久しぶりに晴れた。朝日が差し込み、窓を開けると爽やかな空だ。
たちまち気持ちが晴れやかになり、生きているのが楽しくなる。単純と言えばそれまでだが、昔から、その日の天候に気分が左右されていた私は、まさに、「お天気もの」だった。学校に行っていた頃も、天気が良いと、(そんなものは何もなかったけれど)楽しい気分で、登校の道を歩いた。
通りすがりの家の垣根越しに、季節の花が咲いていたりすると、それだけで胸がときめいた。生活があるから、ズル休みはしなかったが、会社つとめをしているときなど、雨風の日には、とても出勤する気になれなかった。日々同じ繰り返しでしかない、会社の仕事だったが、晴れた日の通勤はやはり心が軽かった。職場の机から、遠く富士の峰がみえる日には、心がなごんで、空と同じように明るい気持ちになれた。
してみると、当時の自分は、天気の具合で、陽気にも不機嫌にもなっていたのだろうか。己の性格の単純さからすると、どうもそんな気がする。天気のせいで、不機嫌に対応し、周りの人間たちに、不愉快な思いをさせたのかもしれない。弁明しようにも、今となってはもう遅い。
好天のため、陽気な日もあったはずだから、そんなときの対応では、迷惑をかけていないわけだし、気に病むこともないか。天気の変動で、都度幸福になったり、沈んだり、私の人生は忙しい。・・・・・と、ここまで書いて中断してたいら、今日は何と、冬へ逆戻りの寒さで、しかも雨ときている。
気まぐれな天気のヤロウめと、むしゃくしゃするから、今回のブログはここで終わりだ。読み返して、5時脱字のチェックもしたくない。