田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

ルナと妻とGG との冬が来る  麻屋与志夫

2022-10-07 02:02:27 | ブログ
10月7日 金曜日
●室温18℃。うすら寒い。
面白いもので、この温度になると、猫も寒さがわかる。
アメショウのルナが妻のベッドの裾のほうに寝るようになる。

●ルナは8か月も、ペット売り場のケイジにおしこめられていた。
売り場の店員の愛情が足りなかったのだと思う。
わたしたちが、ダッコしようと近づくと逃げる。
いくら抱かれるのがきらいなアメショウでも、これはかわいそうだ。
叩かれたことでもあったのではないかとかんぐりたくなる。
ともかく敏感なねこだ。

●だから、人間の愛情には敏感に反応する。
妻が授業があって教室にはいると、後を追いかける。
授業が終わるまで後ろの方の席でじっとまっている。
妻はルナにめろめろだ。
「これで、寝床にもぐってくれればね……」

●深夜おきた。
小説を書きつづけることにして、「アラタッタ」と気合をかけて一気に起きる。
番茶を飲んで掘りごたつにはいる。

●妻が咳止めの「トローチ」を舐める季節になった。
深夜、暗闇で、妻のトローチをシャブルかすかな音が寒々と聞こえてくる。
これは俳句の世界だ。
と……何年も冬になると思うのだが、いまだに俳句としてまとまらない。
芭蕉の「この道や行く人なしに秋の暮れ」のような寂寥感を醸し出せるような句はわたしにはまだ無理だ。
これから一人寂しく小説を書きだします。
何時間くらい頑張れるかな。



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