田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

ネコ族の繁栄繁殖は白ちゃんにかかっている。 麻屋与志夫

2017-11-23 12:54:56 | ブログ
11月23日Thu.

●夜来の雨がまだふりやまない。わたしはデッキに面した廊下まで痛む足をひきずりながら、たどりつき、棚をガラス越しに期待してのぞきみる。

●剪定ハサミ、小型のスコップ、プラスチックのテブクロ。妻の園芸道具の置いてある棚だ。外猫雄の「白」がいた。

●冷たい雨のふる勤労感謝の日の遅い朝10時。ショボンと重箱座りの白の下には発泡スチロールの保冷箱の蓋が敷いてあった。妻のこころづくしだ。板のうえでは寒いだろうと置いたのだろう。昨日は初氷。いよいよ寒さが厳しくなる。

●雨さえふっていなかったら、ドタッとデッキにとびおり、なきながら廊下の餌皿までくるのだが、かわいそうに雨にぬれるのがいやなのだろう、身動きしない。仕方ないので、浴室の窓を開け、白をだきかかえて餌皿のところまで連れていこうとした。

●思わぬところからわたしが顔をだしたので、白は棚の隅まで後退った。白のいた場所には野良ネコちゃんの、あの野趣にとんだ臭いが残っていた。

●わが町では、街猫がほとんどみられなくなった。野生の猫を滅ぼすことに血道をあげているひとがおおい。たしかに猫の害は存在する。でも、街猫を絶滅させることが、清潔な街づくりには不可欠なのだろうか。わからない。

●わたしは街猫も自然の一部かんがえている。強制的に駆除するのは、どうかなと思っている。

● 岩合光昭さんの「世界ネコ歩き」をみていると、街猫がじつにのびのびと街にとけこみ、あるきまわっている。自由気ままにあるきまわれるということは、猫をイジメルひとがいないのだろう。

●このままでは、白ちゃんおまえさんの責任はじゅうだいだよ。

●きょうは、勤労感謝の日。ゆっくりと昼寝でもしなさい。餌はすぐそこにある。やがてシーズンが来たら、ネコ族の繁栄はおまえさんにかかっている。

●繁殖繁栄乞うご期待。


二年前にはリリとの別れがありました。そのときの悲しみをカミサンとまとめた作品があります。ぜひ読んでください。角川の「カクヨム」に載っています。下記の題名で検索してください。すぐ読めます。


「愛猫リリに捧げる哀歌」

猫愛/
猫のスリスリ/
むくむくの毛並み/
猫とのサッカ―/
リリの病/
闘病/
看病/
ペットロス/

猫を愛するみなさんへ。ペットロスに悲しむあなたへ。
麻屋与志夫  木村美智子


この作品は、先住猫ブラッキーとリリ、わたしたち夫婦の楽しい思い出。リリは一年と八カ月で他界。その間の様子を記録したブログを編集したものです。わたしたちはペットロスにおちいり、とくに、妻は涙、涙の日々をおくっています。なんとか、この悲しみからぬけだそうと、もがけばもがくほど、悲しみは深まるばかりです。猫、大好きなみなさん。ペットロスで苦しんでいるみなさん。猫との生活の楽しさ、死なれた時の悲しさ。わたしたちと共有してください。
ブログ「猫と亭主とわたし」木村美智子+「田舎暮らし」麻屋与志夫より編集。


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