今日は、広島女学院大学人権教育プログラムの特別授業ということで、ほほ笑みと感謝の会の立野泰博牧師、中村純先生と一緒に「パレスチナのオリーブは希望を語る」という題目で講演と演奏をしてきました。
学生の皆さんにパレスチナの子どもたちが置かれている現状と、彼らにとって「ヒロシマは希望の街」であるということ、そしてオリーブのパンフルートの語る言葉が少しでも伝わればいいなと思いました。
パレスチナオリーブのパンフルートの講演と演奏会はこの秋から数えてもう3回目。
いろんな機会をいただいて皆さんにこの活動を知っていただけるのはとってもありがたいこと。
『Peaceful Wind』もおなじみの曲になってきましたね。
立野牧師がパレスチナで出会った女の子の話。
「大きくなったら医者になりたい。世界には病気で苦しんでいる人がたくさんいるから、お医者さんになって世界の苦しんでいる人を助けたい」という彼女の夢は、現状では叶うことはありません。
何故ってパレスチナ人にはパスポートがなく、一生、国外どころか壁の外にさえ出れないからです。
パレスチナ人居住区を囲む、距離にして703キロの壁。
軽く広島から大阪くらいまであります。
牢獄のようなその壁も空までは覆えないと、パレスチナ人居住区にあるキリスト教会牧師のラヘブ牧師は語られます。
壁を越えれば私たちはつながれるし助け合える。
その教会には世界中から多くの支援の手が差し伸べられていますが、でも本当に大切なのはその中で生きる人たちが「希望」を持ち続けられること。
そのためには「芸術」が必要だと、ラヘブ牧師は中東で初めての音楽学校を建設しようとされているのです。
「ほほ笑みと感謝の会」の働きはそこに2台のピアノを贈ること。
「イスラエルとパレスチナに平和」を願う人たちが広島をはじめ日本中にこんなにたくさんいるということを子どもたちに伝え、子どもたちが希望を持ち続けられるように応援することです。
世界のどこに生まれようと命の重さは同じです。
この活動を通じて、自分もパレスチナの子供のために何かしたいと思う人が世界に1人でも増えたらいいと思います。
授業終了後は、広島女学院にパンフルート同好会をぜひ作りましょうという話が飛び出して、自称パンフルート普及協会会長の中村先生もとっても嬉しそうでした。
いつか広島で「Peaceful Wind」の100人のパンフルート演奏でもできたらステキでしょうね。
この中村先生がパンフルートの魅力について語って下さる講演が、へそ曲がり倶楽部の主催で八丁堀で12月15日に開催されます。
いつもセプコンなどの司会でお世話になっている並木ちゃんの紹介です。
会員制ではないらしくどなたでも参加していただけるそうです。
ぜひこの機会にパンフルートの魅力に触れてみて下さいね。
詳しくはこちらまで。