7~8ヶ月頃になると、何でもポイポイと物を落とす
赤ちゃんのポイポイブーム
「もうやめて~」「だめよぉ」とつい言ってしまうと思いますが
でも、これって、赤ちゃんの成長の上で、とても大きな役割を
はたしているって、ご存知でしたか
物を自分の方へ引き寄せ
この落とすというのは、自分の体の機能を楽しみながら
目で見ると同時に、つかむことで感触(質・温度・重さ・形など)を確かめ
落とすことで距離感や落ちた時の音、状態、様子などを観察しているのです。
その物がどんな物で、この高さから下まで落とすとどういう風になるのか
転がっていく様子などを、興味深く観察し、わかるまで何度も何度も繰り返し
確認して、上と下(高さの感覚)も学んでいきます。
拾っても拾っても、どんどん落とす赤ちゃんに、
ついつい、ため息や文句が出てしまうこともあるかもしれませんが
大人は拾い役に徹し、どんどん赤ちゃんが納得いくまで
落とさせてあげましょう
わらべうた講座の永田先生も講座でおっしゃっていますが、
これも可愛い赤ちゃんの成長に大切な行動の一つで、
納得すれば、やらなくなります。(その日までが長いかもしれませんが)
たっぷりやらせてあげて、優しく見守ってあげて下さい。
ただし、落とされては困るものは手の届かないところによけ、
落としても危険のないように落とすものの素材や場所等は
十分配慮して下さいね。
落とすことが赤ちゃんの学びの行為だという視点から
赤ちゃんを観察してみてみると、面白いかもしれませんね
ちなみに・・・
1歳を過ぎると、物に対する興味ではなく、
相手の反応を面白がってやることもあります
子どもがママ達を遊びに誘ってくるのですね
2歳くらいになると、遊びの一つとして≪落とす⇒拾う≫ということを
楽しむケースもあります
また、『だめ!』と言ったことにわざと反応して落としたりすることも
自我の芽生えの時期ですね
いずれにしろ、赤ちゃんのやっている行動には、
ちゃんと、立派な理由があったのです
赤ちゃんは日々、成長しているのです