10月14日 土曜日
淡いピンクの秋海棠の花がすきだ。
朝露が花びらの裏に宿っている。
下向きに咲く花なので花芯には宿れない。
わたしはそれでも、露に嫉妬した。
陽で透きとおった淡い花弁にとまっていられる。
でも、おまえの命は陽が高く上るまでだ。
やがて、おまえは蒸発して天に昇ってしまう。
だが、雨となり雪となりあるいはまた露となってわが庭に降りてくる。
そのときまでこのいじらしい花はこの庭にあるだろうか。
もうこの庭には咲いてしないかもしれない。
いや、この庭もわたしも存在していないかもしれないのだ。
だからこそこの一瞬の出会いたいせつにおもいたいのだ。
「ゴハンデスヨ」朝食の準備ができたと妻がキッチンでよんでいる。
こうして一日がはじまる。
麻屋与志夫の小説は下記のカクヨムのサイトで読むことができます。どうぞご訪問ください。
ブログで未完の作品は、カクヨムサイトで完成しています。
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今日も遊びに来てくれてありがとうございます。
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皆さんの応援でがんばっています。
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でも、おまえの命は陽が高く上るまでだ。
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もうこの庭には咲いてしないかもしれない。
いや、この庭もわたしも存在していないかもしれないのだ。
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