2ヶ月前の9月14日に、自民党総裁に選ばれたのは菅義偉氏でした。優柔不断の岸田文雄氏と、反日左傾の石破茂氏を相手に、無派閥の菅氏が総理の椅子を手に入れたのは、当然と言えば当然の結果でした。
手堅い実務者内閣とマスコミに言われ、何かをやりそうな期待を国民に持たせ、共同通信社の幹部記者を秘書官の一人に抜擢し、マスコミ対策も手抜かりのない船出でした。
予想もしていないことでしたが、「日本学術会議」のメンバー選出で、反日・左翼学者の任命拒否をしたので、本物の保守政治家だったかと驚き、GHQが残した「トロイの木馬」の一つを、本気で掃除にかかったのだと、期待もしました。
しかし北海道の土地問題では、中国の土地爆買いを、二階氏とともに推進させていますから、これに関する疑問が、まだ私の中で燻っています。「外国人よる土地購入」に関する法律を、安全保障の観点から見直すと、一時期頼もしい報道もありましたが、あれからどうなっているのか、ニュースが続きません。
ここで話が飛びますが、同盟国アメリカの大統領選挙は、ネットの情報によりますと、
「ハーバード大学ケネディスクールの研究機関が、CBS、CNN、NBC、ニューヨーク・タイムズ、ウォールストリートジャーナル、ワシントンポスト、FOXニュースという7つのマスコミが、」「トランプ政権の最初の100日間を、どう報じたか調査した。」
「それによれば、CNNとNBCは、トランプに否定的なニュースと好意的なニュースの比率は13対1。」「CBSでは否定的なニュースが、90%以上。」「ニューヨーク・タイムズは87%、」「ワシントンポストも83%、ウォールストリートジャーナルは70%と、」「ボロカスに叩いていたことが、分かった。」
と、伝えています。大統領選挙が11月3日に終わり、もう1ヶ月が経つと言うのに、いまだに結果が判明していません。そればかりでなく、日を追うごとに、混迷の度が深まっています。日本のマスコミは、米国の大手メディアのニュースしか伝えませんので、バイデン氏が当選したことになっています。
トランプ氏が我が儘を言って、バイデン氏を困らせ、政治の停滞を招いていると、日本ではそう言う記事ばかりです。一方ネットの情報を見ますと、事態はバイデン氏不利で動いています。ネットでは、トランプ氏支持者が多く、民主党の大掛かりな選挙不正を告発しています。
私のように日本の片隅で、相反するニュースを読んでいる者にとって、今のアメリカは謎だらけです。どちらが正しいのか、判断の材料が他にありませんから、自分の気持ちで決めるしかありません。気持ちで意見を言いますと、私はトランプ大統領を支持しています。
トランプ氏は共和党で、バイデン氏は民主党です。いずれの党も、日本をアメリカの属国としか見ていませんが、それでも、民主党より共和党の方が、日本にとってはマシです。民主党政権には、中国と利害関係のある政治家が多数いて、反日中国の政策を是認し、日本に圧力をかけてきます。靖国神社へ参拝しようとした安倍総理を批判したのは、バイデン氏でしたし、「慰安婦問題」に反論する安倍総理を冷遇したのは、オバマ氏でしたから、私は彼らを嫌悪しています。
中国と対決するトランプ氏と、中国と協調するバイデン氏なので、どちらが大統領になるかで、菅総理の対応は大きく反転します。欧米諸国の首脳も苦慮していますが、属国と言われる日本の戸惑いは他国の比ではありません。この難局を機に、総理以下自民党議員諸氏が、「日本は、独立国に戻らねばならない」と、本気で決心し、「自主憲法制定」の党是を実行すれば、文字通り「ピンチをチャンスにした」ことになります。
しかし、国会での動きを見ていますと、相変わらず、反日・左翼の野党に振り回されるばかりで、「自主憲法制定」も「皇室護持」も、大して熱を入れていません。「日本もアメリカも謎だらけ」と言うのが、今回のタイトルですから、なぜいつまでも、保守政党本来の姿に戻れないのかと、自民党の議員諸氏の使命感の無さも、もちろん「日本の謎」の一つです。
だが私の本題は、議員諸氏の行動もさることながら、菅総理その人に関する疑問です。
10月に、「新総理は、果たして保守党総裁なのか」と言うタイトルで、5回の連続ブログを書きましたが、今回は、その疑問がさらに大きくなり、「謎」として取り上げました。政権発足以来、3ヶ月に満たない時なので、無責任に批判することは本意でありませんが、やはり国民の一人として、意見を言うと決めました。
スペースの都合で、続きは次回といたします。息子たちはもちろんですが、「ねこ庭」を訪問される方々にも、読んで頂ければと思います。