1月26日 Tue.
●「リリ。リリでしょう。わたしの園芸用の皮手袋どこへくわえていったの」
それからが大変だった。
皮手袋でないと、バラのトゲが刺さって痛いとカミさんがこぼすので、まず植え替えの現場となっている二階の教室を隈なく探した。
本棚の後ろ。
ゴミ箱の中。
机の影。
黒板の上。
いくら探しても見つからない。
●探す範囲を広げて、一階の部屋部屋。
どこにもない。
わたしは原稿に集中しなければならないので、お役御免を願いでて、隣の書斎にもどる。
それからもカミさんは探しつづけていた。
●「どこへやったの、リリ。教えて、イタズラばかりしているのね」
●夕暮れ時、まだカミさんは、植え替えをしている。
トゲで痛い。痛い。と……泣き声だ。
●カミさんがふいに書斎に飛びこんできた。
「あった。あった」
手袋はカミさんの前カケの――ポケットに入っていた。
●「リリにあらぬ疑いを掛けた。あやまりなさい」
「リリ、ごめんね。ごめんね」
カミさんは、リリを抱き上げほほずりをした。
今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
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