説明文の中にある「特別永住者数30万人」とは在日韓国・朝鮮人を指しています。従って下記一覧の中にある韓国 人42万人から、30万人を引きますと、新たに増えた人数は大きくありません。むしろ注目すべきは、中国、ベトナム、フィリピンです。これらの国々から増加したのは、「外国人研修員制度」と平成30年の「移民法 ( 改正入管法 )」以後です。
日本政府の危機意識の無さとお人好しぶりを、中国人増加の数字が証明しています。「日本は正しい歴史認識を持つべし」と、訪日時に説教をした江沢民氏や、南京事件を忘れるなと捏造事件の日を「屈辱の国民の日」にした習近平氏などが、露骨な反日政策を推し進めているというのに、この受入れ増加です。
フィリピン 27万7千人 9.8%
ブラジル 20万6千人 7.3%
ネパール 9万7千人 3.4%
インドネシア 6万3千人 2.2%
台 湾 5万2千人 1.8%
タ イ 5万1千人 1.8%
「少子高齢化社会になる日本は、外国人労働者を入れないと経済がダメになる。」こんな時に、こんなことを言い出したのは、いったい誰だったのでしょう。外国人労働者の受け入れだけでなく、当時は日本を他国に解放し、他国資本を入れるため、国を挙げてのスローガンが溢れていました。
「カジノ法」や「経済特区」が、日本の未来を開く政策として打ち上げられ、北海道の土地が中国に爆買いされました。これに加え、華々しい「観光立国政策」も、全てが一つの糸に繋がる「日本崩壊策」でした。
その中心にいたのが、悪名高い竹中平蔵氏と二階俊博氏です。二階氏は大国中国の代理人、竹中氏は大国アメリカの代理人として政府内で大活躍しました。
安倍氏も小泉氏も二大国のゴリ押しに負け、この二人を重用し、国民には実情を知らせず、愚策を遂行しました。いつもなら政府を攻撃批判する野党とマスコミも、中米が押しつけた「日本崩壊政策」に、一言も反対しませんでした。考えてみれば、米国が「日本国憲法」を押し付けた時と、よく似た状況です。マスコミは事実を知らないわけでなく、彼らは、日本より大国の米中を優先したのです。
「君らは、誰に忖度しているんだ。」「知っているくせに、なんで記事にしないんだ。」
石原氏が記者会見の席で批判していたのは、こうしたマスコミの姿勢でした。彼らが報道しなければ、どんな重大事もニュースにならず、国民も意識せず、国際的な問題が存在しないものになります。
江畑氏の書評から外れていると見えますが、本質的には逸脱していません。
「厄介で危険な民族問題に関する、日本の驚くべき無知と、危機意識の無さ。」
息子たちがどれだけ理解してくれるのか、「ねこ庭」を訪問される方々にどれだけ伝えられるのか。思いはここに、あります。
二階氏の媚中、拝跪ぶりはすでに周知の事実ですが、竹中平蔵氏の媚米、拝跪ぶりも、念押しの紹介をします。日本政府に圧力をかけているのは中国だけでなく、米英も同じだということです。自民党の議員が取り込まれていますから、安倍氏が抵抗できたのかどうか、少し同情しています。日本でよく知られている新聞の記事を紹介します。
1. ウォールストリート・ジャーナル ・・アメリカ
「日本の医療制度は、カフカの小説に匹敵する、悪夢的な医療保険システムだ。」「病院や医師の診療に対し、政府が管理し、何をするにも許可を求めている。」・・ ( 日本の安い皆保険制度への不満 )
「正社員の解雇をしやすくするといった計画が、少しも進んでいない。」「安倍の今の政治的な勢いを、こういった規制バリアーを打ち破る力に利用するべきだ。」
「台頭する中国の挑戦に応えるといった、安倍のより大きな『人気のある』目標と、」「経済改革は一致する」
「外資を誘致するには、英語が使いやすい環境整備のほか、」「雇用関連の規制緩和をし、解雇をしやすくすることが必要になる。」
2. ロイター通信 ・・イギリス
「安倍内閣の成長戦略についてエコノミストらは、一律の法人減税や、雇用流動化策が盛り込まれないため、」「主軸となる政策が抜け落ちていると、低い評価を下している。」
小泉内閣で竹中氏は「産業競争力会議」の政府委員で、内閣府特命担当大臣(経済財政政策)、内閣府特命担当大臣(金融)、そして総務大臣を歴任し、強い影響力を持っていました。
「平成25年5月14日の産業競争力会議において、竹中平蔵が混合診療など、これまで岩盤と言われてきた項目が抜け落ちていると、」「内容に不満を示していたことが確認されている。」・・・氏の活躍ぶりを語るネットの情報です。
知って頂きたいのは、今も日本は国際社会から遊離した、「特殊な国」であるという事実です。「他国が苦労している異民族問題」も、「異次元の空間」である日本では関心が払われません。こういう日本ですから、江畑氏の意見も霞んでしまいます。
子や孫たちのため、現在の私たちが無関心のままでいいのでしょうか。果たしてこれでいいのでしょうか。
次回は、氏の書評に戻ります。次が何ページになるのか、見当がつかなくなるほど横道に迷い込みました。