私は男の人には理想が高い。
好きなのは「骨のある人」。
話が面白い人でも、イケメンでも、頭のいい人でも、優しい人でも、お金持ちでも、モテる人でもない。
中でも自分の好きなことに打ち込んで、夢中になっている人がいちばん好き。
だからイチローが好きなんだな。
そんな私にドキドキとワクワクを与えてくれる本にまた出会いました。
NASAより宇宙に近い町工場 | |
植松 努 | |
ディスカヴァー・トゥエンティワン |
植松さんは北海道の赤平というところで植松電機という会社の専務取締役をやっている。
植松電機はリサイクルのパワーショベルに付けるマグネットを作ってる会社。
そしてなんと自腹で宇宙ロケットも作ってる会社(爆)。
植松さんが宇宙ロケットを作る理由はただ一つ。
「どうせ無理!」をこの世界からなくす、それだけのため。
「誰もが一度は憧れる宇宙ですが、簡単に行くことができないので、あきらめてしまいがちです。多くの人があきらめてしまう夢を「そんなことないよ!」と言って実現できれば、諦めない人がひとりでも増えるのではないかと僕は思っています。「北海道の田舎で宇宙開発をやってるんだから、これくらいのことはできるんじゃないの」と思う人が増えてくれたら、世の中が少しよくなるんじゃないかと思うんです。」(カバー紹介文より)
こうなってみたい、こうなったらいいのに、こんなものがあったらいいのに、思う人は多いけどいろんな理由をつけてみんなあきらめる。
あきらめた人に限って、「そういうのは無理」と未来を担う子供から夢と自信を摘み取っていく。
自信剥奪の連鎖を止めよう。
植松さんの言葉はまっすぐ心に届いてくる。
それが、まっすぐに発してる言葉だから。
「夢とは、大好きなこと、やってみたいことです。
そして仕事とは、社会や人のために役に立つことです。」(本文より)
何歳になっても、夢を叶えよう。
「どうしたら?」を考え続ける人になろう。
植松さんが2009年から始められた「アークプロジェクト」はステキです。
未来を担う子どもたちのための、未来を考える学校だそうです。
それはものづくりと人材育成のテーマパーク。
最初に考えてもらう課題は、住むためのコストを10分の1にし、食うためのコストを半分にし、学ぶためのコストをゼロにすること。
このアイディアが次々に実現したら、日本は、そして世界はどんなに素晴らしい国になるんでしょうね。
「未来というものは、現在できることの先には絶対にありません。未来とは、未知なる進化の先にあるものです。子どもたちにあきらめ方さえ教えなければ、彼らは勝手に未来を切り開きます。どんなことでも、できる理由を考えればできるんです。できない理由を思いついた時は、それをひっくり返してください。それはできる理由になるんです。」(本文より)
植松さんのブログはこちら。
ここには、絶対にあきらめない人だけの真実の言葉があります。