「劇団四季のオペラ座の怪人は凄いらしい。」というキャッチフレーズとSNSの誰かの投稿に後押しされて観てきました。
四季のミュージカルなんて絶対チケット取れないと思ってたんだけどラッキーなことにチケット取れて行ってきました。
いや、本当に凄かったです。
感動が冷めないうちに軽くレポします。
ミュージカルは好きか嫌いかが2つに分かれると言いますが、私は結構好きな方です。トニー賞の受賞作品を細かくチェックしてた時期もあります。
今回は劇団四季の『オペラ座の怪人』。
公式HPはこちら。
ストーリーは以下の通り。
1905年、パリ・オペラ座の舞台上。オペラハウスの所有物がオークションにかけられている。 車椅子の老人はその中の一つ、オルゴールに手を止める――。
さかのぼること半世紀、オペラ座の舞台では、オペラ『ハンニバル』のリハーサル中。
しかし華麗な舞台の外では"オペラ座の怪人"の仕業とされる謎めいた事件が続発していた。策を講じない支配人に腹を立てたプリマドンナのカルロッタは、オペラに出演しないと言い出す。
急遽代役に選ばれたのはコーラスガールのクリスティーヌ・ダーエ。
亡き父の贈り物"音楽の天使"にレッスンを受けたという素晴らしい歌声を披露し、舞台は大成功をおさめる。
そんなクリスティーヌをひときわ熱いまなざしで見つめる青年がいた。
ラウル・シャニュイ子爵は、美しく成長した幼なじみのクリスティーヌの楽屋を訪れる。
その夜、クリスティーヌは楽屋から忽然と姿を消した。
クリスティーヌの前に"音楽の天使"が現れ、オペラ座の地下に広がる神秘的な湖を進み、彼の隠れ家へと連れ去ったのだった。
"音楽の天使"を名乗って夜ごと彼女に歌を教えていたのは、愛するクリスティーヌをプリマドンナに仕立て上げ、自分の音楽を歌わせたいと願う"オペラ座の怪人"だったのだ――(公式HPより)
フランスの怪奇作家ガストン・ルルーの原作をもとに、オペラ座の地下深くに棲む“ファントム”と歌姫クリスティーヌの悲恋を美しく鮮烈に描いた『オペラ座の怪人』は、1986年10月9日、ロンドン・ウェストエンドで初演され、それからわずか四半世紀のうちに「世界で最も多くの人が観たミュージカル」という煌々たる王座につくことになったそうです。
これまで世界35カ国、164都市、14言語以上で上演され、その総観客動員数は1億4000万人以上。
劇団四季版の初演は1988年。日本ミュージカル史上類を見ないスケールの大きな舞台は、あの有名なパイプオルガンの旋律とともに瞬く間に社会的現象となり、これまでの総観客動員数はおよそ665万人。通算上演回数は6700回を越え、『ライオンキング』『キャッツ』に次ぐ国内第3位を誇るミュージカルとなっているそうです。
なるほどーーー。
つまりすご〜〜いロングランのミュージカルなんですよね。
そんな舞台を今まで見たことなかったとはほんとにモグリでした。
さて今回の『オペラ座の怪人』広島公演。
主役のファントムは佐野正幸、クリスティーヌは山本紗衣。
クリスティーヌの恋人ラウルが光田健一で、ソプラノのプリマ、カルロッタが吉田絢香。
メグ・ジリーが黒柳安奈、マダム・ジリーが佐和由梨、他というキャスト。
劇中劇でオペラやバレエのシーンもあるミュージカル。
歌だけでなくいろんな演技や技術が要求される難しい役柄をどの俳優さんも楽々とこなしておられました。
ファントムが作曲したという劇中オペラ『ドン・ファン』とかハッキリ言って、めっちゃ歌むずかしいですよね。
噂では劇団四季の俳優さんはほとんど全員が東京芸大卒の音楽のエリート集団だとか。それも案外頷けます。
今日は2階席からオペラグラスを持参しての鑑賞だったので巨大な舞台装置から俳優さんの表情までアップで楽しみました。巨大なシャンデリアや緞帳、蝋燭の飾られた地下迷宮やパイプオルガン、仮面パーティーでの螺旋階段などのセットは本当に豪華。ここが上野学園ホールだということを一瞬忘れてしまいそうになりました。
音楽業界は不況でCDが年々売れなくなってるそうですが、一方で生ライブは観客動員が増えているという話もあります。劇団四季は発足から60年続いてるそうですが、厳しい稽古を何度も何度も重ねた大舞台はやっぱり見る人に大きな感動を与えるんだなと思うし、ファンやリピーターが増えているのもわかりますね。
そんな劇団四季、これからもずっと続いて欲しいなと思っています。
「オペラ座の怪人」の次の公演は京都だそうです。
12月27日から3月31日まで。
観たことない方はぜひ一度は観た方がいいと思います。
私も機会が合えば是非また観たいです。