田舎住まい

吸血鬼テーマーの怪奇伝記小説を書いています。

奈良遷都/夕日の中の理沙子(2) 麻屋与志夫

2009-02-13 23:33:39 | Weblog
3

サッキの矢はVの右肩につきたった。

Vはふりかえった。

両眼が爛れたように赤くひかっている。

「きさまだな。

ハンター翔太」

「おや、おれも少しはしられてきたらしいな」

「ぬかせ。

ジャマばかりして。

たのしんでいるのか」

「おまえたちこそ。

なぜひとをおそう」

「しらないのか。

来年は奈良遷都1300年だからな」

「おれたちが歴史にあらわれたころに。

この世をもどしちたいのだ」

めずらしくおしゃべりなVだ。

「そんな時代錯誤の見解をのべていいのかよ」
 




one bite,please. ひと噛みして!! おねがい。
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ああ、快感。

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