川氏が万博の建造物について批判的な発言をしたからとして、玉川氏を「出禁にする」と述べました。これが知事のすることでしょうか。

私たちは朝鮮学校について理解してほしいと毎週訴えています。大阪府、大阪市、そして国の差別に、職員の皆さんが加担していないと言えるのでしょうか。日本社会のため、よりよき社会のため、子どもたちは貢献しています。

私が毎回言いたいことは、私たちの訴えに、職員のみなさんが一緒に声を上げてほしいということです。




最後は大村さんのアピールと合唱です。

☆大村さん

今日で563回目です。4月17日が来ればもう12年になります。

補助金の打ち切りに対して、大阪府・市は「府民の理解が得られない」「市民の理解が得られない」と言い、国は無償化から排除する理由として「国民の理解が得られない」と言います。行政がすべきことは、差別をしている人の人権意識を変えることであるのに、それを放置しています。

文部科学省は、こどもが支援学級で過ごす時間を決めています。しかし、インクルーシブ教育のためには、原学級で過ごす時間を多くすべきです。子どもたちは様々な子どもと付き合うことで多様性を身につけていきます。

私たちは諦めないために歌います。



最後の歌は「勝利のその日まで」❗❗



駐輪場での申し送りです。






来週も諦めることなく頑張りましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする