ジュリア・ロバーツの主演の話題の映画『食べて、祈って、恋をして』(リンク注:音が出ます)を観てきました。原作は世界で800万部を売り上げたという、エリザベス・ギルバートによる体験的小説。かの有名なシャーリー・マクレーンの自伝、『アウト・オン・ア・リム (角川文庫)』を思わせる心の旅を描いた物語。
ジュリア・ロバーツ演じるリズは20代で結婚して結婚8年。
子供はおらず、好きなことをして暮らしている。
だけど満たされない日々。
そんな結婚に終止符を打ち、イタリア、インド、バリと自分探しのため1年間の旅をする。
この映画の興味深いところは、リズの体験が元になっているので、主人公リズはもちろんのこと登場人物が全員といっていいほど実在すること。リズがローマで出会う本物のルカ・スパゲッティ氏とブラジル人の本物のフェリペ氏は実際よりかなり男前な俳優さんが演じてるそうで・・(笑)、まあそれもいいですよね。
そしてリズ本人を演じたジュリア・ロバーツ。
『プリティ・ウーマン』『ノッティングヒルの恋人』のようなロマンチックコメディもいいけど、彼女の映画で私が好きなのは『ペリカン文書』。今回のリズ役やこういう心理描写の難しいシリアスタッチのキャラが意外と似合ってるような気がします。
次はトムハンクスと共演でコメディだそうですが次回作も楽しみです。
ところでアメリカでは有名すぎるほど有名らしい本物のエリザベス・ギルバート。
現在の彼女は41歳。なるほど美しく聡明な女性です。
彼女の『創造性をはぐくむには』というスピーチ。
今の私にドッカーーーンとくるほどぴったりでした。
キーワードは『ジーニアス(天才)』。
私にはこの映画よりこのスピーチの方が感動しました。
作家、芸術家、ミュージシャン、建築家、そのほかクリエィティブな仕事に関わる全ての人、そしてそれらを目指している人たちにぜひ観てもらいたい。
エリザベス・ギルバート『創造性をはぐくむには』
日本語字幕も出ます(全文の日本語訳付です)。