田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

断捨離の最終目的物体は――。カミサンのクーデター。 麻屋与志夫

2016-12-29 09:46:29 | ブログ
12月29日 Thu.日差し弱
断捨離なんて絶対反対じゃ。

●ホリゴタツの脇に並べてあった座卓を離れの部屋にもっていった。
整理整頓するのはきもちがいい。
とカミサンがいっています。
部屋がきれいになった。
そして座卓があったところに、布団を敷いて寝ている。
二階の書斎とちがいあたたかい。
それはありがたい、カミサンの配慮に感謝している。

●ところが、資料となる本まで片付けてしまった。
手をのばして、取れる範囲内に参考資料が見当たらず書斎の本棚まで探しに行く。
教室のうしろに積み上げてあるのかも――。
「笠嶋はいづこさ月のぬかり道 (かさじまは いずこさつきの ぬかりみち).奥の細道の芭蕉の心境だ。
探しあぐねたからといって、諦めてしまったら、その先に小説がすすまない。
アノ本、どこだ、どこだと探すのだが。
蔵書、ウン万冊の、本の山に埋没してあちこち掘り起こしたくらいではみつからない。
ついに、あらあら今日も暮れていく――。

●もっとも、あれこんな本があったのか。
これは未読だ。
などと思いながら取り上げた本。
読んだ日と短評が書きこんであったりします。
歳ですね。
忘れていた罰として、これからこの本を一日で読破するぞ。
なんてことになるので、ますます執筆からはとおざかることになります。
自分のスランプを諸々のことにかこつける、なんて卑怯ですよね。

●いっぽうカミサンの方は「歳末の大掃除」でオオワラハです。
「ねえ、孫太郎さんや、神棚のふるくなったお札どうする。これはゴミとしてだせないわよね。来春の春渡祭(オタリヤ)までまちましょうか」などとツブヤイテいる。

●整理整頓。
断捨離、断固実行派のカミサン。

●一番捨てたいのは、のらりくらりとコタツでいつになっても日のめを見ない小説を書くぐらいしかノウのない吾輩ではないだろうか。
日蔭者はつらいよ。

●でも、でも、つらつら考えてみるに――考えなくても、ワカッチャイマシタ。

●これほど断捨離が年末になると語られるのは、奥様方の「亭主」にたいする反抗、クーデターではないのですか。いちばん捨てたいのは――。言わぬが花。


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