田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

縁側で雪見酒。しみじみと物思いにふける。 麻屋与志夫

2016-01-30 17:14:59 | ブログ
1月30日 Sat.

●縁側から雪の庭を眺めた。
ちょびりチョビリと黄金色のウイスキーをなめながら……物思いにふけった。
ここは、いままでは使っていなかった。
雨戸がないので縁側の外側の敷居は朽ちてしまっていた。
白アリにやられたところを雨風の風化にまかせてあったので、いまにもガクッと床が落ちこみそうだった。引き戸も木製なので桟がすっかりゆがんでいた。

●暮れも押し迫ってから、節ちゃんに改造してもらった。
サッシにしてもらった。
庭がよく見える。
雪が解け、ときおりドサッと屋根から落ちてくる。
木の枝にかかって、さらに大地に落ち、小さな山になった。

●この縁側は戦後増築したものだ。
父がよろこんで酒をのんでいたのを思い出した。
70年もたってからわたしが同じようなことをしている。

●母がよくこの縁側で日向ぼっこをしながらつくろいものをしていた。
「あさが来た」のうめさんに似ていた。
ドラマを見ていてなにかほのぼのと懐かしいと思っていたら、若い時の母に、うめさん役の友近さんが似ているのだった。

●春がきたら、この縁側で父や母を思い出しながら木村家の家系のことを書き残すために自伝でも書こうかと思った。


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雪の朝、ミイマと静かにジャズでも聴こう。 麻屋与志夫

2016-01-30 07:41:46 | ブログ
1月30日 Sat.

●雪の朝。
車が疎らなので静かだ。
雪の朝といえば、15年ほど前、晃望台にあるコジマ電気まで卓上電蓄(?)を買いにでかけたことがあった。
あの日も雪がドップリトつもっていた。
まだ誰も歩いていない、雪原となっている河川敷を電蓄をかかえてよこぎった。
いまブログをかくのを止めて電蓄の重さを確かめてきた。
とてもじゃないが持ち上げることはできるが、運ぶのはムリだ。

●「雪よ。だれも歩いていない雪の河川敷。ステキだわ」
ミイマが興奮していた。
なかば氷りかけているので、川音も静かで、流れもゆったりとしていた。
雪原と川と土手の樹氷のなかで、ふたりでコウフンシテ話していた。
「かえったら、一番先に、なに聴くの?」
「ジャズならなんでもいい」
「選曲はわたしにまかせて」
ミイマもかなり高揚していた。
あれからどれほどの時間を、jazzを聴くことに費やしたろうか。
ジャズのLPやCDも何枚あるか、いまではもうわからない。

●そろそろミイマが起きだす頃だ。
ふたりでジャズを聴きたい。
かのじょの選曲は……?



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