田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

オナラマンと同室になった白内障のおもいで。  麻屋与志夫

2016-12-23 10:47:05 | ブログ
12月23日 Fri.

●「メガネがない。メガネがみつからない」
朝からカミサンがさわいでいる。今日は祝日。塾の授業はお休み。かねて番組表に赤まるをつけておいた「白鯨との闘い」をみるつもりなのだろう。

●「メガネがない。メガネがない」
部屋から部屋へと探しあるいていたが、離れのほうで笑い声がする。
「メガネかけていた」
カミサンは無邪気に笑っている。わたしは、心配になった。
これは……たぶん白内障だ。数年前、わたしがメガネをかけているのに、視野がぼやけたことがあった。あのときの、わたしの症状に似ている。

●手術後、わたしは大事を取って病院に一日入院をした。二人部屋だった。不運にもオナラマンと同室になってしまった。ブウブウとオナラをする。まさにミゴトナ連続技。とどまることのないオナラが、チェーンスモーカ―かが吐きだす煙のようにお尻からたてつづけに吐きだされた。

●タバコの煙はきらいではない。お尻から吐きだされる悪臭には辟易した。

●「部屋をかえてもらえばよかったのに」
カミサンにオナラマンのことをこぼしたところ、叱られた。
わたしの衣類にまで異臭がしみこんでいた。

●いつも元気なカミサンだったが、どうやら白内障のようだ。


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