12月5日 土曜日
●昼は小説を書いている。書いているのだが、まだまだ思うように書けない。なんともサスペンスの盛り上げかたがヘタッピーだ。何かこういう技法は天性のものらしい。うまいひとは最初からうまい。ニクイネ。
●典型的な活字人間だから、すべてのことは文字で考える。
●夜は学習塾の教師に早変わり。英語と国語を教えている。だから身をもって活字メデイアに閑古鳥が鳴いているのを毎晩聞くことになる。
●俳句の授業がある。句集というものを見たことがないだろうと、若い友人―早世―してしまつたが、耕ちゃんの遺稿の句集を見せる。わざわざ机の上に置く。密接を気にしながら近寄って「これがその句集なんだよ」「…………」何の反応もない。本の表紙を見ることもしない。全く無視。完全な無視。あああ。ああああああ。生徒たちに気づかれないように吐息をもらす。
●面白くないものには、手も出さない。
●田舎町では、文学青年は死語。絶滅危惧種。どころではない、とうの昔に、死に絶えてしまっていた。
●ところがここで困ったことが起きている。文章が全く書けない。小学校の六年間に作文を書かされたことがないというのだ。そのまま鵜のみに出来ない。活字離れの結果、長期記憶力が凄まじい低下をみせている。
●映像のみの記憶とはどういうものなのだろうか。GGにはわからない。過去の記憶は映像と言葉で思いだしているが、新しい世代のひとは映像記憶だけなのだろうか。
●過去ではなく「将来なにをしたいの。どんな職業が好きなの」と聞いても、返事はもどってこない。
●カビの生えた活字人間であるGGは、絶望しながら小説を書いている。
●わたしの作品は角川BOOK WALKER 惑惑星文庫で読んでいただけます。
麻屋与志夫の小説は下記のカクヨムのサイトで読むことができます。どうぞご訪問ください。
カクヨムサイトはこちら
今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
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皆さんの応援でがんばっています。

こちらから 「アサヤ塾の窓から」へ
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●典型的な活字人間だから、すべてのことは文字で考える。
●夜は学習塾の教師に早変わり。英語と国語を教えている。だから身をもって活字メデイアに閑古鳥が鳴いているのを毎晩聞くことになる。
●俳句の授業がある。句集というものを見たことがないだろうと、若い友人―早世―してしまつたが、耕ちゃんの遺稿の句集を見せる。わざわざ机の上に置く。密接を気にしながら近寄って「これがその句集なんだよ」「…………」何の反応もない。本の表紙を見ることもしない。全く無視。完全な無視。あああ。ああああああ。生徒たちに気づかれないように吐息をもらす。
●面白くないものには、手も出さない。
●田舎町では、文学青年は死語。絶滅危惧種。どころではない、とうの昔に、死に絶えてしまっていた。
●ところがここで困ったことが起きている。文章が全く書けない。小学校の六年間に作文を書かされたことがないというのだ。そのまま鵜のみに出来ない。活字離れの結果、長期記憶力が凄まじい低下をみせている。
●映像のみの記憶とはどういうものなのだろうか。GGにはわからない。過去の記憶は映像と言葉で思いだしているが、新しい世代のひとは映像記憶だけなのだろうか。
●過去ではなく「将来なにをしたいの。どんな職業が好きなの」と聞いても、返事はもどってこない。
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