FVの唇が赤く妖艶にひかっている。
「みるな‼ 翔太とりこまれるぞ」
「わたしはなにも感じないけど」
理佐子がけろっとしてFVとにらみあっている。
「それは、あんたがF、フェメールだからよ。女だからなのよ」
赤い唇。
そして両の目が赤光をはなっている。
おかしいと感じたのはこの目の光だったのだ。
ますます輝いてくる。
「みるな。みるな」
「じゃあ、これならどうかな……」
FVの声のトーンがかわった。
「わたしをよんでくれたわね。翔太」
「姉さんか? 姉さんなのか?? そうなのか??? 信じられない」
薄っすらと目を開けて見た。
翔太の前に姉の翔子が立っていた。
「わたしを攻撃できるの。翔太?」
「だまされるな」
「とりこまれないで。
翔太――高山小学校の生徒。
死んだわよ。
砂風呂遊びの子。死んだの」
「おまえらだな」
翔太は理沙子の報告をうけた。
いま初めて聞く惨い事実だった。
あのとき校庭で一瞬みたのはこいつらにちがいない。
日本のVはあれほど残虐なことはしない。
惨いことをするようには生徒を操らない。
あのオゾマしい遊戯は、まさに殺人事件となった。
さぞやおいしい精気をすいこんだのだろう。
血も吸われていたかもしれない。
「操の、わたしの学校の仲間の血を吸ったのも、あなたたちね」
怒りが翔太を正常にもどした。
姉は消えていた。
「いますこしで……憑くことができたのに」
「翔太。下が心配だ。店への階下への下り口はないか」
one bite,please. ひと噛みして!! おねがい。
↓
ああ、快感。
「みるな‼ 翔太とりこまれるぞ」
「わたしはなにも感じないけど」
理佐子がけろっとしてFVとにらみあっている。
「それは、あんたがF、フェメールだからよ。女だからなのよ」
赤い唇。
そして両の目が赤光をはなっている。
おかしいと感じたのはこの目の光だったのだ。
ますます輝いてくる。
「みるな。みるな」
「じゃあ、これならどうかな……」
FVの声のトーンがかわった。
「わたしをよんでくれたわね。翔太」
「姉さんか? 姉さんなのか?? そうなのか??? 信じられない」
薄っすらと目を開けて見た。
翔太の前に姉の翔子が立っていた。
「わたしを攻撃できるの。翔太?」
「だまされるな」
「とりこまれないで。
翔太――高山小学校の生徒。
死んだわよ。
砂風呂遊びの子。死んだの」
「おまえらだな」
翔太は理沙子の報告をうけた。
いま初めて聞く惨い事実だった。
あのとき校庭で一瞬みたのはこいつらにちがいない。
日本のVはあれほど残虐なことはしない。
惨いことをするようには生徒を操らない。
あのオゾマしい遊戯は、まさに殺人事件となった。
さぞやおいしい精気をすいこんだのだろう。
血も吸われていたかもしれない。
「操の、わたしの学校の仲間の血を吸ったのも、あなたたちね」
怒りが翔太を正常にもどした。
姉は消えていた。
「いますこしで……憑くことができたのに」
「翔太。下が心配だ。店への階下への下り口はないか」
one bite,please. ひと噛みして!! おねがい。
↓
ああ、快感。