新栄堂の占い日記

私はプロの占い師ですが、鑑定をしながら日頃感じる事…を書いております。

過去と他人は変えられない。

2019年05月17日 | 四柱・その他
過去と他人は変えられない…よく聞く言葉ですが、正にその通りだと思います。
過去は既に過ぎ去ったものですから変えることはできません。
また、他人の心を変えるのもなかなか難しいものです。
他人どころか、自分の心をコントロールするのも大変かも知れません…。

日頃、鑑定をしていると夫婦問題で悩んでいる人が多いものです。
実際に、好きで結婚した恋愛結婚の離婚率が40%とのことです。
それでは、残りの60%の方は満足されているかといえば、そうでもありません。
生活や子供の為に我慢している方も多いと思います。
夫婦が心から一つになるという事は中々難しいものですね…。

陰陽思想では…
宇宙は陰陽というペアシステムで出来ています。
ミクロの世界からマクロの世界まで構造は同じで法則も同じです。
小さすぎて目に見えない極小の世界、例えば原子の世界は陽子(+)のまわりを電子(-)が廻っています。
大きすぎて目に見えない極大の世界、例えば太陽系も太陽(+)のまわりを、水金地火木土天海冥という九つの惑星が廻っています。
もちろん、地球上の物質も…
鉱物:陽イオンと陰イオン。
植物:オシベとメシベ。
動物:雄と雌。
人間:男と女。
皆、陽陰というペアシステムで出来ています。
ペアシステムで出来ているということは、宇宙の本質は愛のエネルギーで出来ているとも言えます。
故に猫も犬も人間も愛を欲しますし、愛が生きる源泉だと言えます。
そして、男は女の為に、女は男の為に存在するわけですね…
故に結婚した男女は、夫は妻の為に、妻は夫の為に存在しているわけです。

また、人の身体には細胞が60兆個もあると言われています。
そして、その細胞は、その人を活かそうとスクラムを組んで働いています。
その様に考えると、人間は生かされている存在だと思います。
また、人の大腸には60兆個の微生物が住んでいると言われています。
そして、その微生物は、人が食べた植物のカスを食べて、その人にとって必要な酵素を生成しています。
人は、微生物が作った酵素を利用して快適な生活をしています。
まさに、生かされている存在であり、自分の身体の中に数えられない細胞や微生物が居るということは、人体は小宇宙であると言われているのも納得できることです。

人の細胞はその主人(自分)の為に存在していますが、愛の器官(生殖器)は相手の為に存在しています。
夫のものは、妻の為に、そして、妻のものは夫の為にですね…これを間違うと大変です。
愛の本質は、自分を中心としてではなく、相手の為にです…。ここがポイントですが、なかなか難しいのが現実です。

人は、自分を中心として物事を考えるので、互いに相手に要求が生じる訳ですね…。
そして、その欲求が満たされないと不満が生じます。

人には、生まれながらに様々なタイプがあります。
推命的に例えていうならば…
比肩が強く、官星が主体で官星と印星が強く食傷や財星が無い女性の場合は、家庭よりも仕事に意識を持ちます。
家の中で家事をしながら子供や夫の帰りを待つ女性ではありません。
この様な女性に対して、「女は、家の中で夫の帰りを待てば良い!」風の事を要求すると、妻はストレスが溜まります。
また、家庭に居るのが好きな妻に、夫の代わりに社会に出て仕事をせよ!と言っても、妻は嬉しくはありません。
この様に、男でも女でも、生まれつき様々なタイプがあります。

相手のタイプ(命式)を知って、それを活かす様にすると、相手は喜びますし、相手の良さが出てきます。
相手の本質(命式=魂)を知り、それを活かしてあげることが愛ともいえます。
逆に、相手の無いところを見つけて、何故、お前はそれが出来ないのか!と、言っても、相手は苦しくなるばかりです。
相手に変われ、変われと求めれば求める程、相手は苦しくなり、最後は夫婦関係が変わる(離婚が待っている)だけです。

当方へは、よくご婦人の方がお見えになりますが、夫のこの性格は変わらないのでしょうか?と、質問される方がおられます。
そのご婦人は、夫が持っている良い部分にフォーカスせずに、夫が持っていない部分を見つけて、ないものねだりをしている場合もあります。
そこに気付けば良いのです…。気付いて自分の捉え方が変わると夫も変わって来ると思います。

妻が本当に妻らしくなり、妻の立場を全うすると夫も夫らしくなってきます。
また、夫婦が本当に夫婦らしくなり、親としての立場を全うすると、子供も立ってきます。
夫婦は一対の鏡とも言いますが、子供も親の鏡かも知れません…
現代は、情報過多の時代です。外的なものよりも、目に見えない本質(魂)を中心に生きることが大切かも知れません。

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