シリーズで長いブログを書いていますと、テレビと新聞を見なくなります。ネットの動画や、他の方のブログへの訪問も足が遠のきます。
日々これだけの速さで世界が動いていると、1週間ニュースから遠ざかると世間が見えなくなります。平和な時の一週間と、あちこちで武力が行使され、緊張が高まっている時の一週間は、同じになりません。
私は今、溜まっている動画をせっせと見ています。優先しているのは、やはり青山繁晴氏の【ぼくらの国会】です。問題になっている事件や課題について、政府と国会の動きが伝えられ、固有名詞が伏せられているとしても、大臣や官僚や他の議員の動きが分かるのは有難いことです。
氏の動画が有名になり、自由民主党の議員だけでなく、政府の役人、野党議員も見ているとのことで、国会内に波紋を広げているのが感じられます。外務省が反対している、経済産業省が邪魔をしている、財務省が情報をリークしていると、ここまで政府関連の動きを教えてくれる動画は、やはり【ぼくらの国会】以外にありません。
民主主義社会で「数は力なり」ですから、「護る会」の所属議員が84名になると、政府も無視できなくなります。【ぼくらの国会】の動画公開で一番迷惑を被っているのは、国民の目から見えない場所で政府を動かしていた官僚諸氏だろうと思います。「護る会」の提案や活動に反対する省庁を、氏は遠慮なく批判し動画で公開します。財務省、外務省、経済産業省、防衛省、国土交通省と、全ての省庁が国民の前に姿を現します。
こういうことは青山氏以外、これまで誰もしませんでしたし、当分の間は氏以外の議員に真似ができません。派閥に属さない、支援団体を作らない、政府の役職につかないと氏は言いますが、自由民主党だけでなく政治家はみな、支援団体と派閥なしで政治活動ができません。また自分の意見を実現するには、政務官になり、副大臣になり、政府委員会の委員長になり、大臣になりと、役職に就くことが最低の条件です。
青山氏が個人としてこれらを拒否し、「護る会」において実行していますが、考えてみますとこれ自体が矛盾した話です。「護る会」はそうかもしれませんが、所属している議員は青山氏を除くと、派閥に属し、支援団体を持ち、政府の役職についていますし、就きたいと努力しています。
「政治を国民の手に戻す」、「自由民主党の腐った部分を内部から変えていく」という青山氏の単純な訴えが、【ぼくらの国会】の動画を通じて発信され、「不言実行」でなく「公言実行」の活動報告が、毎週支援者に届きます。賛同する国民が氏を支え、氏の事務所を通じて党員登録をし、そのまま選挙の一票につながります。一歩間違えば、「衆愚政治」の扇動者になる危険性もありますが、与野党ともに国民不在の政争をしている現状なので、「護る会」の矛盾は目立ちません。
目立つどころでなく、当分の間「護る会」が政界の目となり、風となって国民の支援を広げていくと思われます。「憲法改正」をして軍を再建し、皇籍離脱させられた11宮家の「皇籍復帰」を実現するまでは、頑張ってもらわなくてなりません。いずれも、GHQのホイットニー准将が日本弱体化のため実行し、片山首相、芦田首相が協力して実現したものです。今日まで元に戻せなかった原因を、私はついこの間まで、反日左翼勢力の反対のせいだったと思っていました。
しかし今は、青山氏と似たような考えをしています。
「これをしなかったのは、自由民主党だった。」「自由民主党の中の、腐った政治家がしなかった。」
政治家の中には、政府官僚のトップが含まれていますので、この点についても同じ認識になります。焦土と化した戦後の日本が、世界第2位の経済大国にまで復興した陰には、立派な官僚の献身があったことを忘れてなりませんが、同時に官僚の中には国民に与えられた権限を勘違いした人物もいました。
ちょうどよい見本が、先日「サル発言」をした元郵政省官僚だった小西議員です。自ら開いた記者会見の席で、「マスコミを守ってきたのは、自分たち元郵政省の役人」だったと自負し、自分に不利な報道をした新聞社とテレビ局を批判しました。
「元放送政策課課長補佐に喧嘩を売るとは、いい度胸だ」と、こんな発言をSNSで全国発信しています。たかだか「課長補佐」でこの発言ですから、課長や局長クラスの役人がどれほど奢っているのかが伺えます。自由民主党の歴代の議員や大臣や総理の中には、たくさんの元官僚がいますから、青山氏の言葉の重さが分かります。
「これ ( 憲法改正・11宮家の功績復帰等 ) をしなかったのは、自由民主党だった。」「自由民主党の中の、腐った政治家がしなかった。」
覚悟がないと言えない言葉ですし、覚悟だけあっても行動が伴わなければ相手にされない意見です。共産党親派のボウフラ君は、氏が自由民主党支持者の中にいる右翼のためのガス抜き要員だと、辛辣な意見を言いますが、それは間違いです。
「ガス抜き要員」というのは、行動を伴わない口先だけ元気の良い政治家のことを言います。青山氏は元気の良い政治家ですが、口先だけでなく、具体的な提言をし、政策に反映させています。むしろ「ガス抜き要員」は、国会で騒いでいるだけで政治を不毛にしている野党議員の方です。
青山氏のへの不安があるとすれば、やはりその軽さではないでしょうか。
「安倍総理に電話をした。安倍総理から返事があった。安倍総理がこのように言われた。」
具体的な中身を言わないとしても、総理との親密さを強調することは、他の議員や役人には自己PRになります。今は安倍氏の名前が少なくなり、岸田総理の名前が盛んに出てきます。特別な信頼関係にあるという自慢にもなりますから、政界では一目置かれます。それだけでなく、米国軍や情報機関との関係、中国軍の中にいる友人、ドイツやフランスの情報機関との接触などを話の中で触れます。
どの程度の関係なのか分かりませんが、他国の組織とのつながりを語る議員がいませんので、これも氏特有の自慢話です。氏の交友関係と情報網の広さに驚く人がいると思いますが、私はこのような氏の言葉を「軽さ」と見ています。
しかしこの「軽さ」が氏の個性であり、魅力でもあり、ここに多くの人が惹かされています。氏が日本を愛し、ご先祖さまを大切にし感謝する限り、支援していくことに変わりはありません。いくら生意気な批判をしても、「ねこ庭の独り言」では日本の政治は一ミリも動きません。氏が自由民主党の中で腐った部分と戦い、同士と共に変えつつある行動力には敬服するしかありません。座右の銘の「脱私即的」に生き、武士道精神を重んずる氏である限り、私は国民の一人として氏を支援し続けます。
しばらく私のブログが中断するのは、体調不良のせいでなく、溜まっている動画や新聞を読むことに時間が取られているためです。たったこれだけのことが言いたくて、ブログを書きました。