田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

悩む

2012-05-18 09:55:11 | ブログ
ブログです。

5月18日 金曜日
●昨夜は10時15分に塾生(高校生英語)を送り出したすぐあとで、雹がふった。
トタン屋根なのですごい音がした。
カミサンはベランダのバラの鉢をとりこむためにあわてて階段をかけあがっていく。
わたしも知らん顔をきめているわけにはいかない。
そそっかしいカミサンのことだからと……。
想定していたことだが、鉢を少し離れた屋根のうえにひっくりかえして困り果てていた。
バールでひっかけて、ひきよせる。
教室に避難させたバラの鉢の数々。
よくも、こんなに増やしたものだ。
と感心する。
カミサンの小柄な体躯からほどばしるバラへの熱い想いにはたじたじする。

●家の西の部分を切り離す。
庭にする。
そこへバラを地植えにしたい。
カミサンのこの希望をかなえてやりたいのだが。
ビンボウ塾の経営者にとっては荷が勝ちすぎる。
経費をひねり出す才覚がない。
いつになっても、お金の問題で苦労が絶えない。
じぶんの勉強をつづけるために塾をやっているのだから仕方ないのかもしれない。
お金を儲けようという執念のひとには、とても太刀打ちできない。
つくづく世渡り下手だなぁと、じぶんに愛想がつきることもある。
でも、この年まで好きな文学の道をあゆんでこられたのだから、不満はいえない。

●教室で塾の授業をしていると夕飯の調理の匂いが漂ってくる。
「先生、今夜は魚の煮物だね」
などと生徒にいわれる。
こうした家庭的な塾はしだいに廃れていくのだろう。

●昭和にタイムスリップしたような雰囲気の塾は、わたしが自画自賛しているだけだ。
その存在価値はあまり高く評価されない。
いい成績をとる。
そしてこころの問題も考え、おもいやりのある、協調性のある……。
などと毎晩話しているのだが、なかなか理解されない。

●これではいつになっても……。
カミサンは雨が降るたびに……。
二階に駆け上がらなければならないだろう。
なんとか生きていければ、それでいいではないか。
わたしはそう思っているのだが。
カミサンの評価はどうなのだろう。

●今朝も、早くからバラを剪定するハサミの音が二階でしている。

●追記。
今頃は、バラは剪定しないのよ。とカミサンに叱られた。剪定ハサミの音が二階でしていた。と書くべきなのだろう。害虫にやられて弱っていた枝を切っていたのだだった。リアルな文章ではなかった。ゴメンなさい。
 

 今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
 お帰りに下のバナーを押してくださると…活力になります。
 皆さんの応援でがんばっています。

にほんブログ村 小説ブログ ホラー・怪奇小説へにほんブログ村