オレンジな日々

広島在住のシンガーソングライター&ピアニスト
三輪真理(マリ)のブログです。
音楽大好きな日常を綴っています。

CDを作るということ

2015-04-02 | 

思うところあってHPをリニューアル中です。ブログもちょっとずつ整理しています。
このブログはもともと初めての自分のバンドのホームページ(HP)を作った時に、HPの更新を頻繁にする目的で作った日記のコーナーをブログに切り替えたもで、基本的にはそれほど意味のないただの日記みたいなものなんですよね。てか、むしろ日記そのもの(笑)。


この15年くらいのバンド活動のさまざまな出来事を時系列で綴ってきたので、意味はないといっても自伝が書けるくらいのボリュームはあります。でも私以外に15年分の私の日記を読みたい人がいるとも思えないので、少しは読む人のことも考えてそろそろちゃんと整理しようと思ってるところです。


いつも思いつくままに書いている私の日記を読んで下さってる皆さんには、ほんとうにありがとうございます。毎日の閲覧数を見ると、ほんとに多くの方が私のブログを読んで下さってるんだなとあらためて感謝です。それほど華々しくない私の音楽活動ですが、私の存在をブログで見つけて下さったりtwitterやFacebookで知りあった方とライブでお会いしたりする時、ネット環境があってほんとに良かったなあと思います。


たまたま昔、ミュージシャンのポータルサイトで私のバンドのことを知ってCDを注文された東京在住の女性が、CDを聴いた感想をお手紙でくださって、そのあと東京でのライブにも来てくださって、結婚してカナダに行くのに私のCDもスーツケースに入れました、ってお便りをもらった時はウルウルしてしまいました。


私が多くのミュージシャンの作品を愛してやまないように、私の拙い作品も誰かに愛してもらえてるんだって思うとミュージシャン冥利に尽きると言うかなんと言うか、それはそれでこみ上げてくるものがあります。


その人の話し相手になったり、側にいて一緒に笑ったり飲んだりご飯を食べたりはできないけど、私の作った音楽が確実にその人の側にいてあげられている。ご主人以外に知る人のいないカナダで私のCDを聴きたいと思ってくれたことになんか胸が熱くなったのを覚えています。


それももう何年も前の話。3年くらいしたら日本に帰ってきますって書かれてたから、彼女もきっと素敵なお母さんになって子育てでもされてるかもしれないですね。


CDを作るということについて。
「何故作るのか」っていうと、もちろん自分の音楽をできるだけ多くの人に届けたい、っていうのはあるけれど、こんなふうにたった1人でも私の音楽に共感してもらえる誰かにそれを届けたい、っていうのがホントの気もします。
求めてた音楽に出会えて良かったって思ってもらえる、その1人のために、これからも作品作りを頑張ろうと思います。


paris match(パリスマッチ)っていう大好きなバンド。
その10年間の活動を綴った番組が動画でYou Tubeに紹介されていました。なるほどーと思えるところがたくさんあったのでご紹介しますね。




10周年記念にリリースされたCDはこちら。とっても素晴らしい作品。
オススメです。

edition 10
杉山洋介
ビクターエンタテインメント






音楽への愛情

2012-10-14 | 

先日BSプレミアムで放送された竹野内豊の『裸にしたい男』の録画を観ました。

「俳優・竹野内豊。40代に突入し、大人の魅力が増し、女性から絶大な人気を誇る。
昨年は主演映画で演技賞を受賞し、俳優としての存在感も大きく示した。
そんな竹野内が単身ニューヨークに渡り、「これからの俳優人生」をテーマに、ハリウッド俳優が取り組む厳しい演技レッスンに挑む。
クールで寡黙なイメージの竹野内が素顔をさらけ出しながら、俳優の原点に立ち返って、“演技”や“俳優という職業”に情熱的に向き合う姿は新鮮!」(番組紹介ページより転載)

竹野内さん好きなんです。永井くんと同じくらい。
役者としてのキャリア20年の竹野内さんが、ニューヨークで初めて演技指導を受けるという企画の番組。
ロベルタ・ウォラックという演技指導の女性に指導をされる竹野内さん。

役のニードを感じてその音を出すワーク。
動物の動きを真似ていくワーク。
無意識に押さえ込む癖のついた怒りを思い出すワーク。

「あごの力を抜いて!」
「おでこの力を抜いて!」
「歩き回らないで。それはジェイクの癖じゃなくてあなた(竹野内自身)の癖よ!」
「髪をさわらないで。それもあなたの癖!」

自分の抑制を外して、役と一体化していくワーク。
2週間のレッスンで竹野内さん自身がどんどん変化していくのがわかりました。

竹野内さんへのロベルタのアドバイスが、そのまま今の自分へのアドバイスのようにも感じました。
身体の中のパッションを感じること。それを素直に表現すること。
私自身が知らないうちに抑制してるものに気付かされることもありました。

レッスンの途中で、ロベルタが、お父さんでアカデミー賞名誉賞を授賞したイーライ・ウォラック氏を竹野内さんに紹介していましたが、そのウォラック氏の話が印象的でした。
その言葉とは「一番大事なことは、仕事や芝居への愛情が心から湧き出ることなんだよ」という一言。

仕事や芝居への愛情が心から湧き出る・・

人生を豊かに生きるためには、やっている仕事への愛情がやっぱり大切。
その愛情が心から湧き出ている人が、結果的に人を感動させたり人を動かすことができるんだろうと思います。

私にとっての音楽。
それは楽しくて喜びで、そしてある時は苦しみで痛み。
でも音楽を愛しているからどんな苦しいことも悔しいことも乗り越えられる。
音楽をずっと続けてきて本当に良かったと思います。

物心ついたときから音楽はそばにあって、たくさんの音楽とたくさんの先生と、たくさんのミュージシャンに出会ってきた。
仲間ができて、バンドができて、多くの出会いも別れもあった。
悔しいことも悲しいこともあったけど、それでも音楽を止めるほどのことはなかった。
続けてきたおかげで、また多くの人と出会え、誰かの心と触れ合えている。

音楽は私が死ぬまで続けたいライフワーク。
何の制約も無く好きな音楽を自由に続けられる今の環境に心から感謝しています。
この感謝と感動をこれからもできるだけ多くの人に届けたい。
そのためにがんばります!!


初盆

2012-08-18 | 

実家帰ってます。
のどかでしょーー。この景色。
我が家の前の田んぼ(もちろん我が家のではない)はイネがまだ小さい。
イネが早く育つから田植えも遅いんですよね。

父が亡くなって初盆ですが、我が家はキリスト教なので初盆の法要もないんです。
でも実家帰って母や妹なんかと父の思い出話をすることも供養かなと。

病に倒れる前も家で静かに横になってることが多かった父なので、こうやって実家でパソコンなんて打ってると、ふと隣の部屋に父が寝ていて、のこっと起き上がってくるような気がします。

「変わる」「失う」「別れる」「捨てる」・・・。
こういうことにめっぽう心が弱い私は、なんだかそういうことには人様以上にしんみりしてしまう。
でも、それが世の常なんだから、それを楽しんだり、そういう中に幸せを感じ取ったりしていけるようでありたいと今はなんとなく思います。

有名な「平家物語」の一節。

 祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
 沙羅双樹の花の色、盛者必衰のことわりをあらはす。
 おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。
 猛き者もつひには滅びぬ、ひとへに風の前の塵におなじ。

人は移り変わり、世界は移り変わるけれど、目に見えない人の優しい心や自然の美しさは変わらない。
移り変わるものでなく、そういう変わらないものをいつも大切にできる自分でありたいです。



バイタリティ

2011-06-14 | 

「マリさんってバイタリティがありますねーー?」
ってよく言われる。
そもそもバイタリティって何だ?

辞書で引くと、活力、生気、エネルギー、意欲、パワー、たくましさ・・etc.
なるほどね。

まあ、自分でも生きることに意欲的だとは思う。
せっかくこの世に生まれてきたんだから、いろんなことを経験したいし、自分の力も試したい。
そして人間力という点で死ぬまで成長し続けたいし、世の中に貢献もしたい。

人生って一人一人に個別のものだし、誰かと比較してどうこういうものでもない。
だから若くても年でも諦める必要なんてないし、やってみたいことはどんどんやってみればいいと思う。

一昨日と昨日、ニコニコ動画やユーストリームで、「自然エネルギーに関する総理・有識者オープン懇談会」を見たり、第2回 福島原発事故に関する公開質疑を見た。
地震や津波など自然災害に対して、分裂を始めてしまった核に対して、人間ってホントに情けないくらい小さい。
でも無力じゃないんだって思う。
みんな考えている。何かしようと思っている。
頑張って立ち上がろうとしている。
それぞれがそれぞれの立場で復興していかなくてはいけない。

作家村上春樹さんがスペインのカタルーニャ国際賞を授賞されたそのスピーチが話題になっている。



全文はこちら

スピーチの内容はもちろんのこと、これだけのことを短いスピーチの中にこめられる村上さんの姿勢に改めて感動を覚える。
言葉というものをどれだけ大切に扱ってきたか、そして言葉が世界に与える力を信じている人のスピーチだ。

バイタリティって自分を信じる力かもしれない。
自分から沸き起こってくる情熱を信じて動く力。
私は私の立場で、音楽が世界に与える力を信じてやっていこうと思う。


誕生日

2011-05-22 | 

今日は誕生日でした。
皆さま温かいメッセージやプレゼントをありがとうございました。
20歳の頃、今の自分を想像することはできなかったけど、それなりにいい歳の取り方ができてるかなって思えます。毎日楽しい♪(笑)

家族が健康で、いい仲間や友だちに恵まれて、仕事が楽しい。
そして何より大好きな音楽を思う存分できること、これが一番の喜びです。

今日は朝から家族で東広島の「知足庵」で自主上映の『幸せな経済学』という映画を観に行きました。
世界を貧困から救う1つの道として、大企業に頼るグローバリゼーション経済ではなくそれぞれの土地の特色を生かした産業や農業を推進するローカリゼーション経済という考え方が提案されていました。
映画のメッセージは「なるほどねーー」という感じ。
ただ、これらを具体的に実行していくには少し時間がいりそうな感じもしました。
1人1人がじっくり考えて実行に移してくことが大切なようです。

映画は自主上映で広島の寺西さんという方が主宰でした。
会場の「知足庵」はこんな場所。




オーナーの寺井さんご夫婦は自然農で畑と田んぼをしながら、石釜パンを焼いたり、ヨガの教室を開いたりされて自由に暮らしておられます。ここに集まって来た方達は、皆さん何かしら自給自足ができるように自分の生活を整えている人たちばかり。興味深い話がいろいろ聞けて良かったです。
マクロビを取り入れている人がほとんどで、ポトラック型の昼食会もマクロビオティックのお料理がずらりと並び、結構感動的でした。


そんな上映会から帰って、夕方はシンさんのお墓参り。
今日はバンド仲間シンさんの命日です。あれから4年。早いもです。
シンさん、天国の暮らしには慣れたのかな?いっぱい友だちもできたことでしょうね。

そして夜はシーサー食堂で沖縄料理でささやかな誕生会。
またまた沖縄行きたい熱が再燃しそうです。
今年は必ず行くぞ。

そんなこんなで盛りだくさんの誕生日でした。
生まれてきたこと、そしていま生かされていること。
やっぱり感謝ですね。
全ての人へ心からありがとう。


言葉の温度

2011-04-11 | 

Twitterなんかを見ていてもよく思うのは、言葉には温度があるってこと。
先日某学校の講演会で話されたDJの山本シュウさんの話。
心が冷たく冷えきった人の言葉はゾッとするほど冷たい。
反対にいつも温かい言葉の人もいる。

もちろん人間はいつも同じ感情じゃないから、いつだって同じ温度というわけにはいかないけれど絶対温度が高い人と低い人っているかもって思う。
その違いは何か?

平均的に笑ってるか怒ってるかの違いかな?
1人でいるときにニコニコ、ニヤニヤ、ニマニマ、ヘラヘラ、・・してる人はだいたい温度が高い。
反対にプンプン、カリカリ、イライラ、してる人は温度が低い。

笑いは心を温める。怒りは心を凍らせる。

最近笑ってますか?
最近笑ってないな~と思うあなたにオススメ動画です。



少し心は温まってきたかな?

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